ゴマキ、上戸彩、眞鍋かをり…今年も「炎上」ママタレ大予想
2015年は芸能界出産ラッシュと言っても過言ではない一年で、多くの女性芸能人が出産しママタレの仲間入りを果たした。
ママタレにもタイプが2つある。たとえば俳優、アーティスト、モデルなど何らかのプロとして活動してきていた女性が出産しても自らママ属性を強く押し出す仕事はそうやらない。ママ向け商品のCMやママ向け雑誌の表紙、特に「ニナーズ」(祥伝社)くらいならば、アーティストや女優も出演することがあるが、その程度である。あくまでも「女優」「歌手」をメインに据えた活動を継続していくケースが多い。一方、バラエティタレントや芸人が出産した場合、ママであることがひとつの売り(=本人のキャラ付け)になるため、ブログで子育ての様子を日々綴ることが仕事に加わる。
前者の場合は、本人の希望に関わらず世間がその女性をママタレに担ぎ上げてしまう『世間の注目度が高い系』。自身はあえて子育ての様子を発信しようとしないのに、写真週刊誌に子連れ外出の様子を撮られた山田優(31)はこちらに当てはまるだろうが、やたらバッシングを受ける形となっており気の毒である。
後者は日々インスタやブログで子育ての様子を発信し世間に自分がママタレであることを浸透させようとする『自己発信系』。辻希美に続く炎上ママタレの地位を確立した木下優樹菜(28)や、不思議系グラドルから良妻賢母の代表格に踊り出た小倉優子(32)はこちらであろう。
さて今年、ママタレ界で注目を浴びそうな女性芸能人は誰か? 勝手ながら予測したい。
◎注目度90点超え
・後藤真希(30)
2015年12月7日に第一子となる女児を出産。ブログでも妊娠~子育ての様子を発信しているが、黄金期のモーニング娘。を支えたメンバーだけに、その注目度は元モー娘。メンバーの中でも随一。いまに週刊誌が近所でベビーカーを押すゴマキの写真を掲載しそうな気がする。とはいっても、かつて「週刊新潮」(新潮社)に喫煙&パチンコ写真が載ったこともあるゴマキであるから、もし夜に子連れ居酒屋をフライデーされても山田優ほどに炎上はしないのではないか。気取らない庶民派ママとして、非・港区系ママ(つまり多数派)からの厚い支持を得そうである。
・菅野美穂(38)
2015年8月14日に第一子となる男児を出産。夫は堺雅人(42)とともに人気俳優であるだけに、妊娠前も良妻としての報道が目立ち、出産時に出した堺のコメント「妻の菅野美穂さんもよくがんばりました」「アタマではわかっていたつもりでしたが、出産が、こんなにも痛みをともなうものだということを、今回あらためて妻におそわりました」「よく作品づくりが『産みの苦しみ』にたとえられますが、おなじようなことができるか、僕には全く自信がありません。せめて、すこしでも妻にちかづけるよう、精一杯しごとをがんばりたいとおもっています」も大きく報じられネットでも祝福ムード一色だった。週刊誌では不妊治療の末に授かった子どもであることも報じられた。
この夫婦に関して、ネガティブな情報はこれまでほぼ皆無である。出産時、「女性自身」(主婦と生活社)が菅野の友人などのコメントを交えた記事を出しており、ここでも良妻ぶりや夫婦の仲良しぶりが強調されている。仕事に本格復帰するタイミングでまた「自身」がふたりの仲睦まじい近況を取り上げるのではないかと期待したい。仕事復帰後はおそらく、母親役でのドラマ・映画出演が増えるだろうし、そうしたCMオファーも多くあるだろう。
・上戸彩(30)
2015年8月に第一子となる女児を出産、同年6月から産休に入ったが12月から活動を再開。最も注目度の高いママタレは上戸で決まりだろう。ネットでは「子どもがかわいそう」、「子育てに専念すべき」など批判も多く集まっており、地盤はすでに固まった。菅野同様に、女優業で母親役を演じる機会は増えていくことと思われるが(妊娠中、すでに木村拓哉の妻役で母親を演じきった)、インタビューやトークバラエティなどで「ママトーク」を披露することが即、炎上につながりそうな気配が充満している。特に彼女の場合、結婚する以前には、「山口百恵さんが理想」と、結婚・出産での芸能界引退をにおわす発言をたびたび重ねていたことが“火種”のひとつ。まあ本人は家庭にこもりたいと思っているかもしれないが、所属事務所はそう簡単に稼ぎ頭の上戸彩を引退させるわけにいかないのだ。
◎注目度50~80点
・蛯原友里(36)
2015年11月4日、第一子となる男児を出産。「AneCan」(小学館)、「Domani」(同)で専属モデルを務めていることから、出産後も表紙を飾っている(出産前に撮ったものであろうか?)。今春にも本格復帰する可能性が高いのではないか。働く独身女性向けファッション誌でのモデルとして、私生活を明かさぬ方向性で変わらぬ活動をすることが出来るだろうし、あえてママ色を押し出す必要もなさそうだが、ブログでは意外なことに子育て絡みの記事を頻発している。「GUCCI♪」では神田うの(40)ばりに、お祝いでいただいたプレゼントの写真とお礼をアップしていたりするほか、「母への気持ち♪」では出産のために手伝いに来てくれていた実母とのツーショット写真をアップしつつ感謝を述べている。「成長を記録するために♪」では子どもの写真や動画を撮るためにスマホを新調したことが明かされており、すでにスマホに手を伸ばしている子どもの写真がアップされている。顔出しする予定はないのかもしれないが、これはもう少ししたら子連れ外出やハイハイの後ろ姿などの写真をアップしかねない勢いである。エビちゃん、それは危険だ。今年1回くらいネットで炎上しそうだ。
・はしのえみ(42)
2015年10月16日、第一子となる女児を出産。ブログには出産直後から子どもの写真を堂々と顔出しで公開している。11月24日、1カ月でエルゴお出かけの様子を記事にしているが、辻希美と違って炎上しないのは彼女の持ち前のキャラゆえか。批判より応援が多い印象だ。というか、話題性が高くないのかもしれない。欽ちゃんファミリーの先輩である東MAX&安めぐみ夫妻宅を訪ねたときの様子もさほど話題にもならず。出産後2カ月となる12月16日には、産後初の仕事として『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の収録に行ってきたことを綴っており、産休・育休トータル3カ月で、すでに仕事復帰している様子だ。子育てブログが穏やかに進行していくのはギャル曽根(30)枠というか。よほどの出来事がないかぎりママタレとして炎上はなさそうだ。
・佐藤江梨子(34)
2015年8月、ブラジル人男性との間に第一子となる男児を出産。2月スタートの昼ドラ『嵐の涙~私たちに明日はある~』(フジテレビ系)で復帰することが2015年12月に報じられており、すでに撮影に取りかかっているようだ。アメブロは今年1月、妊娠を発表した時点で更新が止まっており、移転後のブログも出産の報告の記事以降更新がないが、ドラマスタートのタイミングで更新されるだろう。出産前にマタニティライフを綴っていたこともあり、子育ての記事もアップされることを期待したい。おそらく自然体で炎上してしまうタイプだ。
◎どっちに転ぶか?
・眞鍋かをり(35)
2015年10月、第一子となる男児を出産。夫であり男児の父である吉井和哉(49)との婚姻届を提出したのが9月であること、吉井と前妻との間に4人の子どもがいること、またすでに吉井の“初孫”が産まれていることなども報道されており、しがらみが多い。かつてはブログの女王だった眞鍋だが、結婚発表以降は更新がほぼストップ。ママ属性を利用したママタレ化するかどうか、まだ方向性を検討中なのではないか。
2015年12月25日には、司会を務める予定の新春特番『歌う!人生ゲキジョー』(MBS・TBS系)の会見に出席。今年から本格復帰するようだ。会見では子育てについて「大変だ大変だとはうわさには聞いていたけれど、予想以上だなというのが正直な感想」とを語っていた。確かに生後2カ月の時期なんて、ろくに睡眠も取れてないだろう。大変さはよく分かる。が、出産の発表でも、折々の会見での発言でも、夫である吉井についての発言は皆無であり、不仲説まで報じられている。この状況でママ属性を押し出しても物議を醸すだけと本人も認識しているのか。一番気になるのは吉井の胸中だが……。
そういえば、完全に芸能界から消えた、元ビッグダディ妻・美奈子(32)のことを久しぶりに思い出した。2015年5月に4度目の結婚をしたがさして話題にもならず。ブログを久しぶりに覗いてみたら仕事の告知は皆無となり大掃除の様子や自宅でのたこ焼きパーティの様子が綴られていた。生き馬の目を抜くママタレ界で生き残るのは至難の業である。
(ブログウォッチャー京子)