バレンタインにチョコを贈るのは日本と韓国だけ…商業主義がつくりだす空虚な習俗
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】
バレンタインデーまで1週間を切って、デパ地下やコンビニのチョコレート商戦も過熱してきた。生まれてから一度もチョコを貰ったことのない(お母さんを除く)、筆者のような人間は、そんな光景を冷ややかな目で眺めて、こう毒づくのだ。『バレンタインデーの秘密 愛の宗教文化史』(平凡社新書)
「けっ、企業の戦略に踊らされやがって」
あちこちで聖人バレンタイン伝説にちなんで、2月14日のバレンタインデーは「愛の日」だとアピールされているが、これを鵜呑みにすることはできない。意地悪を言えば、購買をそそるための神秘性と、伝統的な正当性をもって「チョコを配らなければいけない」とバイアスをかけるための巧妙な商法でもあるからだ。