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逃げるのは俳優だけじゃない! 人気脚本家たちから“自由とヤル気”を奪う「フジテレビのドラマ現場」

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 看板ドラマ「月9」を筆頭に、このところ爆死続きのフジテレビ。福山雅治、Hey!Say!JUMP・山田涼介、そして現在『突然ですが、明日結婚します』で主演する西内まりやらは、「ワースト視聴率」のレッテルを貼られ、商品価値が暴落してしまった。

 いまや人気俳優の多くは、フジのドラマ出演を敬遠。そのため、キャスティングは直前まで決まらない状態だ。しかし、フジから逃げ出したのは俳優だけではないようだ。

「今までフジで活躍していた人気脚本家たちが、他局に続々と乗り換えているんです。フジの『ヤングシナリオ大賞』出身の生え抜き脚本家として『電車男』『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』『家族ゲーム』など数多くのヒットドラマを生んできた武藤将吾氏は、昨年のドラマ『怪盗 山猫』で初めて日本テレビの作品を手がけました。同じく生え抜きだった野木亜紀子氏も映画『図書館戦争』シリーズを足掛かりにフジを離れ、昨年はTBS『逃げるは恥だが役に立つ』で大ヒットを飛ばした。ほかにも木村拓哉主演の『A LIFE~愛しい人~』(同)の橋部敦子氏は『ナースのお仕事』『僕の生きる道』『フリーター、家を買う。』などフジのドラマを多く手掛けていました。そして放送中の『カルテット』(TBS系)の坂元裕二氏は『東京ラブストーリー』『最高の離婚』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』など、フジには欠かせない脚本家でした。低迷する今こそ、こうした実力のある脚本家の力が必要なんですが……」(ドラマ関係者)

 なぜ人気脚本家たちは、フジに三くだり半を突きつけたのか? 前出のドラマ関係者は、その理由をこう解説する。

「視聴率が悪いと、スポンサーが過度な要求をしてくるようになるんです。このシーンにはこの商品を映し込めとか、この俳優にこのドリンクを飲ませろとか。そうした無理難題は脚本家たちから自由とヤル気を奪ってしまいますから、彼らがフジから逃げ出した気持ちはよくわかります。一方で、フジは原作を勝手に変えてしまうので、原作者からの評判もよくない。嵐・相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』では、原作では父親が主役だったのを、ドラマでは原作者・池井戸潤氏の承諾を得ないまま無理やり息子に替えてしまい、池井戸氏は怒り心頭。以降、フジでのドラマ化は『NG』になりました」

 俳優・脚本家・原作者に嫌われたフジのドラマに、復活の目はあるのだろうか?

草なぎ剛が番宣で言ってた「出演者みんなでつく大きな嘘」って!?『嘘の戦争』最終回の満足度

<p> 元SMAP・草なぎ剛主演の復讐三昧ドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系、関西テレビ制作)も、ついに14日の放送で最終回を迎えました。平均視聴率は11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、期間平均は11.3%。フジというハンデを背負いながら、全話2桁で完走しました。</p>

<p> 放送数時間前の同局『みんなのニュース』では、草なぎの番宣インタビューを放送。最終回の見どころについて、「出演者みんなで一緒になってつく大きな嘘が1つあって、この嘘に多分、みなさん騙されると思う」と語っていました。<br />
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嵐・相葉雅紀の月9『貴族探偵』に、フジテレビスタッフが「シラけている」?

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 低迷する「月9」の救世主となれるのか?

 4月から嵐・相葉雅紀の主演でスタートする、フジテレビの月9ドラマ『貴族探偵』。このところ“ワースト視聴率”しか話題にならない「月9」だけに、これ以上の爆死は許されない。相葉のほかにも武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊、仲間由紀恵など主演級のキャストが脇を固め、3月1日から初回放送日まで、数十パターンのPRスポットを放送する気合の入れようだ。

「同ドラマは、麻耶雄嵩氏の本格推理小説『貴族探偵』と、続編の『貴族探偵対女探偵』が原作。相葉が演じるのは、趣味で探偵をしている貴族だが、自分では何ひとつ捜査も推理もしない。自分が事件関係者の女性たちを口説いている間に、執事やメイド、運転手たちに推理をさせ、最後に事件を解決するというおいしい部分だけを持っていく設定。月9枠なのに恋愛要素がないことでも、注目を浴びています」(テレビ誌ライター)

 同ドラマのプロデューサーは「『貴族探偵』は、今まで見たことのない新鮮な面白さが詰まったドラマ」と胸を張るが、スタッフたちはどうにもモヤモヤした気持ちを抱えているという。フジテレビ関係者が明かす。

「“今まで見たことがない作品”どころか、むしろ昨年10月期のドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)や、11年放送の『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)にそっくりすぎでしょう。視聴者も“どこかで見たな”と既視感を持つはず。ストーリーやあらすじも、あらかた想像がつくでしょうし、正直不安しかありませんよ」

『IQ246』では、織田裕二演じる貴族の末裔がひとりで事件を解決するが、「貴族」という設定はまったく同じ。一方の『謎解き』も、財閥令嬢で刑事のお嬢様らの推理はほぼ当たらず、執事役の嵐・櫻井翔が代わりに事件を解決するという話。確かに、『貴族探偵』の設定と似通っている。

「『絶対に負けられない』と鼻息を荒くしていたフジの上層部に向かって、若手社員が『織田さんと櫻井さんのドラマを足して割ったような話ですよね』とKY発言をしてしまった。誰もが思っていたことなんですが、“タブー”に触れてしまったことで、その場の空気は一変。シーンと静まり返りました。いずれにせよ、合格点は視聴率15%。万が一、10%割れとなれば、さすがに月9ドラマの撤廃が検討されるはず。そうなったら、おそらくは制作費があまりかからない情報番組になるでしょうね。スタッフもそれがわかっているため、“本当にこんなパクリみたいなドラマに命運を懸けるの?”と、シラけた空気になっているというわけです」(同)

 フジテレビがなぜこのドラマを選んだのか、その謎を解き明かしてくれる探偵はいないだろうか?

フジ『もしズレ』最低視聴率タイ……日テレ『今夜くらべてみました』の“パクリ番組”に退化か

<p> 昨年終了した『SMAP×SMAP』の後番組としてスタートしたバラエティ番組『もしかしてズレてる?』(フジテレビ系、関西テレビ制作)の13日放送分が、平均視聴率3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。自己最低だった先月27日と並ぶ数字となった。</p>

<p>「開始当初は、スタジオに登場した同ジャンルの芸能人2人がイメージ調査で競い合う内容だったものの、今やなんでもありのVTR中心の番組に。この大幅なテコ入れによって、視聴率は上がるどころか、むしろ下がっています」(テレビ誌記者)</p>

<p> 同番組は当初、芸能人が自覚している自身のイメージとパブリックイメージのズレを対決形式で浮き彫りにする“芸能人イメージ調査バラエティ”としてスタート。MCは、フットボールアワー・後藤輝基、DAIGO、田中みな実。レギュラー出演者にフット</p>

また予告と違う……“最低”確実な月9『突然ですが、明日結婚します』フジテレビに巣食う病巣の正体

<p> 月9枠史上最低視聴率になることがほぼ確定した『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)第8話。最終回のひとつ前ですが、視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低調なまま。全話平均で7%に届かない目算となっています。</p>

<p> 前回のレビュー(<a href=”http://www.cyzo.com/2017/03/post_31826.html”target=”_blank”>記事参照</a>)では、予告編で本編にないセリフを捏造していたことを指摘しましたが、今回も同様の事例がありました。</p>

<p> 高梨あすか(西内まりや)と神谷さん(山崎育三郎)が居酒屋で並んで座っているシーンで、周囲の人間が「結婚すんだっぺ?」と質問し、あすかがうれしそうに「はい♪」と答えるシーンです。実際には、「結婚すんだっぺ?」に対しては神谷さんが「高梨さんは会社の同僚だよ」と答え、あすかが「はい♪」と答えた質問は「(神谷が)東京じゃカッコつけてんでしょ?」というものでした。質問に対して、別の答えを編集でつないでいます。</p>

『大貧乏』大コケのフジ、次クール観月ありさ『櫻子さん』予告映像もヤバすぎ……

<p> フジテレビ系連続ドラマ『大貧乏』(日曜午後9時~)の12日放送の最終回が平均視聴率4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大コケしてしまった。</p>

<p> 同作は、女優の小雪演じる二児のシングルマザーが、度重なる災難により一文無しになってしまうオリジナルのヒューマンコメディー。伊藤淳史、滝藤賢一、奥田瑛二、ジャニーズWEST・神山智洋、成田凌らが出演していた。</p>

<p> 初回7.7%で発進した同作だが、第2話で4.4%まで急落。全10話中7話が4%台で、期間平均は4.9%だった。</p>

<p>「同枠前クールの玉木宏主演『キャリア~掟破りの警察署</p>

夏目三久“女優転身”に本腰! 「堺雅人のバーター」作戦も、ギャラ100万円要求で難航中……

夏目三久女優転身に本腰! 「堺雅人のバーター」作戦も、ギャラ100万円要求で難航中……の画像1
田辺エージェンシー公式サイトより

 キャスターから女優への転身を目指しているとウワサの人気フリーアナウンサー・夏目三久に、いよいよ具体的なドラマ出演の話が持ち上がってきた。

 その背景について、芸能関係者は「昨年、夏目は芸能界を引退して、本気で有吉弘行と結婚しようと考えていた。ところが、所属事務所の説得で、引退を撤回して有吉との別れを選択。代わりに、自分の夢でもある女優業をやらせてもらうことで落ち着いたんです」と解説する。

 その第一歩として、夏目と同じ事務所に所属する人気俳優・堺雅人のバーターとして、ドラマ出演を果たす方向で調整が進み始めているという。

「フジテレビのドラマで、堺に近い重要な役どころでの出演が検討されているようです。ただ、所属事務所が要求する夏目の出演料はドラマ1本当たり100万円を超えており、それをフジ側がのむかどうかが焦点となりそうです(前出関係者)

 通常、夏目のような名の売れた芸能人でも、主役以外でのデビュー出演となれば、ギャラは1本当たり20~30万円くらいが相場だといわれている。

「もちろん、ドラマはバーターの夏目がメインではなく、視聴率を持っている堺ありきで制作される。事務所は、バーターの夏目にそれくらいのギャラが出せないならば、堺も出しませんよ、というスタンスで交渉を進めている。実は、TBSも『半沢直樹』の続編を撮りたがっていて、夏目のバーター出演込みで、フジとTBSの堺雅人争奪戦の様相を呈している」(同)

 つまり、夏目がフジテレビのドラマで女優デビューするのかTBSのドラマでするのか、堺や所属事務所の意向次第で決まりそうな状況だというのだ。『あさチャン!』(TBS系)や『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)などの人気番組に出演している夏目だけに、女優転身となれば、それなりに注目は集めそうだが……。

 その裏には、大人の事情が複雑に絡み合っているようだ。

フジ『めちゃイケ』“氷点下裸祭り”が時代遅れ……極楽とんぼ・加藤浩次が負傷も出演者大笑い

<p> 11日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)放送700回記念スペシャルで放送された企画「氷点下裸祭り」が物議を醸している。</p>

<p> 放送では、めちゃイケメンバーが宮城県のスキー場でロケを実施。ゆずが書き下ろした番組新テーマソング「タッタ」のPVを、ロバート・秋山竜次演じる“TVプロデューサーの唐沢佐吉”が演出するという趣旨だった。</p>

<p> ロケでは極寒の中、敦士がTバック姿でスキーをしたほか、ナインティナイン・岡村隆史や武田真治がサンダルと水着の“ビーチスタイル”で登場。日が暮れた雪山で全身を雪に埋められるなどしていた。<br />
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今春打ち切りが濃厚だったフジ『もしズレ』『フルタチさん』が、よもや“継続”の怪

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フジテレビ系『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』番組サイトより

 低視聴率のため、3月で打ち切りが濃厚といわれていたフジテレビのバラエティ番組『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』(月曜午後10時~)、『フルタチさん』(日曜午後7時~)が4月以降も“継続”されることが決まり、業界関係者を騒然とさせている。

『もしズレ』は、不定期で放送されていた『世間のイメージとズレてるのは誰だ!? ズレ→オチ』をリニューアルしたもので、昨年いっぱいで終了した『SMAP×SMAP』の後番組として、大きな注目を集め、1月23日にスタートした。

 しかし、その視聴率は第1回から6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調。第2回は5.8%と降下し、第3回では4.8%と早くも禁断の5%割れを記録。以後、5.1%→3.9%→3.8%→4.9%と爆死続き。さすがに、この低視聴率では番組継続は困難とみられていたが、4月以降も放送されることが決まった。

「『もしズレ』は、月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』と同日スタートとなりましたが、前番組の月9が低視聴率に沈んでいるため、引きずられるように爆死しています。ですが、4月期の月9はフジが全精力を注ぎ込む、嵐・相葉雅紀主演の『貴族探偵』。同ドラマが高視聴率をマークすれば、『もしズレ』も6~8%程度は取れると算段しているようです。ただ、『もしズレ』が“つなぎ”であることに変わりはありません。次の番組の準備期間がもう少し必要との判断のようです。4月以降も爆死が続くようなら、クールの途中で打ち切られる可能性もありそうです」(テレビ誌関係者)

 一方、古舘伊知郎が、昨年3月で『報道ステーション』(テレビ朝日系)を降板後、初のレギュラー番組として、鳴り物入りで同11月6日にスタートした『フルタチさん』。第1回は8.2%、第2回は8.1%とまずまずだったが、第3回は5.8%と急降下。第4回では8.0%と巻き返したが、第5回以降は5~6%台に低迷。第8回で4.9%と初の5%割れを記録すると、以後、4%台も頻繁に出すようになり、苦しい状況が続いている。

「あまりの低視聴率ぶりに、フジは古舘に『3月で打ち切りたい』と申し入れたようですが、古舘の猛反発を食らって、説得できなかったようです。なんせフジは三顧の礼を尽くして、迎え入れただけに、さすがにわずか5カ月での打ち切りはできなかったようです。しばらく様子を見ることになったようですが、こちらも波乱含み。低迷が続くようなら、2時間から1時間枠への縮小、または6月いっぱいでの打ち切りが浮上しそうです」(同)

 よもやの“継続”となった両番組だが、むろん安泰ではない。視聴率が上向く気配がなければ、遅かれ早かれ、打ち切りの憂き目に遭う可能性が高そうだ。
(文=田中七男)

月9崩壊でフジテレビ内の“戦犯探し”が激化! 上層部は「とりあえず原作モノで」としか言わない……

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「ついに、といったところですかね。もはや数字に関しては期待していませんでしたが、中身も散々なので、いよいよ“月9”も終わるんじゃないかと、局内は騒然としていますよ」(フジテレビ関係者)

 モデルの西内まりやが主演を務める月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』の第4話の視聴率が6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と月9のワースト記録。第5話では、さらに6.2%まで下げている。

「人気モデルと、演技初挑戦となる人気ロックバンド『flumpool』のボーカル・山村隆太を起用したのは話題性があったんですが、その結果、これですからね。世間では、映画『トイレのピエタ』で日本アカデミー賞新人賞を獲り、『君の名は。』の主題歌で『紅白』にも出場した『RADWIMPS』の野田洋次郎のほうがよかったんじゃないかって声もありましたね」(芸能事務所関係者)

 そんな中、局内ではすでに“戦犯”探しが始まっているという。

「問題は、うちの上層部にあるんですよね。みんなそれはわかっているんですけど、どうにもできない。コネ入社で実力のない彼らは、『とりあえず原作モノで』としか指示しません。うちは他局のように小説が売れている作家とのつながりも薄いですし、昔の作品のリメイクばかりやろうとしています。ドラマ作りに強い人が全然いないので、今は東宝や東映、松竹からヘッドハンティングしていますよ。給料をものすごく高く設定しているみたいですが、あまり集まってないようです」(前出・フジ関係者)

 この4月に月9は30周年を迎えるというが、31年目はないかもしれない。

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