月収はサラリーマン並みなのに……「やりがい」を見いだす風俗嬢たちのリアル
『日本の風俗嬢』(新潮新書)
「風俗嬢」のイメージは両極端だ。ブランド品を買い漁ったり、ホスト遊びに明け暮れるなど、派手な生活をしているイメージがある一方、「借金のカタに売られて……」「ソープに沈められる……」など、悲壮感に満ちたイメージも根強い。けれども、ルポライターの中村淳彦氏が新著『日本の風俗嬢』(新潮新書)で明らかにした彼女たちの生活は、そのどちらにも当てはまらない。彼女たちのリアルは、驚くほどに一般人の生活と変わらず、その仕事にはやりがいすらを見いだしているのだ。