小嶺麗奈に妊娠報道、KAT-TUN田口の脱退理由はやはり?
衝撃のグループ脱退宣言から2週間。ジャニーズ事務所所属の人気アイドルグループKAT-TUNの田口淳之介(30)は、宣言後にラジオ等に出演するも、やはり「なぜ脱退するのか。今後はどのような道を歩むのか」について、その詳細を語ろうとはしない。唯一彼が明確にしたヴィジョンといえば「てっぺん取りたい」というものだけ……。だが、それさえもいったいどのジャンルのてっぺんを取りたいのかは語られてはいないのだ。
将来について明確な意思表示がないため、現在のところもっとも濃厚な脱退理由とされているのが8年間交際を続けている女優・小嶺麗奈(35)との結婚説だろう。田口が小嶺と小嶺の母と都内のマンションで同居生活を送っていることは、今年春の週刊誌にスクープされている。しかし交際発覚当時からジャニーズ事務所は小嶺との交際を反対。そのため田口は事務所に反発して、今回の脱退を決意したのではないかと囁かれている。
脱退宣言後、週刊誌記者が件のマンションを訪れたところ、田口たちの姿はもうそこにはなかったようだった。だが12月8日発売の「週刊女性」(光文社)は、早くも田口と小嶺の新居をつきとめ、直撃している。
記事によると2人の新居は閑静な高級住宅街に建つマンションで、共通のエントランスから出入りするのではなく、各住居専用のエントランスがついているタイプだそうだ。記者はそこから出てくる小嶺の姿をキャッチし声をかけた。小嶺は記者から突然声をかけられたことに驚いた様子で、目を見開き、質問にはなにも答えずにすぐに車に乗り込んでしまったらしい。その後、その場所で二度と小嶺の姿を見ることはなくなり、田口の姿も発見できていないという。再び引越しを検討しているのか、ホテル住まいを余儀なくされているのか……ここまで追い回されると気の毒にもなってくる。
だが、同誌には、脱退宣言時の報道を覆す重要な証言がある。小嶺の知人という人物いわく、「小嶺さんは最近ノンカフェインのお茶や漢方薬を買って自宅で飲んでいると言ってました」。この言葉はつまるところ“妊娠”を示唆しており、記事に掲載された小嶺の全身写真では、お腹まわりが少しふっくらとしているようにも見える。
やはり小嶺が妊娠したことで、田口はグループ脱退を決断したというのが事の真相というわけなのか――。しかし、デキ婚自体はジャニーズで禁忌ではない。過去を遡ると同じ事務所の先輩であるSMAPの木村拓哉(43)、そしてTOKIOの山口達也(43)もできちゃった結婚だった。2人は結婚後も変わらず事務所に所属し、芸能界の第一線で活躍し続けている。彼らは許されて、田口にはその選択が許されないとなると、事務所内のヒエラルキーにうんざりした田口が事務所に嫌気がさし、芸能界から干されることを覚悟で脱退を決意したということも考えられる。テレビに出演することはないものの、かつて同じグループにいた赤西仁(31)や田中聖(30)の自由で楽しそうな(少なくとも傍からはそう見える)活動ぶりも刺激になっているのかもしれない。
しかし、よくよく考えてみれば。脱退することだけは確かなものの、「その後どうするか」を田口が決めているとは限らない。田口は案外、小嶺と結婚すること以外はまだなにも将来のことを具体的には考えてはいないのではないだろうか。これからなんのてっぺんを目指すのかは、KAT-TUNを脱退してから考えようとしているのかもしれない。愛する人が妊娠したため、まずはそこを守ろうと考えた。一番大切なものを守るための脱退、退所……そうなると、「KAT-TUNを一番大切に思ってほしかった」ファンやメンバーが悲しむのも当然であるが、個人の優先順位を外野が変えることはできない。
たしかに10周年というメモリアルイヤーを控えたアイドルとしては、無責任と言われても仕方ない行動であるが、普通の30歳なら「とりあえず会社辞める」と、次の職を探す前に辞職するのも、ままあることだ。これまで長く芸能界で活躍していた田口なら貯蓄もあるだろうと予測できるし、退所後にしばらく仕事をせずのんびり過ごすぐらいの余裕もあるだろう。本当に明確なヴィジョンなどなにもないから、ラジオに出ようがテレビに出ようが何も語ることができない……。田口の脱退宣言の日、舞台裏で号泣したという同グループの中丸雄一の心境を考えれば少しやるせないものがあるが、そういうことなのかもしれない。
小嶺の妊娠・2人の結婚が本当であるとしたらそれはそれでおめでたいことだ。こうなったらもうすべてを公にして、これ以上雲隠れなどしなくてもいいようにするというのも、ひとつの手ではあると思うのだが……。
(エリザベス松本)