KinKi Kids、山下智久、パーナさん、ハイフンまで…SMAP「謝罪食事会」を開催も、ジャニーズ周辺の火の粉は消えず
解散報道で世間を賑わせたSMAPが、21日『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の収録後、都内の料理店にてジャニーズ所属タレントを集めた「謝罪食事会」を行ったとデイリースポーツが報じている。記事によると、SMAPメンバー5人はもちろんのこと、藤島ジュリー景子副社長(49)や嵐など多数タレントが同席したとのこと。
確かに今回の騒動により、同事務所の後輩に多くのしわ寄せがいっている。まず、SMAPと同じく飯島派に属していた山下智久(30)。「週刊文春」(文藝春秋)の取材に、事務所顧問で関連会社の代表取締役は「飯島は山下をSMAPと同じく独立させようとしていた」と語った。しかし、事務所顧問が山下に独立の意思を確認したところ「逆になぜそんなことを聞かれるのか」と驚いたそう。その後山下は、飯島には「もし(飯島が)独立しても、僕は事務所に残らせていただきます」、ジャニー喜多川(84)には「僕は独立画策なんてしていません」と伝え、「僕はどうなっちゃうんですか?」と自身の今後を心配していたと明かされた。
そしてSMAPを「兄さん」と慕っているKinKi Kidsにも飛び火したようだ。解散騒動を受けて『SMAP×SMAP』の終了が確定し、後継番組はKinKi Kidsが担当するという話が出ている。当初、事務所はジュリー派タレント(TOKIO、嵐、関ジャニ∞、NEWS、KAT-TUNなど)を起用した番組にしたいと主張したが、今回の騒動でジャニーズ二大派閥の存在は知れ渡っている。フジテレビは「飯島派の番組枠をジュリー派が奪った」という構図が世間の批判を呼ぶことを懸念し、どちらの派閥にも属さずジャニー氏直属のグループで、同局で長年冠番組を担当しているKinKi Kidsが浮上したそう。しかし、SMAPを先輩として慕っている2人は消極的な姿勢を示しているとされている。
さらに、タレント自身ではなく、後輩タレントのファンからも多方面で悲鳴が上がっている。新曲「ヒカリノシズク/Touch」(ジャニーズ・エンタテイメント)を20日にリリースしたNEWS。彼らはメジャーデビューした2004年からオリコン連続1位記録を保持している。しかし、SMAP解散回避策として「世界に一つだけの花」(ビクターエンタテインメント)の購買運動が広まり、同曲はチャートで急上昇中。これを受け、NEWSファン(通称パーナ)は「偶然とは言え、12年間必死に守ってきた連続1位記録が先輩によって破られるなんて悲しすぎるじゃありませんか」「解散しないってなったから購買運動ストップして。NEWSのCD明後日発売だから。SMAPからすると小さいグループだけどこっちもこっちで色々大変なの」「SMAPにはもちろん解散しないで欲しいから1位を取って欲しい。だけどパーナとしてはシゲが頑張って掴んでくれた今回のCDで1位を取りたい。神様はなんで4人にこんなに試練を与えるんだろう」というコメントがネットに溢れている。
そして、2月10日に新曲「TRAGEDY」(ジェイ・ストーム)の発売を控えているKAT-TUNファン(通称ハイフン)も気が気でないようだ。彼らもデビュー以来、連続1位を獲得しているグループ。しかし、パーナさんと同じく「世界に一つだけの花」購買運動や世間の注目がSMAPに集まっていることから、「連続1位の記録途絶えるとかホンマにやめて欲しい」「新曲で良い売上を絶対プレゼントしたい」などのランキングへの懸念を示している。さらに、ハイフンの不安はランキングだけではない。「SMAPの件でうやむやにされてる感あるけど、春以降KAT-TUNが存続するかどうかもまだ発表されてないんですよ……早く3人で頑張ります宣言してくれ……」と、同グループメンバーの田口淳之介(30)が、来春にもグループ脱退と事務所退社すると発表されたが、その後のKAT-TUNの具体的な活動が発表されていないことから、多くの不安を抱えているようだ。
すべての事の発端であるSMAP――彼らに注目が集まることは仕方のないことだが、ジャニーズ事務所は他タレント、そして何より他タレントのファンへのケアも忘れないでいただきたい。
(夏木バリ)