国家に褒められることの無価値さ 文化庁メディア芸術祭に見る“終わりのはじまり”
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
11月28日、今年で18回目になる文化庁メディア芸術祭の受賞作が決定した。本年のマンガ部門にて『五色の舟』(原作:津原 泰水/KADOKAWA)で大賞を受賞した近藤ようこ氏の作品も、『アオイホノオ』(小学館)で優秀賞を受賞した島本和彦氏の作品も、多くを読んでいる筆者としてはとても喜ばしい。なによりマンガ部門の審査委員として参加しているマンガ家・すがやみつる氏の『ゲームセンターあらし』には今でも影響を受けていて、ゲームをプレイして行き詰まった時には水魚のポーズは欠かせない。「第18回文化庁 メディア芸術祭」公式HPより。
さて、毎年受賞作が決定するたびに賞讃の言葉のやまない文化庁メディア芸術祭だが、やはりぬぐえない不信感は存在する。