SF作家・平井和正氏逝去――リアル犬神明をも生み出した、これからの世代に伝えたい“あの熱狂”
【オタクに"なるほど"面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
1月17日、『ウルフガイ』シリーズ、『幻魔大戦』シリーズなど、膨大な作品を手がけてきた作家・平井和正氏が永眠された。平井氏の作品がどれだけの人々を熱狂させたかは、寄せられたその死を惜しむ声からも一目瞭然だろう。『幻魔大戦』第1巻(KADOKAWA)
思い返せば、『8マン』(講談社/画:桑田次郎)の原作に始まり、『ウルフガイ』『幻魔大戦』と主要著作の合間にも、ライトノベルの元祖とも称される『超革命的中学生集団』(朝日ソノラマ)など……ジュブナイルからハードボイルドなものまで、平井氏は膨大な作品を描き続け、多くの人々を熱狂させてきた。