イーストウッド最新作『ハドソン川の奇跡』、航空機不時着の瞬間をとらえた最新映像公開
【リアルサウンドより】
クリント・イーストウッド監督の最新作『ハドソン川の奇跡』より、最新映像となるTVスポットが公開された。
本作は、2009年に実際に起こった「ハドソン川の奇跡」と呼ばれる航空機事故をもとにしたヒューマンドラマ。パイロット歴40年のベテラン機長であるサリーが、乗員乗客155人の命を救ったことにより“惜しみない称賛”と“疑惑の目”を向けられる模様を描く。
『ハドソン川の奇跡』30秒TVスポット
このたび公開されたTVスポットは、機内で緊急サイレンが鳴り響くシーンから始まり、サリー機長が「メーデー両エンジン停止」と緊急事態を管制塔に告げる模様や、航空機をハドソン川に着水させることを208秒で決断する様、乗員乗客155人が極限状態でパニックに陥る姿などが収められている。
メガホンを取ったイーストウッド監督は、21歳のときに乗っていた飛行機がレイズ岬沖に不時着する経験をしていたため「同じような状況を経験した者としては、パイロットならば、滑走路もない陸地へ向かうよりは、私も着水に賭けたんじゃないかと思う」とコメントした。また、サリー機長を演じるトム・ハンクスは「私はパイロットではないが、ハドソン川への着水が不可能だということは分かる」と話し、「サリーは自分が英雄だなんて決して言わないでしょう。彼が行ったことは英雄的行為だが、彼はその代償を払うことになるんだ」と語った。