浅田真央の実父、暴行容疑で逮捕! 祝福ムードに水を差す、実父の素顔とは
5月18日に東京都内で会見を開き、現役続行を正式に発表した日本フィギュアスケート界のスター・浅田真央(24)。今月22日には札幌で行われたアイスショーに出演し、休業前と変わらない華麗な演技を披露しファンを喜ばせたばかりである。浅田ファンなら狂喜乱舞したことは間違いないであろうこの復帰宣言。しかしその僅か四日後に、浅田の心に暗い影を落とすような事件が起きていたのである。その事件とは……浅田の実父である浅田敏治氏(56)が、交際相手への暴行容疑で逮捕されていた。
浅田といえば、2011年12月に亡くなった母・匡子さんと二人三脚で世界のトップを目指して頑張ってきたことは、これまで何度も報じられてきた。しかし、父である敏治氏については浅田の口からもほとんど語られることはなく、メディアでも取り上げられることはなかったように思える。それがここに来て突然の逮捕騒動が報道された。いったい敏治氏とはどんな人物なのであろうか……。
7月30日発売の『週刊新潮』(新潮社)によると、敏治氏は18歳からホストクラブでホストとして働きはじめ、匡子さんとはこのホスト時代に知り合ったと言われている。しかし、当時知り合い交際したのは匡子さんだけではない。今回同誌の取材に応じた、暴行を受け被害届を提出した張本人・A子さんも、自身が21歳、敏治氏が20歳の頃に大阪のホストクラブで知り合い、すぐに交際へと発展したとのこと。その時は一年も経たずに二人の関係は終わりを告げるのだが、別れた後も三十数年間に渡って友達としてたまに連絡を取り合っていたというのだ。
二人が再び交際することになったのは、匡子さんが亡くなった翌年8月。匡子さんを亡くした敏治氏を心配したA子さんから連絡を取り、すぐに交際が再スタートすることになったというのだ。当時、敏治氏は名古屋の浅田家に住んでおり、平日は毎日浅田の練習の送り迎えをし、浅田舞、真央、そして自身の生活費や経費として、浅田の個人事務所から月50万円を受け取っていたのだが、2013年に浅田が実家を出たことで8万円に減額されたそう。
浅田の休業中も、浅田中心の生活を送り、浅田がファンレターに返信する際には、宛名はすべて敏治氏が書いていたとA子さんは証言している。A子さんはこの敏治氏の行動を「8万円の月収を奪われるのが怖くて娘には一言も逆らえなかった」のだと話しているが、果たしてそれだけが理由だろうか? 送迎やポストカードの宛名書きなどは、多忙な娘を思っての行動だったと考えられなくもないのだが……。
敏治氏と匡子さんは浅田が産まれてからしばらくして別居していた。別居期間中、敏治氏は他の女性と同居しており、それもひとりではなかったらしい。最近になってその女性のひとりと金銭トラブルがあり、真央の個人事務所から300万円を借金することになった。この返済をするために、最近は名古屋にある病院に正社員として勤務していたというのだが……。
月収の大幅ダウン、借金と続いた頃から敏治氏はA子さんに暴言や暴力をふるうようになったそう。命の危険を感じたA子さんは、5月22日ついに110番通報、翌23日に敏治氏は勤務先の病院で手錠をかけられた。当初は暴行の事実を否認していたものの、最終的には罪を全面的に認め、略式起訴による30万円の罰金刑が確定しているという。
日本中が祝福ムードに沸いた『浅田真央の現役復帰』というニュースに水を差すような今回の敏治氏の逮捕劇。朝昼晩と浅田の過酷な練習風景をその目で見てきて、自分の娘がどんなに頑張っているかをよく知っているにも関わらず、彼の言動はあまりに軽率であったと言えるだろう。自身の行動ひとつで娘の競技人生を引っ張りかねない“浅田真央の父である”ということ。それ以前に、2人の娘の父親であることをもっと自覚して行動してほしいものだ。この騒動が浅田のメンタルに影響を与えないことを願うばかりである。
(エリザベス松本)