鬼畜な女流監督・真咲南朋が撮るガチレズカップル「ビビアンズ」に夢中!/女性向けAV
最近、寒すぎじゃないですか!? アラレは雪国育ちなのですが、気づけば東京に住み始めて7年も経っていました。そりゃ、体も東京仕様になって寒さにも弱くなるわ、と妙に納得。気候のせいか、アラレは絶賛風邪気味ですが、みなさまは風邪をひかないように暖かくしてお過ごしくださいね。
今回で連載10回目となる『月曜からオナニー』ですが、今回は女性だけですべてが完結するAVをご紹介いたします。それは、レズビアンメーカー・ビビアンが制作する作品です。中でも、アラレが心の底から応援したい「ビビアンズ」のAVを取り上げたいと思います。
ビビアンズとは?
「ビビアンズ」とは、ビアンカップルの月島ななこと椎名そらが結成した、AVメーカー・ビビアンの専属ユニットです。アラレは、女性2人のユニットと聞くとどうしても叶姉妹が頭に浮かびます。長らく本当の姉妹だと思っていたのに、実は戸籍上の姉妹ではないと知ってショックを受けた経験があるため、「ビビアンズ」も単なる商業ユニットで、カップルというのは嘘かも? と疑いましたが、こちらは本物のビアンカップル。現在も同棲中で、交際歴は4年になるそうです。
月島ななこは過去にAV女優として活躍しており、2013年に一度引退しました。しかし、「2人の思い出に一緒にレズ作品に出演したい」という思いから、パートナーの椎名そらと共に再度AVデビュー。2016年の『AV OPEN』にて「ビビアンズ」の作品が入賞するなど、今大注目のユニットです! そんな「ビビアンズ」の魅力を詳しくご紹介していきたいと思います。
過酷な試練を全力で乗り越える「ビビアンズ」
2016年には「ビビアンズ」として4本の作品がリリースされました。すべてドキュメンタリーとなっておりまして、はっきり言って、途中からAVを見ている感覚がなくります。まるで「人間密着ドキュメンタリー」を見ているような気分で、葉加瀬太郎の、あの曲を使えば『情熱大陸』(TBS系)の出来上がり。
「ビビアンズ」のAVを手がけている真咲南朋監督は、なかなかの変態かつ鬼畜で、2人の愛が本物か確かめるべく、さまざまな試練を与えていきます。1作目こそ、微笑ましい2人のラブラブセックスがメインだったのですが、早速2作目から鬼畜監督っぷりが炸裂。2人は愛するパートナーの目の前で、別の女性とセックスをさせられてしまいます。
露骨に嫌そうな顔をして「ムカつく、ムカつく」と連呼する椎名そら。「こんな女に負ける気がしない。悪いけど」とめちゃくちゃ不機嫌な顔で精一杯の強がりを見せる月島ななこ。本気で愛し合っているからこそ、辛いですよね……。見るのも見られるのもどっちも辛い! 観ているだけで、胸が張り裂けそうでした。
しかし。パートナーを寝取られて、お互いに執着心や嫉妬心が強くなった後の2人のセックスは本当にラブラブ! 愛がビシビシと伝わってきます。2作目だけではなく、「ビビアンズ」作品すべてに言えることですが、与えられた試練を不器用ながらに全力で乗り超える2人のひたむきな姿勢と強い絆、そして深い愛に涙なくして観ることができません。AVを観て泣くなんて想像もしていませんでしたが、本当に泣けるんです。ビアンの方はもちろんですが、ノンケの方が観ても必ず満足できる作品であることを保証します。
「ビビアンズ」作品を手がけるのも女性! 元AV女優の真咲南朋監督
まだまだ絶対数が少ない女性AV監督。アラレも数名しか存じ上げませんが、まず最初に浮かぶのは、この真咲南朋監督です。真咲監督は、安藤なつ妃/楓モモ名義でAV女優として活躍しておりましたが、2008年からはAV監督として活躍されております。真咲監督にレズとM男責め作品を撮らせたら、右に出る者はいないのではないでしょうか。
他の監督は、撮影のアングルやプレイ内容など視覚からエロさを伝えるように制作していることが多いように感じます。しかし、真咲監督は、視覚的なエロさだけではなく、そこに「感情」をプラスした映像を作り出そうとされている点が、非常に女性らしい作風なのではないかと思っています。
例えば、真咲監督のM男責め作品は、S女がM男をボロボロになるまで責めるわけではありません。どんなことをされても耐えるM男を見て、いじめている側の女性に湧き上がる「可哀相」とか「愛おしい」といった感情が物語のミソとなっています。過激な内容が多い監督ではありますが、女流監督ならではの面白さがありますので、ぜひ真咲監督の作品もご覧になってみてください。
おわりに
2016年に発表された「ビビアンズ」作品はすべてドキュメンタリーでしたが、来月発売される、第5弾作品は初の本格的なドラマ作品とのこと。今までと違った2人の一面を見ることができそうで、とても楽しみです。何度も「ノルマを達成できなかったら解散!」という企画を乗り越えてきた「ビビアンズ」ですが、今後も絶対、解散して欲しくない! いちファンとして、これからも影ながら応援し続けます。