海外で“妹萌え”は危険? ドイツ近親婚騒動が浮き彫りにしたインセスト・タブーの違い
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
先日、複数のメディアで「ドイツで近親婚をめぐる動き」というニュースが報じられ、話題をさらった。『みだらな女』(富士見書房/現・KADOKAWA)
このニュースの発端となったのは、2012年に発覚した、ドイツで兄と妹が結婚し4人の子供をもうけたことで逮捕、有罪判決を受けた事件。この事件は、有罪判決の後にフランスに本部を置く欧州人権裁判所に不服申し立ても行われたが、判決は覆らなかった。
これに対して、ドイツ政府の諮問機関である倫理委員会は、刑法が「自発的な市民の性交渉を制限するものではない」として、双方同意の上でのきょうだい間の性交渉や結婚に対する刑罰の廃止についての勧告を発表した、というのが今回の顛末である。