「リアルサウンド」の記事一覧(56 / 64ページ)

大森靖子はこうして“変態”を遂げた 3年間撮り続けた写真家が語る、彼女の素顔

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Sexy Zoneがミスチルを抜いたCDシングルランキングをどう考える? さやわかが歴史的視点から提言

【リアルサウンドより】

 Sexy Zoneの新シングル『君にHITOMEBORE』(11月19日発売)が初週で約33.6万枚を売り上げ、同日に発売されたMr.Childrenの新シングル『足音~Be Strong』の売り上げ11.4万枚を上回り、12月1日付けのオリコン週間CDシングルランキング1位に初登場したことが、一部で波紋を呼んだ。(参考:2014年12月01日付オリコン週間CDシングルランキング

 Sexy Zoneが初回限定盤4種に加え、通常盤と限定流通商品の〈Sexy Zone Shop盤〉など、セット販売を含めて計33形態で販売する、いわゆる“複数販売形式”を展開したことに対し、Mr.ChildrenはCD1種類のみという対照的な販売方法だったため、そのランキングに疑問を抱く声が多く挙った形だ。ネットでは、Mr.Childrenのオリコン31作連続初登場1位という記録が途絶えることもあり、「あんなに特典を付けて1位をとるとかやっぱ納得いかない」「オリコンはもう終わった」といった、ネガティブな意見も目立つ。

 しかし、『AKB商法とは何だったのか』の著者であり、音楽産業に詳しいライター・物語評論家のさやわか氏は、そうした見方に疑問符を投げる。

「Mr.Childrenは90年代、数多くのCM曲やドラマ主題歌などのタイアップを獲得してきたことで、知名度を高めて人気を集めてきたバンドです。もちろん、バンドの実力や曲の良さもありますが、プロモーションにも力を入れてきたことは事実で、“売れること”をしっかり意識してきたバンドでもあります。90年代の音楽業界は、80年代に人気だった『ザ・ベストテン』などの音楽番組が減少していったことから、タイアップの重要性が認識された時代で、そういった意味でMr.Childrenは時代に即したプロモーションを展開し、成功したバンドとも言えるのです。多くの人に音楽を届けるのに、しっかりとしたプロモーションをするのは当然ですし、そうして一時代を築いた彼らは、その戦略も含めて評価されて良いと思います。今回のシングルは2位でしたが、やはり過去からやり続けてきた大型タイアップを付けて、積極的な売り上げ促進を図っています。彼らが純粋に音楽の質だけで売れたと考えるのは、いささか偏った見方なのではないでしょうか」

 また、Sexy Zoneの販売手法も決して非難するようなものではないと、同氏は指摘する。

「今回、Sexy Zoneが行った特典付きの複数販売形式は、いまやアイドルに限らずさまざまなアーティストが行っている販売戦略で、CDに新たな付加価値を与えて成功するという手法です。そもそもオリコンチャートは、音楽の“質”を担保するものではなく、純粋に“売り上げ枚数”で順位が決まるもの。そこには当然、プロモーションの成否も反映されます。それゆえ、今回のチャートでSexy Zoneが1位となり、ミスチルが2位だったことの意味をあえて考えるならば、今の時代においてはタイアップよりも複数販売形式が有効な戦略であるということが改めて確認できたということでしょうし、いずれにしても両者の音楽的な評価を決定付けるものではありません。さらにいえば、オリコンチャートに多くの人がこだわるのは、単純に売れることそのものに価値がなお見いだされているからだし、それを踏まえた上で、売れるためにタイアップで人気を獲得してきたMr.Childrenも、複数販売形式で枚数を重ねたSexy Zoneも、間違ったことをしているわけではないと思います。また、そういう視点でならオリコンチャートはしっかり機能し、今なおひとつの指標にはなっていると言えるでしょう」

 音楽の“質”だけでなく、各アーティストの販売戦略の成否が反映されてきたのがオリコンチャート、というのがさやわか氏の見方だ。そうした視点でチャートアクションを追うと、新たに見えてくるものもあるのではないか。

(文=松下博夫)

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エアギター世界大会で見事優勝を果たし、一躍注目を集めた名倉七海。 【リアルサウンドより】  映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で主演を果たした大原櫻子が「MUSH.CO」名義で歌手…

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Shiggy Jr.がライブで見せた“末恐ろしさ”ーー穏健なようでラディカルな音楽性とは?

『Shiggy Jr. presents「なんなんスかこれ。」』でライブを行ったShiggy Jr.。(写真=後藤壮太郎) 【リアルサウンドより】  まだインディーズでミニ・アルバ…

星野源、サカナクション、READ ALOUD…今だからこそ“ジャケ買い”したいアーティストは?

 音楽配信やストリーミングサービスの台頭により、CDジャケットを見ることが減ったリスナーも多いかもしれない。しかし、ジャケット写真をはじめとしたCDのアートワークには、アーティストの思いが込められていて、芸術的にもすばらしい作品がたくさんある。今回当サイトでは、そのジャケット写真が秀逸なアーティストをピックアップし、今だからこそ“ジャケ買い”したいアーティストを紹介したい。

【リアルサウンドより】

 音楽ライターの森朋之氏は“ジャケ買い”の文化や面白みについてこのように解説する。

「“ジャケ買い”とは、CD、レコードなどのジャケットを気に入り、内容を知らないまま購入すること。基本的にはショップに足を運び、CDやレコードをチェックしているときに“お、このジャケット、カッコいい”“かわいい”“おしゃれ”“笑える”“くだらなくて最高”みたいなことで興味を持ち、よく知らないアーティストにも関わらず買ってみるという行為かと。ジャケットのアートワークには、そのアルバムのサウンドのイメージ、コンセプト、アーティストの意図やメッセージが込められているはずなので、ユーザーとしてはジャケットを見ることで、音楽性を想像する楽しさもある。

 実際に聴いて“想像とぜんぜん違った”とか“まったく好みではなかった”ということもあるが、それもまたジャケ買いの楽しさ。逆にジャケ買いしたアルバムが良いと“おお、自分のセンスはまちがってなかった”とひとりで優越感に浸れたりして(?)、それも楽しい。もともとデザインが気に入って購入しているわけで、部屋に置いておいてインテリアみたいに使うのもアリかと。個人的に好きなのは、パロディジャケット。たとえば超有名な『ロンドン・コーリング』(ザ・クラッシュ)のジャケットが、実はアルバム『エルヴィス・プレスリー』(‘56年)のデザインとほぼ同じ。そういう発見もCD/レコードの楽しさのひとつですね」

 実際に、森氏はジャケ買いで、すばらしいアーティストに出会ったという。

「ジャケ買いして当たりだったCDは、the happy losersというスペインのバンドの『apple taste』、UKのギターバンドfarrahの『Moustache』。いわゆるギターポップ系のバンドは、かわいいジャケが多いです」

 洋楽だけではなく、現在の日本の音楽シーンで活躍しているアーティストのなかにもジャケ買いして楽しめるアーティストも多い。そこで、タワーレコード渋谷店 J-POP担当の宇野文美さんにオススメのジャケ買いアーティストを聞いてみた。宇野さん自身も、坂本龍一とクリスチャン・フェネスによるユニット・fennesz+sakamotoの作品『cendre』の美しい風景の写真に惹かれてジャケ買いしたという。

星野源 『ギャグ』

 2013年5月発売のシングル。ご自身が声で出演されたアニメ映画『聖☆おにいさん』の主題歌で、楽曲自体がとてもワクワクするようなキャッチーでポップな楽曲です。まずは、その楽しさが一目で伝わってくる黄色のカラー、そして星野源さんを思わせる人物の顔の目・鼻・口の代わりに“G・A・G”! ユーモアや飛び出してくるような楽しさを、この絵が上手く表現していて、誰にも伝わる一枚だと思います。

READ ALOUD 『アカンサス』

 淡く美しいブルーの中に、よく見たらピストルが。一見、綺麗な絵かと思いきや、実はそれだけでない。nao morigoさんのアートワークが、様々なイマジネーションを駆り立てます。まず、水墨画のアートワークがとても美しい。インパクトのあるジャケットというのは目立つ反面、聴く人を限定する、という側面もあると思います。『アカンサス』のジャケットはそういうところがなく、“なんだろう?”と思って手に取ってみたくなる、間口の広さがあり、さらによく見てみるとピストルという相反する強いモチーフ。ロックを感じることもでき、しかし聴く人を限定しない、多くの人に伝わる、というところにREAD ALOUDらしさも感じました。この『アカンサス』のような、様々な想像を駆り立ててくれるジャケットは、個人的にとても好きです。クワタユウキ × nao morigo(画家) 「アカンサス」スペシャル・インタビュー

サカナクション 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』

 バッハといえば、“音楽の父”であり、ドイツを代表するクラシック作曲家。そして、ドイツはテクノミュージックが盛んな街。表題曲のタイトルのドイツ語表記や、ニューウェーブを想起させるような写真が、曲を表しているようです。

岡村靖幸『彼氏になって優しくなって』

 岡村靖幸さんご自身で自分自身を撮った“セルフィーショット”写真。いわゆる“自撮り”なのですが、とてもインパクトがあり目を引きます。岡村ちゃんならでは、ですね。

ペトロールズ 『SIDE BY SIDE』

 長岡亮介、三浦淳悟、河村俊秀からなる3ピースバンド・ペトロールズのシングル。“SIDE BY SIDE=併走”というタイトルが良く分かる絵が、分かりやすく可愛いです。鮮やかなブルーも、バンドサウンドを表しているよう。

 宇野さんは最後に、「今はネットや配信などで簡単に音楽が手に入る時代で、それは素晴らしいことだと思います。ただ、ジャケットなどのアートワークを含めたパッケージ、作品を手元に置いておくのも、また一つの音楽の楽しみ方です。データだけでは味わえない、愛着や新たな発見もたくさんCDにありますので、気になったアーティストや作品があれば、ぜひ手にしてみて下さい」と、音楽ファンへのメッセージも語ってくれた。作品世界を音楽とともに深く表現したアートワークもチェックして、すばらしいアーティストと出会ってみてはいかがだろうか。

(文=高木智史)

クレモンティーヌ、小野リサ、中塚武らが提示する、ディズニー音楽の新たな魅力とは?

ジャズやラテンをベースに、様々な要素がクロスオーバーした独自のサウンドを展開する中塚武。 【リアルサウンドより】  『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー」が今年、大きな…

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