“人がゴミのよう”に押し寄せる!? 猿島、友ヶ島…乱立する“天空の城ラピュタ”が直面する問題とは
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
近年、国内各地でスタジオジブリの長編アニメ映画『天空の城ラピュタ』に登場する天空城“ラピュタ”が目撃されるようになった。といっても、それはゲリラ豪雨をもたらす積乱雲のことなどではなく、同作にインスピレーションを得た遺構や遺跡を指している。「和歌山市観光協会」公式HP内「友ヶ島」ページより。
目下、脚光を浴びているのは、神奈川県横須賀市の猿島や和歌山県和歌山市の友ヶ島である。いずれの島も、第二次世界大戦の戦跡が想像力をかき立てている。ちなみに猿島は、もともと『仮面ライダー』に出てくるショッカーの秘密基地としても知られていた。
こうした観光資源としての地域再発見は、自治体にとってもまたとないチャンスである。しかし一方で、観光地化ではありがちな、押し寄せる人ゴミが残していくゴミの問題に直面している。猿島は来年4月から入島料を徴収することになった。友ヶ島も2年前から年1万人ペースで上陸者数が急増しており、いつ入島料が検討されてもおかしくない状況だ。幸か不幸か、現在の友ヶ島は唯一の発着場である桟橋が台風で損傷したことを受けて、定期便を運休中である。