萌えミリタリーブームの今だからこそ!? 『愛国とレコード』で知る“愛国ビジネス”の歴史
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
昨今、ひとつのムーブメントとなっている軍歌。それは“右傾化”とか“ノスタルジィ”ではなく、温故知新である。『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』(えにし書房)
そうした軍歌ブームの立役者である辻田真佐憲氏と、数々のSPレコード復刻CDで知られる「ぐらもくらぶ」が組んだ一冊『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』(えにし書房)が発売となった。
そもそも版元のえにし書房は、彩流社の塚田敬幸氏が今年6月に立ち上げた新会社だ。これまでの目録には、傀儡政権研究本『ニセチャイナ』(社会評論社)で知られる広中一成氏の『語り継ぐ戦争 中国・シベリア・南方・本土「東三河8人の証言」』など、今、この瞬間に出しておくべき本がラインナップされている。出版も横文字を使ってスマートにビジネスライクに……という時代の潮流に一石を投じる期待の出版社だ。