【今月の不健全図書レビュー】美少年・美青年総勢13人が“目覚める”BLマンガ『かべアナ』
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
――東京都をはじめ、地方自治体の「青少年・治安対策本部」では、毎月“不健全図書”を挙げ、自主規制団体らと共に審議を行っている。この審議結果は毎回公表されるものの、審査過程での自主規制団体の声が顧みられることはほぼない。エロにせよ何にせよ、どこか尖った作品を大の大人が色々な立場から評価するという、そんな貴重な意見が無視されるなんてもったいない! このコーナーでは、“不健全図書”に指定されたマンガなどを自主規制団体の声と共に紹介していきたい。つまり、クラウド・ファンディング(群衆による資金調達)ならぬ“不健全図書”クラウド・レビュー(群衆による批評)、はじまり、はじまり~!『かべアナ』(マガジン・マガジン)
今年1月、東京都の不健全図書に指定されたのは、藍川いたる氏のBLマンガ『かべアナ』(マガジン・マガジン)。本作を出版するマガジン・マガジンは、14年2月には「性生活報告 177」3月号、同年10月に「コミックアムール No.274」、これまた同年11月に「BOY'S ピアス禁断」で東京都から“不健全図書指定”を受けるという豪気な出版社。これは、『かべアナ』もさぞ過激な作品に違いありません! それでは早速、青少年健全育成審議会の「自主規制団体からの聴き取り結果」と併せて、本作をレビューしていきましょう!