“サブカル女優”二階堂ふみが小説連載を開始! その筆力と文化度を検証
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
二階堂ふみオフィシャルサイトより
現在、若手のなかでひときわ熱い注目を浴びている女優、二階堂ふみ。NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』では、豊臣秀吉から寵愛を受ける茶々(淀君)の“小悪魔ぶり”を表現し、映画でも『私の男』『渇き。』と注目作に立て続けに出演。なかでも『私の男』は10代にして大胆な濡れ場を演じて話題を呼んだが、11月公開予定の『日々ロック』では一転、キラキラのトップアイドル役を演じるという。
このように群を抜いた演技力でいまや引く手あまたの二階堂だが、一方で芸能界を代表する“サブカル女子”としても有名。セックス・ピストルズのジョン・ライドンをこよなく愛していたり、親交のあるOKAMOTO'Sのアルバムにコーラスとして参加するなど音楽にも明るく、さらにTwitterでオススメの本を尋ねられて、「室生犀星の『性に目覚める頃』今のところ1番好きです。」と答えたり、好きな作家に泉鏡花を挙げるなど、いちいち文化系のツボを押さえまくる“筋のよさ”に、サブカル男子&おじさんたちは歓喜。他方、現在通っている慶應義塾大学では「テニスの王子様サークル」に所属しているという腐女子的な一面も“幅の厚さ”を感じさせる。
そんな二階堂が新たに挑戦しているのが、小説の執筆だ。「小説新潮」(新潮社)10月号からスタートさせた連載では、なんと「毎回一冊の本を取り上げ、そこから触発されて生まれた物語」を綴っている。いわば“書評小説”ともいえるものだ。