「韓国珍スポ探訪記」の記事一覧

韓国のハワイを代表する、風情あふれるエロスポット「済州ラブランド」

「韓国のハワイ」こと済州(チェジュ)島。浮かれた博物館が乱立するこの島で、珍スポ趣味者が訪れるべき三大スポットといえば、「健康と性の博物館」と「世界性文化博物館」、そして今回取り上げる「済州ラブランド」だ。ここに秘宝館の世界チェーン店「リプリーのビリーブ・イット・オア・ノット博物館」を加えて、済州島珍スポ四天王としてもいいだろう。

 ラブランドを訪れたのは今年2月。ハワイと言え…

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トリップ必至!? 濃厚すぎるファンタジーワールド「松月洞童話村」

<p> 童話村のことを聞いた時は、正直「またか……」という思いしかなかった。</p>

<p> お年寄りしかいない寂れた町や、いわゆる貧民街を、「アート」と称する派手なばかりの壁画で埋め、観光客を呼び込もうとする手法は、韓国では実にありがちだ。</p>

<p> 前回の碑石文化村(参照記事)のように、日本人の墓石の1つや2つあればいいのだが、壁画だけでは珍スポと言うには物足りず。むしろ美大生が描いたようなしょぼいイラストで、せっかくの趣が台無しになった古い町を数多く見てきたものだ。<br />
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テトリスのように積まれた日本人の墓石にドキッ!「峨嵋洞碑石文化村」

<p> 韓国珍スポの旅を続けて悩むのが、これは果たして珍スポなのかどうかということだ。</p>

<p>廃墟もミステリースポットも軍事施設も大好きだが、それは珍スポではない。訪れる人を珍妙な気分にさせる、ほほえましくもストレンジな何かがあってこそ「珍スポット」と言えるわけで。</p>

<p> 釜山(プサン)は「峨嵋洞(アミドン)碑石文化村」を訪れた。日本統治時代に日本人の共同墓地があった山の斜面に、1950年の朝鮮戦争で家を失った人々が居を構えた集落であり、なんと日本の墓石が建材としてあちこちに使われているという。</p>

泌尿器科医がプロデュースする、香ばしい秘宝館「世界性風物館」

<p> バンコクはシリラート病院内にある「死体博物館」、そしてこの連載にも登場した精神病院の敷地内にある「大顔岩彫刻公園」の例を挙げるまでもなく、病院内の珍スポには有無を言わさぬ説得力があるものだ。</p>

<p> 今回紹介する釜山の「世界性風物館」(英語名は「カーマ・セクストピア」)も、かなりギリギリである。この秘宝館、なんと泌尿器科医院の中に存在するのだ。いやむしろ、秘宝館の中に病院があるというべきか。</p>

<p> 泌尿器科医であり、「韓国性文化会」会長のチャ・ヨンイル先生が運営する世界性風物館は、釜山の繁華街に立つ、4階建ての雑居ビルにあった。路面の1階にはコンビニが入店しており、その上に「チャ・ヨンイル泌尿器科医」の看板が、でんと掲げられている。</p>

国連事務総長のおとぼけ人形がずらり「潘基文本家」

<p> 国連事務総長の名を冠した「潘基文(パン・ギムン)平和ランド」を訪れ、脳もいい感じにフニャフニャになった私が、次に向かった先は隣町の忠州(チュンジュ)市。観光気分で昔ながらの市場、武学(ムハク)市場を歩いていたところ、思いもよらず「潘基文本家」なる看板を発見! まさか、ここでも潘基文スポットに出会うとは……。韓国のみんなは、一体どれだけ国連事務総長が好きなのだろう。<br />
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腰が抜けるほどピースフル「潘基文平和ランド」

<p> 前回、3,000体もの石像を有する狂気の私設公園「大岩顔彫刻公園」取材のために訪れた、韓国の中ほどに位置する陰城(ウムソン)郡。現地でもらった日本語の観光パンフを眺めていたところ、強烈なネーミングセンスのスポットを発見した。その名も「潘基文(パン・ギムン)平和ランド」である。<br />
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なぜいま? ゴージャス&トホホな「江南スタイル像」

<p> 2012年に世界的なヒットとなった「江南(カンナム)スタイル」。PSYの珍妙な乗馬ダンスは、キムチやヨン様と並ぶ、「これぞ韓国」的な説明不要の存在といえよう。</p>

<p> こちら韓国でも、当時はどこに行ってもズッコズッコと「江南スタイル」が流れ、異常な盛り上がりを実感したものだが、2016年の今となってはさすがにトホホなコンテンツとなり、土産物店など外国人観光客を意識した場所以外では耳にする機会も少なくなった。まあ、大ヒット曲というものは、どこの国も同じようなものだ。</p>

エロチックアートあふれる「ぺミクミ彫刻公園」で、思わず健康になる

<p> 前回に続き、今回も魔界・仁川(インチョン)に潜む物件である。場所は、仁川国際空港のすぐそばにある小さな島、茅島(モド)。この島の海岸に、エロチックな像が立ち並ぶ公園「ペミクミ彫刻公園」がある。</p>

<p> この公園は、キム・ギドク監督の映画『絶対の愛』(原題『時間』)に登場し、知る人ぞ知る存在となった。性器丸出しの異様な立体物を横目にデートする男女の絵はカオスそのものだが、まさか映画のセットではなく、実在する公園だったとは……。なお、監督の前作『弓』も、同じ海岸で撮影されている。</p>

オーナーは韓国の草間彌生?  30万個の瓶のフタが視界を埋め尽くす、カフェ「ポヤ」

<p> ソウルに隣接する港町であり、韓国ネットユーザーには「魔界」と称されるディープタウン・仁川(インチョン)。日本統治時代の建物が残る商店街を歩いていると、思わず二度見してしまう、ド派手な一軒家のカフェ(?)が登場する。</p>

<p> 建物を丸ごと覆う、草間彌生的な怒涛のドット絵。私の目をチカチカさせるものは一体なんだろうと思い近寄ってみると、ビールやジュースの瓶のフタであった。この物量、そしてフタを集め張り付けるのにかかったであろう労力を想像すると、めまいがするばかりだ。</p>

炭鉱の町に小エロを投入「鉄岩炭鉱歴史村」

<p> ディープスポット愛好者にとって、はずせないのが炭鉱だ。こちら韓国にも、かつて炭鉱町として栄えたものの、いまや衰退してしまった町がいくつかあり、当時の様子を人形で再現した博物館や、廃坑を活用したギャラリーなど、香ばしいスポットが複数存在する。</p>

<p> 今回足を運んだのは、太白(テペク)市に位置する「鉄岩(チョラム)炭鉱歴史村」。前回訪れたサンタ村から、風光明媚な渓谷の間を走る列車に乗って、小一時間程度の距離にある。</p>

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