保田圭、偽装結婚を疑われる。「女扱いしていない女には、何を言ってもいい」の勘違い
モーニング娘。OGのその後は様々だ。笑顔溢れる家庭を築いたように見える辻希美や藤本美貴、中澤裕子に飯田香織、歌手活動を継続中の安倍なつみ、いまひとつ仕事がパッとしない石川梨華と吉澤ひとみ、何かと身辺の慌しい加護亜依、ドン底から這い戻った矢口真里。後藤真希はこのほどブログで第一子妊娠を発表した。
16日に放送された『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)には、保田圭(34)がイタリア料理研究家の小崎陽一(37)と夫婦そろって出演した。
今回、“スピード結婚したカップル”として登場した彼ら。保田は2013年の結婚報道時に、「私のルックスと主人のルックスを見た意見なんでしょうけど、『偽装結婚じゃないか』って言われた」と振り返った。要するに、保田が不美人でモテなそう、小崎が美形でモテそう……なのにどうして結婚? と不思議に思われたらしい。かなり失礼な疑惑だが、彼女はそれを「この2年で何十回も聞かれた」のだという。
司会の小堺一機(59)は「なんで偽装結婚って言われなきゃいけないの? 偽装という人は何をもって偽装って言うの?」と疑問に感じた様子だったが、小崎は「僕がゲイっぽく見られるから」と、いわゆる同性愛者のカムフラージュ婚を疑われたことを説明。また、保田は「主人からアプローチしてもらったんですけど、私が頑張ってアプローチしてどうにか落としたんだろうなってイメージされている」とも話した。
モーニング娘。時代から非・美人枠のいじられキャラで、卒業後も“結婚できない非モテキャラ”であった保田が、スポーツ紙や週刊誌の熱愛報道もなく突然結婚を発表した時は、意外性から驚いた人も多かったのだろう。しかしそれはあくまでもテレビ用の顔である。結婚後も偽装結婚を疑われ続けるのはさすがに心外だったようだ。ネタとしてではなく、保田は本気で傷ついていた様子であった。
保田は、先日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演し、モーニング娘。時代にいじられキャラを確立した結果、周囲から「保田圭が彼女じゃ恥ずかしいでしょ」と言われたり、グループ卒業後に交際した恋人がデート中に知人と遭遇してパッとつないだ手を離したというショックなエピソードを明かしていた。仕事だけでなく私生活でもブスでモテないキャラとして見られてしまい、普通に女扱いされないことに悩んだという彼女だったが、現夫は彼女がそんなキャラだとは知らず、先入観なく彼女を好きになってくれたのだという。
保田のようなキャラクターの女性タレントだけでなく、不美人だったり巨漢だったり体を張って笑いをとる女芸人たちのように「女扱いしなくていい女」としてイジられまくっている人々は、モテてもモテなくても、結婚や出産をしてもしなくても、何だかんだと貶されるのがバラエティのセオリー。しかも結婚や出産で「女らしさ」を醸し出すようになると「もう笑えない」存在に転じてしまう問題を抱えている。男女の別なく、そうした「女扱いしなくていい女」に対しては、どんな失礼な言動をぶつけてもいいと勘違いしてしまいがちなようだが、そこは線引きが必要かもしれない。
(シュガー乙子)