アンガ山根、トシ、東MAX、オリラジ中田…イクメンの肝はやはり「朝」にアリ?
2013年11月に一般女性と結婚し、今年5月に長女が誕生したお笑いコンビ・アンガールズの山根良顕(39)。彼のInstagramがいまネットで注目を集めている。
山根は「子供の成長記録してます 娘が大きくなった時に読んでもらおうと思いながら書くことにしました」として、Instagramに妻と愛娘とのスリーショットを掲載しているのだが、そこには微笑ましい写真とともに「優しい女の子に育ってね!自分もこんなに小さい時があったんだよな~。大きくしてくれて、お父さんお母さんありがとう!」といった娘への思いや、「ミルクあげて、オムツ変えて、うつ伏せの練習して、声出す練習して、ちょっと寝てもらおうと寝かしつけて、これでご飯作って掃除して洗濯して。お母さんってすごいよね」との妻へのリスペクトが綴られている。
バラエティー番組では見せることの少ない山根の家庭的な姿に、ネットからは「すっげぇいいパパですっげぇいい旦那」「なんか優しい気持ちになったし泣きそうになってきた」と絶賛コメントが。山根にとっては日常を綴ったまでかもしれないが、好感度が急上昇している。
イクメンぶりに定評がある男性芸能人は、山根だけではない。
FUJIWARAの藤本敏史(44)は妻である木下優樹菜(27)のInstagramで度々仲睦まじい家族写真が公開され、育児について「僕は子どもが生まれる前から自ら進んで、炊事、洗濯、掃除もやっていましたし、その延長くらいの感覚」と話している。
福田萌(30)の夫であるオリエンタルラジオの中田敦彦(32)も、朝は妻と娘とともに早く起床し、娘の食事を作ったり遊び相手になっているという。また、安めぐみ(33)の夫である東貴博(45)も、中田と同じく朝早くから娘の世話をし、得意な料理の腕もふるう。安のブログには東の手料理が多数掲載されている。今年6月に第三子が誕生したばかりであるタカアンドトシのトシ(39)は、相方のタカ(39)に「飲みに行ったり、ゴルフにも行かなくなったし、基本子育てでほんと家庭人」と評されるなど、すっかりパパ生活に慣れているようだ。もっともタカも一児の父であり、それなりに育児に奮闘している様子だが。
さらに、土田晃之(43)に至っては芸能界で初だという一カ月間の育児休暇を取得した。後に彼はその期間を振り返り、「僕は一カ月という期間が決まっていたのですごく楽しめたけど、専業主婦の人は365日24時間あの生活なんだと思ったら、大変さがわかりましたよ」と語っている。こうして芸人たちや芸人妻たちの発信する情報を見てみると、やはり子供は「朝」が早い。独身時代であれば、用事さえなければゆっくり昼まで寝ていられても、子供が産まれると平日の休日も関係なく、朝起きて三食をとり夜になったら就寝、という生活リズムになる。その子供時間に自分を合わせられるかどうか、ここは育児の基本であり要と言えるポイントだろう。
◎妻ラブなオクメン
芸人以外のゾーンも見てみよう。感動屋さんでおなじみの照英(41)は、イクメン雑誌「FQ JAPAN」(株式会社アクセスインターナショナル)が主催する「Mr.イクメンコンテスト」の審査員を務めたことがある。発言も優等生的なものばかりで、「もともと子供は好きじゃなかったし、泣かれるんなら触らないほうがいいと思っていた」と言いつつ、「でも育児は女の人だけの仕事、という感覚が僕にはなかった」「妻はもともと愛した女性であって、自分のお母さんじゃない。夫は妻の優しさに甘えすぎてはいけない」と締める器用ぶり。ロケの仕事が多く、家を数日にわたってあけることが多いぶん、在宅時は出来る限り子供との時間をとるようにしているという。
理想のイクメン芸能人ランキングの常連で、かつ「奥さんが大好き」なオクメンなのは、つるの剛士(40)と杉浦太陽(34)。つるのは「子育ての基本は夫婦。夫婦が仲良くやってさえいればいい」、杉浦も「育児というか、まず奥さんありき。夫婦の間がピリピリしていると子供にもそれが伝わりますから、奥さんを女性として扱ってあげるというか」と、奥さんありきの子育てをモットーにしている。
8月に放送された『さんまのまんま』(フジテレビ系)で乙葉(34)との夫婦初共演を果たした藤井隆(43)も、妻への愛情をメディアで公言することをはばからないオクメンといえるだろう。娘の誕生を機にテレビでの仕事を縮小し、家庭で過ごす時間を増やしたが、公の場では常に「僕なんて全然、イクメンじゃない。妻の頑張りにはかなわない」と謙遜する藤井。しかし乙葉は「点数がつけられないぐらい一生懸命にやってくれていて、かなりの"イクメン"だと思います。こんなに家族思いの人はいない」「100点満点以上です」と絶賛。夫婦の思いやりがよく表れている。
俳優界のイクメンといえば、谷原章介(43)。6児を育てる子だくさんの彼は、実父と義母と同居する大家族。俳優や生放送司会などの仕事をこなしながらも、休日には得意な料理などの家事を請け負う。のみならず、子供たちの幼稚園グッズを手作りしたこともあるというから恐れ入る。生活を送それでいて社交性があり業界の友人も多く、飲み会にもよく顔を出しているというから一体いつ寝ているのだろうか……。ちょっとスーパーマン過ぎるかもしれない。
また最近では、昨年女優の中山美穂(44)と離婚し、シングルファーザーになった辻仁成(55)も、息子へのお弁当などをSNSにアップし、イクメンぶりに注目が集まっている。まぁ、ひとり親家庭で実質の保護者が彼一人なのだから、家事育児を放棄するわけにいかないのは当然なのだが。週刊誌に連載中の、息子の成長を綴ったエッセイとオリジナルレシピからは、親として辻が息子をどれだけ大事に思い、家族支え合って生きていこうと努力しているかが伝わる。
「自分の父親は、全然遊んでくれなかったし……」「仕事や付き合いの飲み会が忙しくて……」などの理由から、そもそも子育てへの関わり方がわからないと悩むパパたちもいる。そんな中、どのようにして子供や妻と向き合っていくか、情報を発信してくれる芸能界のイクメンたちは大きな役割を果たしていると言って良いかもしれない。
(ルイコスタ松岡)