キスマイ千賀、ピスタチオ小澤も! 急増中の“女子力男子”の実態とは?
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
キスマイ千賀もピスタチオ小澤も“女子力男子”ぶりが話題に(左/吉本興業株式会社公式HP 芸人プロフィールより)
4月某日、とある企業の新人歓迎会。40代後半の課長は厳選した有望な新人たちを前に満足げな笑みを浮かべていた。
「よし、まずはみんなで乾杯しよう。すみません、生ビール15杯下さい!」
すると新人のひとりがこう切り出す。
「あの、ぼくビール飲めないので、カシスオレンジください」
他の新人もこれに続く。
「ぼくも、カルアミルクがいいです」
「ぼくは、ピンクレモネードもらってもいいですか」
先に運ばれてきたビールの泡とともに課長の意気も消沈していった。
酒を飲まない、飲んでも苦いビールやハードリカーを嫌う若い世代の登場はここ数年、話題に上ることが多くなった。酒だけではない。華奢な体に張り付くような細身のスーツに、色白の風貌。整えられた眉に、滑らかに磨かれた爪。グルメ話はお得意だが、プロ野球はチーム名すらおぼつかない。彼らに対してオジサン世代の間では「女々しい」「情けない」など、「それでも男か」と言わんばかりの常套句が交わされるが、そんな決まり文句はもはや断末魔の叫びでしかないのかもしれない。