大沢ケイミに、GENKINGに和田アキ子も…2016年に消えそうなテレビタレント
2015年も残すところあとわずか。今年も様々な芸能人が多くの話題を振りまいてくれた。その中で、大きく好感度を上げた者もいれば、逆にアンチを増やした者もいる。今回は、2015年に度々バッシングを受け、来年の活動を危ぶまれる可能性のある芸能人、また世間にそう願われているであろう芸能人を何人か挙げていきたい。
まずは、“新セレブ妻タレント”として今年のバラエティー番組出演数を大きく増やしていた大沢ケイミ(22)。社長と結婚してセレブ妻となった実体験を元に「結婚に大切なのは経済力と権力」「スポーツ選手は頭が悪い」「主婦に高学歴はいらない」とやや偏った持論を展開し、瞬く間に炎上キャラになったが、最近では自身のネタがなくなったのか、共演者に噛みつくことも増えている。12月13日に放送された『芸能人つまずきビッグデータ ~世間のギモン 本人にぶつけよう! 私の告白カテにしてねSP~』(フジテレビ系)では、元ベビーシッターによるブランド品窃盗事件について明かした神田うの(40)に対して、「元シッターを不審に思わなかったのか」「シッターを4人も雇って、子供に対して何もしてない」と指摘。これにはネットから「的外れ」「ただの言いがかり」との声が出るなど、炎上キャラとしての勢いが失速し始めている。ちなみに彼女は「石で作られた家に住んでいた」「ガラスの代わりに窓に新聞紙を張っていた」と、幼少期の中国での貧乏生活についても明かしているが、それについて同情の声が聞かれているワケでもない。最大のウリであった炎上キャラが弱まり、貧乏キャラも響かない現状で、来年はどう動くのか。
大沢と同じく、今年大幅にメディア露出を増やしたのがGENKING(年齢非公開)。元々、Instagramで“謎の美男子”として注目を集め、テレビ出演時には「性別を超越した存在になりたい」と語り、“ニューカマー”と“おキャマ(おかま)”をかけた造語・“ニューキャマたん”との肩書きを名乗っている。昨今増えている“おネエタレント”との差別化を図っているようだが、テレビ出演時やインタビューで自身の過去について語った際には「専業主婦を8年間やっていた」「美容クリニックでOLをしていた」「絶対に芸能界行くって思ってた」「芸能事務所からのオファーはあったが、自分の店をやる夢があったので断っていた」と、どうも辻褄が合わない発言が多く、ネットでは「何がしたいのかわからない」と嫌悪感を示す声が続出。また、7月に放送された『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)では、かつてヘアメイクアーティストのおぐねー(47)と交際・同棲していたことを明かし、おぐねーとの再会を果たしたが、12月28日の『好きになった人13』(前同)では元彼女と再会している。ただでさえブレブレの過去をまた掘り下げるとは、ネタ切れ寸前の空気が感じられる。
今年、急速に存在感が薄れ、来年にはいよいよ消えそうなのがママタレの優木まおみ(35)。妊娠中にはエコー写真やビキニ姿をブログで公開し「マタニティーハイ」と揶揄されることも多かった彼女は、昨年4月に長女を出産。その後、約3カ月半で仕事復帰をし、さらに出産直後に発表した「娘の写真はブログで公開しない」宣言をたった半年で撤回するなど、ママタレとして稼ぐ気満々であった彼女だが、今年はメディアで見かける機会がかなり減った印象。今年の彼女の大きな出来事といえば、5月にInstagramにアップした長女の写真に、ファンから長女の安全に配慮するよう注意のコメントが寄せられたが、それに対して「あんまり一枚の写真や、数秒の動画に過剰な反応しないでもらえると、これからも気軽に子育て日記をアップできてありがたいなぁと思います」と反論し、大炎上が起こった程度。12月18日に都内で行われた「トミーバハマ」のイベントに出席した際には、2人目妊娠に向けて妊活中だと明かしたが、めでたく妊娠となった際にはマタニティーハイ再来でまたネットを賑わせてくれるだろうか。
そしてネットから「消えてほしい」との声が絶えずとも、しばらく消えそうもない芸能人といえば、和田アキ子(65)である。彼女の“芸能界のご意見番”的ポジションには、かねてから否定的な声があったが、今年は冠番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)での発言で度々アンチを刺激。7月に第一子を出産した宇多田ヒカル(32)について「妊娠したことも言わなかったのに、どうして産んでから……。やっぱり新曲のあれかね? プロモーション?」となぜか噛みついたり、以前から不仲が噂されていた川島なお美(享年54)の訃報が紹介された際に完全スルーしたりと、大人げない態度が目立っていたためである。さらに、このところ楽曲をリリースしても売り上げが伸びないにも関わらず、『NHK紅白歌合戦』には例年通り出場予定であるために、「ヒット曲もないくせに」と批判が続出。こうしたバッシングを知ってか知らずか、和田本人は12月2日のTwitterで「いろんな事の不安とかプレッシャーで心と、頭のバランスが、悪くなりました」と訴えていた。バッシング以前に、年末年始の特番収録などで忙しいであろう和田。決して若くはないし、無理はしないほしいものである。
また、嫌われつつも消える気配はなく、さらに勢いを増しているのが紗栄子(29)である。度々SNSが炎上することで知られている彼女だが、今年は「昔から応援してくださっているファンの皆様の『ドラマに出てほしい』という声にようやく答えることができるようになりました」とブログに綴り、月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)で8年半ぶりに女優業を再開。その演技には「大根役者」との批判もあったが、紗栄子は「大根すぎて自分でもびっくりだったけどw」と自らネタにするなどどこ吹く風な様子。私生活でも、10月に大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などの運営会社「スタートトゥデイ」の社長で総資産2000億円ともいわれる前沢友作氏(39)との交際がスクープされ、12月23日に行われた「スタートトゥディ」の忘年会では仲睦まじいツーショットも披露。交際発覚時には、「金目当てなのが見え見え」など、やっかみともとれる声があったが、そんな批判も薄れるほど、公私ともに順調そうで圧倒的な勝ち組人生だ。
どんな芸能人にもいえることだが、バッシングが沸くのはそれだけ注目されているということでもある。全く話題にならない芸能人も多いことだし、「消えそう」と批判されているうちはまだ需要があるといえるだろう。ただ、バッシングだけで長い芸能生活が送れるかどうかといえばそうではない。「消えそう」な芸能人は、バッシングを受けているうちに次なる処世術を打ち出していってほしいものである。
(シュガー乙子)