「グラドルもつらいよ!」の記事一覧

「俺のキンタマ蹴ってくれ!?」フリーのグラドルを狙う、アヤシイお仕事

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 最近、たま~に街で声をかけてもらえるようになった吉沢さりぃです。でもなぜか、歌舞伎町や繁華街限定。うれしいけど、なんでなんでしょうか?(笑)

 とはいっても、まだまだ無名な私は、初めて行く美容院やネイルサロンで「お仕事なんですかぁ~?」なんて甲高い声でお決まりの質問をされると挙動不審になります。フリーのグラビアアイドルで、フリーのライターで、バイトもしている……これって、フリーター?

 最近はフリーのグラドルやアイドルが増えていますが、まだまだ周りの他業種の方には「フリーで活動してるの!?」「どうやって仕事を取るワケ?」と不思議そうな顔で聞かれます。やっぱり売れていようが、売れてなかろうが、芸能人は事務所に入って、マネージャーがついてるイメージがあるのでしょう。

 実際にフリーの子がどうやって仕事をもらうかというと、おおむねみんなTwitterやブログにメールアドレスを載せているので、新規の仕事はそこから連絡が来るケースがほとんどです。また、フリーのグラドル同士で案件を振り合ったり、もともと事務所に所属していた子はそこから仕事をもらえる場合もあります。メールで頂く新規案件は、だいたいはまともな案件なのですが、過去には忘れられない謎オファーもありました。

 一番インパクトがあったのは、「金蹴りをしたら、ギャラを払います」というもの(笑)。金って、男性にしかついてない2つのアレです。まず、メールを何度も見返しました。だいたいの方は挨拶、社名、名前、仕事の内容、希望日等を記載されています。ですが、この金蹴り案件はそれらの記載がまったくなくて、とにかく「ギャラは払うので、日程を決めて金蹴りをしてくれ!」というもの。

 私は基本的に金蹴りはNGですが、例えばテレビに出られるとか、雑誌の企画とかであれば検討しようと思いました。ところが、まったく個人的なお仕事依頼。いやいや、風俗のオプションじゃないんだから……。ただ苦笑いしながらこの話を数人のグラドルに話すと、同じく依頼を受けた子が何人かいました。数打てば当たる方式なんでしょうか? 万が一、受けた子がいれば話は聞きたいです。

 ライターとしても活動していくのであれば、なんでもネタ探しだと思って仕事を引き受けるぐらいじゃないとダメですね! というわけで、まだまだ変わったお仕事の案件も、もちろん優良なお仕事の案件もお待ちしております。2017年も、地下5階在住底辺グラドルをよろしくお願いいたします!

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●よしざわ・さりぃ
バスト107cmのKカップを武器に活動する三十路グラドル。趣味は、キックボクシング・飲酒・少女漫画研究・箱根駅伝研究で、特技はお酒の一気飲み。タレント事務所にてマネジャーをしていた経験もあり、芸能の表も裏も知り尽くしている。ミスFLASH2016ファイナリスト。

がっついたら最後!? 新人グラドルを狙う「太客詐欺」

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 最近、底辺は底辺に変わりないのですが、前より少しだけ実入りがよくなり「どうしよう……これだと、底辺じゃなくなっちゃう!」と、奇妙な心配をしている吉沢さりぃです。でも、安心してください! 文庫本発売記念に、なぜか友達におごりまくり、今月のカードの請求額はまさかの二桁万円。今月も家賃が払えません! そんな話を友人の売れっ子キャバ嬢にすると、どうやら彼女は1人の太客様のおかげで裕福な暮らしをしているとのこと。いいなぁ~と思いつつも、“そういえばグラドル界でも、太客って言葉あるなぁ~”と思い出しました。今回は、新人グラドルを狙う、悪質太客詐欺についてお話しします。

 まず太客とは、撮影会やライブ等といった現場に足を運んでくれて、グッズ購入に貢献してくれるファンのことです。

 私のような売れないグラドル同士でも、ファンの取り合いはたまにあります。常々お話ししていますが、私のファンはなぜか本当に優しい方ばかりなので、狙われやすいのです(笑)。ファンの方からは、これまで幾度となく、「さりぃちゃん、○○ってグラドルと仲良いんだね! 『仲良しだから、私も応援して!』って頼まれちゃったよ~」なんてことを言われました。その場合、くだんのグラドルとは仕事で1~2回ぐらいしか会ったことがなく、プライベートも知らないし、その上、裏で私の悪口言ってるような子ばかりでした。まあ、それぐらい自分の活動のためにみんな必死なわけです。以前はこういうグラドルやアイドルを見るとむしずが走りましたが、今はそれもまた一つの方法だよな、とスルーしています。

 しかし、最近はこの“太客”を欲するグラドルやアイドル、特に新人を狙った“太客詐欺”が増えているように思います。あたかも太客のようなふりをする、悪質な人たちです。

 例えばセッション撮影会やライブの物販等、複数のグラドルやアイドルに触れ合える現場に行き、「いま推し(応援するアイドルのこと)を探してるんだ~」などと話し、いかに今まで推しの主要現場に行き、お金を使ったかを、さりげなく話します。これが人気のあるグラドルであれば、右から左に流しちゃうような話かもしれませんが、デビューしたての新人だったらどうでしょうか? 撮影会の枠がまったく埋まらない、撮影会で自分だけ列ができない、ライブの物販で自分だけチェキ列ができない……。誰もが一度は通る道ではありますが、なかなかきついものです。そんなとき、すべての現場に来てくれて、物販でたくさん貢献してくれる太客がいきなり現れたら、逆にがっついてしまうアイドルも少なくありません。

 ただ、ここで大きな落とし穴があるんです。この太客さんたち、お金はたくさん使うものの、やっぱり癖のある方が多い。「それだけ時間もお金も使うんだから」と、LINEの交換を迫ってきたり、TwitterのリプやDMの返信に「俺に一番返せ! 推し変するぞ!」とネット上で暴れたりといった具合。

 そして、これより最悪なのは、そもそも太客でもなんでもなく、個人的につながりたいだけだったというパターン。「金使うぞ!」「現場に行くぞ!」とアピールしつつも、誘惑に負けたアイドルが連絡先を教えたりしたら、最後。ダラダラ言い訳つけて現場に行かず、お金も使ってくれません。

 私はこれまで、太客詐欺に遭って病んでしまったり、事務所にバレてクビになってしまった女の子たちを何人か見ていて、そのたびに切なくなります。

 私のようなアラサーグラドルにはこんな変な奴は寄ってきませんが、まだ分別つかない未成年や、やる気はあるのに結果が出てない子は、心揺れちゃいますよね。私がもしも10代でアイドルをやっていて、そこに自称太客が現れたら、コロッとだまされそうですもん(爆)。

 ただ人気や規模の違いがあるにしろ、表に出る仕事をしている以上、お願いして応援してもらうのではなく、応援したくなるような活動をしていかなきゃいけません。とはいっても、まだまだ私も地下5階在住の底辺グラドル。お仕事、並びに、太客様もお待ちしておりまーす!

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●よしざわ・さりぃ
バスト107cmのKカップを武器に活動する三十路グラドル。趣味は、キックボクシング・飲酒・少女漫画研究・箱根駅伝研究で、特技はお酒の一気飲み。タレント事務所にてマネジャーをしていた経験もあり、芸能の表も裏も知り尽くしている。ミスFLASH2016ファイナリスト。

「『暴露しない』って一筆書いて!!」ぶっちゃけグラドルの“吉沢砲”に、業界人が戦々恐々!?

<p> 先日、処女作『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』(彩図社)が発売され、奇跡的に発売イベントも大盛況で終わりました。お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!</p>

<p> たくさん取材もしていただき、もはやグラビアアイドルというより“巨乳の暴露女”となった吉沢さりぃです。今回は、私がこの“ぶっちゃけ業”を始めてから気がついた、ぶっちゃけられると困る人々のお話です。</p>

<p> 枕営業だの、愛人契約だの、面白いだろうなぁと思えばたいていは文章にしてしまう私ですが、ネタ元の反応はあまり気にしていません。<br />
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現役底辺グラドルが後悔する「20代にやっておけばよかったこと」

<p> 11月21日発売の文庫本『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』(彩図社)の入稿が終わり、腑抜けております吉沢さりぃです。毎日やることがないのでうっかり晩酌をしてしまい、“あ~、また一人呑みしちゃった”と後悔しています。</p>

<p> 後悔といえば最近、若いグラドルちゃんから「20代の時にやっておけばよかったなってことありますか?」と質問されました。いくつもあります。今回は、それについてお話しします。<br />
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「愛人契約の値段が上がる!?」ノーギャラでもDVDを出したいグラドルたち

<p> こんにちは。三十路グラドルの吉沢さりぃです。</p>

<p> このたび、11月21日に念願の初の文庫本『現役底辺グラドルが語るグラビアアイドルのぶっちゃけ話』(彩図社)を出版させていただくことになりました。暴露系グラドルとしての道を着実に歩んでおります(笑)。</p>

<p> 私のように、事務所に所属せずにフリーで活動するグラドルは、時に自分の仕事以外にもキャスティングまがい(?)なことを頼まれたりもします。</p>

<p>「ノーギャラでDVD出したい子、誰かいない~?」<br />
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フリーで活動するグラドル急増に、クライアントは困り顔? 契約書へのサイン必須の現場も…… 

<p>「吉沢さんって、なんの仕事してるんですか~?」</p>

<p> ドキッ! これは、私が一番恐れている質問です。「グラドルしてます!」とハッキリ言えるほど売れてないし、ライターと名乗れるほど力もないため、だいたい答えられず、ごにょごにょしていると、酔った友人が「この子、グラドルなんですよ!」と明かすのが最近のパターンです。グラドルと言うと、決まって「どこの事務所なんですか?」と質問されますが、私は現在、フリーで活動しています。今回は<事務所に属さない、フリーランスで働くグラドル>についてお話しします。</p>

「脱ぎっぷりが悪くて、ノーギャラに!?」フリーグラドルの笑えないギャラ事情

<p> 金なし! 仕事なし! 男なし! でおなじみのグラドル、吉沢さりぃです。</p>

<p> この3つの中では、特に金なしが深刻……。フリーのグラドルの仕事は浮き沈みが激しく、固定給ではありません。うちは毎月1日が家賃の振り込みなので、毎月25日から月初は、家賃をどうやって払うかということに悩まされています。そんなとき、「あ~、あのお金、ちゃんともらっていたらなぁ~」と思い出すことがあります。今回は、もらい損ねたギャラのお話です。</p>

<p> フリーで活動しているため、ギャラの請求や振り込みは直接やりとりすることが多いんですが、事務所所属の子とは違い、2万円の案件はそのまま2万円もらえます。<br />
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仕事を餌にレッスン費用を払わせる、悪徳事務所のカラクリ

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 先日、貧乏グラドルのくせにバリ島で豪遊してきました! 日本ではファンの方以外にはまったくニーズのない私ですが、海外ではモテました!(ドヤ)

 特にシュノーケリングの時のお兄さんは、ナチュラルなボディタッチとナイスアシストで、うっかり惚れてしまいそうでした。久々にプライベートで男性と手をつなげてニヤニヤした、だいぶ気持ち悪い三十路グラドル吉沢さりぃです。

 さて、今回は、デビュー前に所属していた、怪しい事務所の話をしたいと思います。

 10年ほど前、原宿で好青年にスカウトされました。彼の所属する事務所のトップタレントは、私が大好きなグラドル‼ 単純な私は後日、喫茶店で彼から詳しい話を聞くことに。彼は、事務所で人気の子たちをどう売ったか、私ならどう売るか丁寧に説明してくれ、私は契約を決めました。“最初の仕事は何かな〜”と浮かれていると、社長との顔合わせを兼ねて、3人でお茶をすることになりました。すると、話のメインは“芸能人は先行投資が大切”ということ。要は、月2万円出して事務所のレッスンに通い、矯正下着を買いましょう、という話でした。

 もちろん、最初は断りました。ですが、数回にわたり、いかに先行投資が大切か、売れている芸能人が売れるまでにどれだけ自己投資をしているかについて語られ、もはや断るのが面倒くさくなってきました。ただお金はないし、キッパリ断ると「残念だなぁ。異例のスピードで、写真集とDVDが決まったのに」と言われたのです。この言葉に、翌日にはうっかりレッスン会場にいました。

 レッスンでは当時20歳の私が最年長で、5~10歳の子どもたちが中心でした。発声練習をしたり、たまに先生がお休みだと、社長が「芸能界で売れるために」というセミナー的なことを始めました。「これ、だまされてるなぁ~」と思い始めると、写真集の話をちらつかされます。「最高の状態で写真集を出そう!」と言われ、トータルで10万円ほどの矯正下着を買ったのです。

 2カ月後、仲のいい友人たちからは「たぶん、写真集なんて決まってないよ」と、やんわり忠告されるものの、洗脳されかけている私は、先行投資の大切さを友人に語るようになっていました。そのころ、「宣材写真を撮ります」と連絡がきたのと同時に、また2万円請求されました。もうここまできたら写真集を出して取り返さなきゃ! という気になりました。プロのメイクにプロのカメラマンが、たった2万円で新人の宣材を撮影するなんて異例のことで、良い宣材を作ることが仕事に直結すると叩き込まれて納得し、宣材撮影に向かいました。

 いざ到着すると、プロのメイクさんは矯正下着を売っていた人だし、カメラマンは事務所のスカウトマン。そこでやっと目が覚めました。「決まっている写真集はどうするの?」とか「一番期待してたのに」などと散々引き留められましたが、それを振り切ってレッスンも事務所も辞めました。

 冷静になり、その事務所をあらためてネットで検索してみると、やっぱり金儲け目的の悪徳事務所でした。事務所のトップグラドルも、ほとんど活動しておらず、スカウトするときの“飾り”のような扱いになっていました。現在、もうその事務所はなく、残っているのはネット上の悪評だけ。ただ、その事務所に所属していた子の中にはいまだにグラビアで頑張ってる子もいれば、いまや売れっ子女優もいます。“事務所の人たちは、見る目はあったんだなぁ~”と思いつつも、あの数カ月間、無駄に使ったレッスン費用と矯正下着のお金があれば、バリ島にもう一回行けるなぁと思い、悔しい気持ちになりました。

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●よしざわ・さりぃ
バスト107cmのKカップを武器に活動する三十路グラドル。趣味は、キックボクシング・飲酒・少女漫画研究・箱根駅伝研究で、特技はお酒の一気飲み。タレント事務所にてマネジャーをしていた経験もあり、芸能の表も裏も知り尽くしている。ミスFLASH2016ファイナリスト。

グラドルの敵は身内グラドル!? 所属事務所内での陰湿なつぶし合い

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 9月に入りましたが、毎日暑いですね。暑くて暑くて、クーラーの設定温度が18℃でないと家に居られません。汗とあせもがヤバいんです。巨乳だか、ぽっちゃりだか、デブだか、区別がつかなくなってきた吉沢さりぃです。</p>

<p> そんな残暑の中、若いグラドルAちゃんが病んでいました。どうしたのかと話を聞いてみると、どうやら所属事務所の「干されリスト」に入っているとのこと。正直、今の彼女の活動内容を見ると、どうネガティヴに見ても干されていないし、捨て駒扱いでもないので、何かの勘違いか、それともはやりの“ファッションメンヘラ”ってヤツでは? とすら思ってしまいました。<br />
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「売れるためなら、なんでもアリ?」色恋営業に走るグラドルの品格

<p> 先日、某有名週刊誌にて“底辺グラドル”の称号を頂いた、吉沢さりぃです。底辺ほど、ポジティブな単語はないと思います。なんでかって? 底辺ということは、上を目指すしかない! 三十路といえども、まだまだ先があると考えると、もっともっと頑張るしかない! 底辺脱却のため、日々精進です。</p>

<p> そんな底辺グラドルの私ですが、先日奇跡的に最新DVDを発売できました。ギリのギリまで“発売イベントに、人がちゃんと集まるのか?”“DVDが何十枚レベルしか売れなかったら、どうしよう……”と、頭を抱えておりました。そんな中、右往左往する私を見かねた女友達が、知人のグラドル好きな男性数人に声をかけてくれたのです。大半の人たちは適当に聞き流していたようですが、そのうちのひとりに「グラドルのイベントなんて絶対に行かない!」と、過剰に反応されたようです。何事かと話を聞くと、彼はグラドルにとんでもないトラウマを抱えていたのです。</p>

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