「ダービー」の記事一覧

「ディープやオルフェを上回る“あの男”が帰ってくる」 どこよりも早い!? 2016年‐競馬展望

<p> ゴールドシップという核が抜けた古馬中長距離路線は、宝塚記念と天皇賞・秋を勝った<strong>ラブリーデイ</strong>に、ジャパンカップを制した<strong>ショウナンパンドラ</strong>が続く形。</p>

<p> ただ、2頭とも春の天皇賞は回避が濃厚となり、今年2着の<strong>フェイムゲーム</strong>と菊花賞馬の<strong>キタサンブラック</strong>、それに有馬記念で2着した<strong>サウンドオブアース</strong>が人気を集めることになりそうだ。新興勢力の中心は、やはり暮れの香港で大仕事を果たした<strong>エイシンヒカリ</strong>。その軌跡を悲運の名馬サイレンススズカに重ねるファンも多く、鞍上が武豊ということもあって、来年も常に大きな期待を背負うことになるだろう。</p>

<p> しかし、そういった古馬の王道路線に激震を走らせる存在が、満を持してカムバックする。<br />
昨年の春、皐月賞と日本ダービーを圧勝した<strong>ドゥラメンテ</strong>である。皐月賞と日本ダービーを制した際、JRAが付けたレーティング(競走馬の能力を数値化したもの)は過去最高を記録。言い換えればディープインパクトやオルフェーヴルを上回っていたということだ。<br />
</p>

受け継いだ「覇王の血」  “元祖イケメンホース”トウカイテイオーの不屈すぎる馬生と「奇跡」

<p> 元内閣総理大臣・小泉純一郎氏の次男で、自民党の小泉進次郎衆議院議員がここ数年注目を集めている。圧倒的なキャラクターとオーラを持っていた「覇王」の息子な上、甘いマスクとなれば期待を集めるのも当然である。</p>

<p> 競馬に話を変えるのは無理やりかもしれないが、この親子と似た関係性を持った競走馬父子が、かつて存在した。父は「皇帝」と称され、史上初の無敗で3冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制し、最終的にG1・7勝(歴代最多タイ)を達成したシンボリルドルフ。そして、そのルドルフの初年度産駒であり、G1を4勝したトウカイテイオーである。</p>

<p>1990年~91年、「皇帝の子」として期待を集める1頭であったトウカイテイオーは、デビューから連戦連勝。3戦目から6戦目までの単勝オッズは「1.3、1.2、2.1、1.6」と圧倒的な支持を集め勝利している。5戦目と6戦目は皐月賞・日本ダービーのクラシック2冠競走であり、その大舞台でもまったく危なげなく勝って、父に続く無敗の2冠を達成した。父子2代で無敗の2冠というのは、ルドルフ→テイオー以外にいまだ存在していない。とんでもない記録のはずなのだが、涼しい顔でやってのけるあたりがやはり“王”の名に相応しいといったところか。</p>

サブコンテンツ

このページの先頭へ