「14ウーマン」の記事一覧(10 / 161ページ)

「タブー特盛り」SKE48新人、“未成年飲酒”“ジャニオタ”疑惑のTwitterアカ流出で大炎上

 SKE48・小林佳乃が、グループ加入前に使用していたとみられるTwitterアカウントがネット上に流出し、その過激な投稿内容に「よくアイドルになろうと思ったな……」と呆れる声が飛び交っている。

 1月14日、ネット上で「投稿写真に写っている女の子が、小林本人に酷似している」などとして注目を浴びた同アカウント。ジャニーズWEST・藤井流星の熱狂的なファンであることや、未成年ながら飲酒経験があり、さらには、男性との交際歴なども窺える投稿が散見され、ネットユーザーから「アイドルのタブー特盛じゃん」「一体何を考えて、アイドルを志そうと思ったんだ」「未成年飲酒って、アイドルとして以前の問題」といった批判の声が噴出し、大炎上している。

「小林はSKE48の8期生メンバーで、昨年11月に行われたコンサートで、初めて舞台に上がったばかり。そこでは、井上瑠夏とともにセンターを務めていたのに、加入早々、とんだトラブルを起こしてしまいました」(芸能プロ関係者)

 昨今、芸能界入りする前のSNSアカウントや、裏アカウントが発覚し、ネット炎上を巻き起こすアイドルは後を絶たない。

「SKEメンバーも、これまでたびたびこうした騒動を起こしています。例えば宮前杏実は2015年、彼女のものとみられるTwitter裏アカから、一般男性との交際疑惑が浮上し、昨年9月の公演をもってグループを卒業。また、現在はセクシー女優・三上悠亜として活躍している鬼頭桃菜も14年、Twitterの裏アカでSKEやファンへの暴言を書いていると疑われ、その後本人が謝罪したこともありました。近年、アイドルの運営サイドは、“グループ加入前に厳しくSNSアカウントをチェックする”といわれているのですが、こうした未成年飲酒疑惑まで浮上するようなツイートを見逃していたとは、SKE運営がメンバーの管理を怠っている、もしくはメンバーに期待を寄せていないとも考えられます」(同)

 小林のアカウントが本物だとすれば、この先の進退が問われることになりそうだ。とはいえ、謝罪や卒業をしたとしても、SKEというグループ自体へのファンの不信感は、拭いきれないかもしれない。

労基署の是正勧告に反論したエイベックス松浦勝人社長が、「加筆修正」で微調整した箇所

 本サイトを読まれる方が日頃手にすることがないであろうオヤジ雑誌群が、いかに「男のプライド」を増長し続けているかを、その時々の記事から引っ張り出して定点観測していく本連載。

 大手レコード会社「エイベックス・グループ・ホールディングス」が、昨年末、三田労働基準監督署から労働基準法に基づく是正勧告を受けている。その報道を受けたエイベックスの松浦勝人社長の往生際が悪い。自身のブログに「納得できない」とつらつら書き綴っている。

 「現時点の決まりだからもちろん真摯に受け止め対応はしている」とした上で、「法律が現状と全く合っていない」と続け、他にもこういう会社はある、自分たちが目立っている会社だからこそこういう目に遭ってしまう等と弁解した後で、「今はとにかく矛盾だらけだ。僕の法律知識なんて乏しいから間違っていることを書いているかもしれない。しかし、納得できないことに納得するつもりはない。戦うべき時は相手が誰であろうと僕らは戦う。それが僕らの業界とこの国の未来のためだと思うからだ」と、支離滅裂なことを書いている。「間違っていることを書いているかもしれない」のならば、まずは持論が正しいかどうかを精査すべきだと思うのだが、それをせずに、僕らは戦う、この国の未来のために、と言われても、戦隊ヒーローモノじゃあるまいし、空疎に響く。労働基準法に基づく是正勧告を受けたらならば、未来と戦う前にただただ是正してほしい。

 この夢見がちな弁明を、佐々木亮弁護士が「弁護士ドットコムNEWS」で冷静に片している。「テレビなどメディア関係者などには、『働きたい人が好きなだけ働く』ということがありがちです。それは結構なことです。しかし、そんな人でも働きすぎれば死んでしまう。だからこそ、そういうことを防ぐために労働基準法の規制があるわけです」。松浦は同ブログで「美容師の人達、学校の先生、、、自分の夢を持ってその業界に好きで入った人たちは好きで働いているのに仕事を切り上げて帰らなければならないようなことになる」と言っているが、こういう「夢」の使い方に、是正勧告される理由がそのまま映し出されてされているように思える。

 教師の業務過多が問題視されていることを受けて、文部科学省は今月頭、全国の教育委員会などに対して、中学校の運動部の部活動について、休養日を適切に設けるように通知を出した。なんと、国公私立全体で週休ゼロが22.4%、週1日休みが54.2%との数値が出ている。2014年のOECDのデータで、日本の教員の一週間あたりの勤務時間は34カ国・地域の中でトップの53.9時間と、平均の38.3時間を大きく上回った。いくつもの雑務が山積し、長時間労働を強いられる教師の実態は、新聞やニュース番組に1週間でもアクセスしていればどこかで出てくる議題だが、「好きで働いているのに仕事を切り上げて帰らなければならないようなことになる」との見解が教師を代表例に更新されていく。

「今の新入社員に朝まで音楽について語れるやつはいるのか」

松浦勝人(『GOETHE』2017年2月号/連載『素人目線 松浦勝人の生き様』)

 雑誌『GOETHE』の2月号は、年に一度、恒例の秘書特集。容姿端麗な秘書たちをアイドルのように並べておきながら、あくまでも優秀なビジネスパートナーですと配置する記事にサラリーマンの「夢」が詰まっているのかもしれないが、今年の特集では「元秘書たちが激白!『こうして私は妻になった』」なる直接的な企画が組まれているし、妄想チャート「あなたは秘書を落とせてる⁉」のページでは秘書との距離を知る企画を実施しているのだから、そろそろさすがに本性を隠せていない。

 同誌に連載されている松浦の連載『素人目線』を読む。「振幅の狭いやつは、もういらない」と題し、最近の社員は本当に音楽が好きなのか、自分の頃は「遅くまで飲んでも朝早く会社に行く」のが当たり前だった、地道にラジオ局を回ったもんだ、それなのに今の社員ったら「そういう部分は学ばず、楽しそうなところばかり、僕から学んでしまっている」とおかんむり。子会社の社長について、社長という名前はついていてもホールディングス制なんだから「本来だったら事業部長のようなもの」と、誌面を通じて挑発している。CCメールで送ればいいのに、とは思ったが、もしかして、鼻の下を伸ばしながら秘書をゲットする方法を記事にしている雑誌への警告も含まれているのだろうか。

 雑誌の発売日から逆算すれば、このコラムは、労働基準法に基づく是正勧告が報じられる前に書かれたはず。となれば、「日本では労働基準法に守られていて、簡単に解雇することはできない。でも海外の企業だったらとっくにクビになってもおかしくない人が紛れこんでいる。だから、給与体系を大きく変えようと思っている。パフォーマンスの悪い社員は、どんどん降格させ、給与も法で定められた範囲でガンガン下げられるようにする」などの記載は、正直削っておきたかった箇所かもしれない。

 このコラムは、掲載後に自身のブログに同内容がアップされている。ブログの記事タイトルが「『GOETHE』 素人目線 松浦勝人の生き様」なので、雑誌コラムを転載したものだと周知させている。雑誌とブログの両方を読んでいる人は少ないだろうが、両方読んでみると、そのまま掲載されているはずのコラムが一部加筆修正されているのがわかる。雑誌掲載では、先の引用に続けながら「エイベックスは社内格差がものすごい会社になるよね。それでいいと思う」と結んでいるのだが、ブログには「今、言われている残業代だってみなしをやめ正確に法律の範囲内で最大限支払うつもりだ。在宅勤務も導入する。」との文章が加えられている。

 その数日前のブログでは、「好きで仕事をやっている人は仕事と遊びの境目なんてない。僕らの業界はそういう人の『夢中』から世の中を感動させるものが生まれる。それを否定して欲しくない」と威勢良く法規に楯突いているのだが、すっかり従順な加筆修正をしたことで、転載後のコラムは実に切れ味が鈍い。当然、サービス残業はなくすべきで、加筆部分にあるような改善が成されるべき。とはいえ、コラムの全体としては、勧告を受けてもなお攻めの姿勢、と示す内容のままなので、譲歩した加筆をした意図が読めない。

 何よりも、2つを見比べるだけですぐにわかってしまう加筆や、それによる整合性のなさを指摘されないように気をつけたりはしないのだろうか。それとも、(死語を使えば)イケイケの経営者というのは、こういったちょっとした文章の整合性を気にしている暇なんてないのだろうか。精神論と法規を天秤にかけて、精神論をどこまでも稼働させていく判断をするのかと思いきや、ちょこっと微調整をしてみる。それでもなお、「夢中」から世の中を感動させるものが生まれる、という一本調子はブレない。その夢からこぼれ落ちたり、挟まれて窒息したりする人たちが出てくるのだろう。朝まで音楽について語る必要はない。夜は寝よう。そんな当たり前のことを思った。

工藤静香インスタ開設の波紋 「木村拓哉の妻」としてのママタレ的プラベ解禁は念願だった?

 工藤静香(46)が1月7日にInstagramの公式アカウントを開設し、工藤ファンが喜ぶ一方で、夫・木村拓哉(44)ファンからの批判が強まっている。

 工藤がUPする写真はその多くが手料理の食卓と愛犬たちを撮ったもの。ドラマ撮影中で多忙な夫のぶんはなさそうな日もあるが、「オニオングラタンスープを作った」という写真にはきっちり4つのスープ皿が。また、以前から木村は「毎朝グリーンスムージーを作って飲む」とバラエティ番組やラジオなどで発言しているが、工藤もスムージーの写真をUP。しかも二人ぶんだったことで、木村ファンは「こうやって私生活をニオわせるやり方、最悪」と憤りを見せている。相手男性の気配を「ニオわせる写真」はジャニーズファンからもっとも嫌われるのだ。いっそ木村とのツーショットや家族ショットを投稿するくらい振り切ればファンも何も言わなくなるかもしれないが、タレントの肖像権にうるさいジャニーズ事務所がそれを許可することは決してないだろう。前述の「4つ並べられたスープ皿」写真は、すでにインスタから削除されている。工藤のもとに直接、誰かから指摘があったのだろうか。

 2000年、妊娠4カ月で当時SMAPの木村拓哉と結婚した工藤静香。二女に恵まれ、工藤の実両親とも近距離で暮らすなど円満な家庭を築いたが、しかし芸能活動は自粛傾向にあった。その裏に、SMAPをブレイクに導いた飯島三智マネージャーの「キムタクのプライベートは見せない」方針があったと言われているが、飯島マネがジャニーズ事務所を退社し、SMAPも解散した今、工藤は多くのママタレントのように木村家のプライベートを解禁していきたいのかもしれない。SMAP解散から数日でのインスタ開設は、少々気が急いているようにも見えるが。

 工藤本人は「問題があったら直ぐ辞めます!」と宣言しているが、どの投稿にもファンから賛辞コメントがたくさんついており、少々の批判でやめてしまってはもったいない。出来ることなら、料理だけでなくリビングや夫婦の寝室、水まわりの写真や休日の旅行写真なども次々にUPして炎上してもめげずに、「木村静香としてプライベートでは彼の一部」であると明言した彼女の「やりたかったこと」をやってみてほしい。ただ、UPされる写真はいずれもお世辞にも見栄えが良いとは言えず、多くの人気インスタグラマーが何度も繰り返し撮り直して加工したうえでUPしている渾身の一枚と比べれば雲泥の差。そのクオリティの低さが「キムタクのイメージ」につながってしまうことは彼女の本意ではないと思うので、インスタウケする写真の撮り方を工藤も覚えたほうが良いかもしれない。

(清水美早紀)

袴田吉彦のアパホテル不倫と「スヌーピーのズボン」寝姿を暴露したグラドルの思惑

 俳優の袴田吉彦(43)がグラビアアイドルとの不倫を「週刊新潮」(新潮社)に暴露され、妻と別居中であることを公表した。12日発売の同誌は、<ダンサー経験がありスタイル抜群で小西真奈美似の30歳のグラビアアイドル>が、2015年9月から12月にかけて不倫関係を持ったこと、その逢瀬現場がほぼ「アパホテル」だったことを報じている。袴田にしてみれば一年以上前のことをなぜ今さら蒸し返されるのか……というところかもしれないが、相手女性とされるTwitterアカウントを見ると“グラドル”として知名度向上を目論んでいる可能性もあり、第二の加藤紗里ポジション狙いでスキャンダルをリークしたようにも考えられる。

 袴田は2010年にグラビアアイドル・河中あいと入籍、娘を一人もうけている。この結婚に際しても当時グラビアで活躍していた折原みかとの「二股愛疑惑」が報道されていたが、結婚後もその性分は変わらなかったということなのだろうか。「新潮」に情報を提供したグラドル女性は、15年9月に「芸能界に顔が広いカリスマ美容師の誕生パーティ」で袴田と知り合い、その夜のうちに六本木のホテルへ。袴田ではなく彼女がラグジュアリーなデザインホテル「ホテルいろは」を指定してその夜を楽しみ、いったん解散した翌日晩にまた二人でホテルへ行ったという。しかしハイレベル(?)なホテルを利用したのは最初だけで、そこからはずっと、アパホテルの快進撃。袴田は友人名義のアパホテルメンバーズカードを所持しており、ポイントを貯めていたという。常に金欠で、最初の4~5回のホテル代は袴田持ちだったが、それ以降の5回ほどは女性が支払ったようである。女性側は「遊ばれたこと」を怒っているように見せかけつつ、その実、金払いの悪さに不満を持っていたのだろうか。

 同記事には袴田がリラックスした服装で眠りこける姿をおさめた写真1枚と、袴田と女性とのLINEメッセージ画面も掲載されている。わずかなLINEのやりとりだけでも、志村けん変なおじさんスタンプなどを使いつつあからさまに素っ気無い袴田の態度が伝わる。女性の「よしくんとはもう会えないの?」という言葉に、松岡修造の「ぺこり…」とおじぎしているスタンプで返信しているのみ、というのは完全に、この女性のことを好きでもなんでもない。

 袴田の所属事務所は同誌取材に「件の女性との不適切な関係」を認め、本人は「反省」しているとしたうえで、「妻とは2014年夏から別居中」と明らかにしている。袴田自身も、所属事務所を通じてマスコミ各社に「現在妻と別居しているのは事実ですが、この様な軽率な行動をしてしまったことを深く反省しています。お相手の女性にも大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」とのメッセージをFAXで送信した。

 袴田の妻である河中あいは、昨年11月28日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)にほんの少しだけ出演していた。というのも、同番組では、はんにゃ川島章良の家族が特集されたのだが、川島の妻の実姉が河中あいなのだ。河中は川島家に遊びに来ているていでチラッと登場し、「夫は袴田吉彦です」と発言。ナレーションとテロップで「川島家と袴田家は家族ぐるみの付き合い」と紹介された。この放送後、河中はブログで川島のことを「出来た人なんです。いい旦那様なのです。だから妹も頑張れるんだろうなって見てて思います(ハート)これからも支え合って仲良い夫婦でいてね!」と褒めちぎったが、自らの家庭のことはあまり積極的に公開しようとはしていない。ただ、2014年夏から別居しているということが事実ならば、夫婦仲は良好とは言えないだろう。

 しかし河中のブログをさかのぼってみると、2015年5月、こどもの日に<父親というもの>という記事タイトルで、こんなことを綴っている。「旦那さん(袴田)」が、映像作品の撮影で長台詞に挑むとき、「緊張するからと衣装のワイシャツの胸ポケットに娘の写真を入れていた」ことを明かされ、「そんな事してるなんて私は初めて知ったのでなんだか感動しました(キラキラ)娘の顔見て頑張ったらしいです。娘が大きくなったら忘れないでこの話してあげよう(ハート)」。それ以前も、写真こそ多くはないし主に子育てについての話題が占めるブログではあるが、時折「旦那さん」に関する記述はあった。袴田は前出のマスコミ向けFAXにて「今後は娘と妻のことを第一に考え、誠心誠意父親として、夫として努力していく所存です」と宣言しているが、離婚を回避し、夫婦関係の再構築を目指すということだろうか。

 であればますます、今回、不倫関係を週刊誌に告発した女性の「加藤紗里化」はやめてもらいたいところ。ただ証拠となるLINEのトーク履歴は相手女性ががっちり握っているであろうことを考えると、立場は弱い。安価なスヌーピーのハーフパンツにTシャツをINしてソファーで眠りこける写真も、イケメン俳優として名を馳せた人物とは思えない無防備さで、既婚者でなかったとしても芸能人としてあまりに油断しすぎである。袴田や河中のタレントとしての注目度はそれほど高くないといえるが、相手女性が次々にこうしたものを投下して注目を集めようとする懸念はないとはいいきれない。メディアがそれを第二の加藤紗里として面白がることなく、はっきりスルー出来れば良いのだが。

(犬咲マコト)

カンニング竹山がタブーに触れた!? 「実はハワイ危険説」をラジオで明かす

 1月9日、お笑い芸人のカンニング・竹山隆範が、パーソナリティーを務めるラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で、自身が好きなハワイについて、公にはあまり口にされない“危険説”を唱えた。

 ハワイといえば日本人にはお馴染みの観光地。特に芸能界はここ数年またハワイブームの様相を呈しており、特に正月にはモデルも芸人もこぞってハワイで休暇を過ごす。SMAP解散決定が報じられた昨年8月、木村拓哉が家族とバカンスを楽しんでいた土地もハワイだった。美しく豊かな自然、海、日本語で不自由なく過ごせること、買い物天国であることなどから多くの日本人に好まれ、さらにパンケーキなど“カワイイ”フードメニューが頻繁に日本でブームになるなど大人気のハワイ。竹山もハワイ好き芸人として有名だ。お笑い芸人のおぎやはぎに勧められて夫婦で旅行に行ったことがきっかけでハマったそうで、毎年のようにハワイを訪れている。

 しかしいくら日本人が過ごしやすい観光地とはいえ、日本国内ではない。竹山は「ハワイって場所は、楽園じゃない」と断言し、楽園だと思いこんだ日本人が事件に巻き込まれている、と指摘。たとえばOLなどがおでこにサングラスをのせ、ワンピースなど軽装でワイキキなどで自撮り棒を持って歩いている姿は「日本人丸出し」であり、ナンパされやすいことや、日本の感覚で夜出歩くと性犯罪に巻き込まれると話した。さらにビーチではサメが意外と出没しているが日本では知られていないことや、銃による事件が多く最近もハワイ最大のショッピングセンター「アラモアナショッピングセンター」で発砲事件が起こったことを明かしている。

 こういった事件を「ハワイ州は日本人に隠します」と言い、「日本じゃない。アメリカだっていうのを思っておかないと」と熱弁する竹山。芸能界でこういった話題に切り込むことは珍しい。

 また、ラジオで竹山はハワイでのビジネスが難しく、日本人のように情で成り立たないことも訴え「楽園だけじゃない」ことを強調したのだが、これは実感から滲み出た言葉のようだ。というのも竹山はバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の企画で、ハワイのホノルルに「竹山かき氷本舗」というかき氷店を1カ月限定で開いている。期間中の売り上げが1,220万円に達したものの、人件費などの諸費用を除くと最終的な黒字は75万円ほどと、苦労に見合わない結果に終わった。

 とはいえ、前述のようにハワイに入れ込む芸能人は増え続けている。吉川ひなの、長谷川潤、梨花が拠点にしているほか、紗栄子をはじめとした憧れ対象の女性芸能人は、季節を問わずハワイに飛ぶ。ハワイ好きの芸能人によく見られる傾向として、どこか「スピリチュアル」なものをハワイに求めていることが言える。梨花は2015年4月放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)で、人間力を高めるためにハワイに行きたいと訴え、紗栄子はハワイを「自ら求めなくても自然と元気を貰えるパワースポット」と語っている。ハワイを神聖化しているようだ。

 今となっては違和感もなくなってしまったが、年末年始の芸能人のハワイ旅行も不思議な風物詩だ。ミュージシャンの内田裕也やキャイ~ンの天野ひろゆきは、年末年始のハワイ常連として知られている。2017年の正月には浜田雅功と小川菜摘夫妻、ヒロミと松本伊代夫妻、薬丸裕英などがハワイに訪れ、Instagramに写真をアップしている。もちろん井上公造もだ。

 芸能人がこれほどハワイ好きを公言し、安心安全な旅行スポットとしての側面ばかり強調されると、一般旅行者も危機感を持ちにくいのかもしれない。だが現地に住む日本人の口コミ情報サイトでは「車上荒らしが驚くほど多い!」「置き引きが頻発するので油断は禁物」「日本とは違うということを念頭に置いて旅行しましょう」「安全に思われているワイキキも行動次第で危険地帯になる!」と、当たり前のことばかりであるが注意喚起の声が続々。また一部の旅行情報サイトでも「多額の現金を持ち歩くのは問題外」「ツアーの名札や部屋番号の書かれた札を服に付けて歩く人がいて危険」「人気の高い街でも夜に出歩くのは危機意識が低すぎる」と厳しく伝えている。多くの観光客が集まる場所であるからこそ、観光客狙いの犯罪はつきものだ。常識的な防犯意識を持たなければいけないだろう。

 行動の仕方によっては事件に巻き込まれる可能性が十分ある。竹山のように、芸能人たちがハワイを「ただの楽園じゃない」と伝えてくれると有り難いのだが。

(ボンゾ)

『バイキング!』高視聴率達成に沸くも…坂上忍、高橋真麻に「おっぱいでっかいねえ」

 昨年は悲惨な低視聴率番組を量産してしまったフジテレビだが、今年に入って多少、盛り返しの兆しを見せているらしい。まず10日にスタートした草なぎ剛主演の新ドラマ『嘘の戦争』の初回視聴率が、関東で11.8%、関西で15.5%を記録(ビデオリサーチ調べ)。昨年10~12月期のフジ連続ドラマ(プライムタイム)は4本だったが、そのいずれも、二桁の視聴率を獲得することさえないまま終了していた。そのことを鑑みれば、非常に幸先の良いスタートだと言えるだろう。

 さらに、1月5日に放送された昼帯の情報番組『バイキング』の平均視聴率が7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが発表された。同番組は2014年4月にスタート、メインMCの坂上忍と日替わりMC、ゲストタレントらがテーマに沿ってトークしていくゆるい内容で、『笑っていいとも!』の後継番組だ。これまで同番組の最高視聴率は昨年8月26日の6.8%だったが、それを今回更新したという。同時間帯のトップは5年連続で『ひるおび!』(TBS系)が独走中だが、5日の放送は両者タイだったそうである。

 にわかに浮かれムードが漂っているかもしれないフジだが、『バイキング』にはたびたび看過できない場面がある。つい先日、10日の放送でも問題シーンがあった。火曜の日替わりMCは柳原可奈子と高橋真麻だが、番組後半、「20歳の自分へのアドバイス」ランキングを紹介するコーナーの最後で、坂上が高橋の胸元を指さし、脈絡なく「全然関係ないけどさ……おっぱいでっかいねえ」と感心したような口ぶりで発言。それまでまったく女性の胸に関するトークはなく、まさに唐突な発言だった。「はははは」と大きく笑いかわす高橋に「いや目の前で見たことないからさ」と返す坂上。そこで画面はLIONのCMに切り替わった。

 坂上としては「思ったことをそのまま口にしただけ」、あるいはただのコミュニケーションで、悪意は見えない。つまり高橋を傷つけようとか嫌な思いにさせてやろうとかの意図がないということである。ナチュラルな公開セクハラである。ただ、テレビで「おっぱい」について発言することが不適切だ、ということではなく、「おっぱい大きいですね」と女性にきくのもコミュニケーションだ、という誤解を広めるという点で罪深いと考えられるが、そうした意識は坂上にはおそらくない。この場面について「スポーツ報知」がネットニュースを出しているが、そこには「これには高橋も体をくねらせて照れ笑い」とあった。照れ笑いか苦笑か、認識はそれぞれなのだな。

 ちなみにそれこそ「全然関係」ないかもしれないが、その直後に流れた“LIONのCM”は、女子児童の生理痛および生理痛薬について、女性が坂上にグラフを使って説明したうえで商品を紹介し、「女心に鈍感な坂上さん、少しは女心がわかりました?」と言うもの。坂上はかしこまって「(受験の)本番の日にお腹が痛くなったら大変ですもんねえ」「(生理痛で苦しむ女子は)そんなに多いんですか!?」「(娘の生理痛に)気付いているお母さんも、自分が飲んでいる薬はあげられないですよね」等とセリフを言い、小児用生理痛薬の紹介をアシストする内容だ。<女子児童を持つ女親>である視聴者層を狙ったCMである。好んで『バイキング』にチャンネルを合わせる層には有効なCMなのかもしれないが、筆者にはしらじらしい演技が目について仕方がなかった。

(清水美早紀)

『東京フレンドパーク』で木村拓哉が犯した失態にドン引き、ブーイング吹き荒れ中

「おっしゃーーーー!」
 昨年末、ひっそり静かに解散してしまった、国民的アイドルグループ・SMAP。メンバーのうち、リーダーの中居正広(44)、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)の4人は解散日である12月31日に都内にあるタレントの堺正章プロデュースの焼肉店に集結して慰労会を開いたようだ。木村拓哉(44)の姿はないのに、そこには元メンバーでオートレーサーの森且行(42)も加わっていて、5人は年をまたいで2時まで語らっていたという。

 この夜この場所にSMAPメンバーが集結するという情報はどこからかマスコミに伝わっていたのだろう。元旦早々、「週刊新潮」(新潮社)のネット版「デイリー新潮」がこの現場をスクープしたと告知し、あとを追うように「女性セブン」(小学館)も慰労会の様子を掲載している。ファッションチェックが容易なほど克明な各々の全身写真が掲載されていたこともあり、複数人の週刊誌カメラマンがしっかり張り込んでいたことは明らか。情報のリーク元はジャニーズ事務所ではないかと噂されているが、だとしたらわざわざ「木村のみが除け者」の構図を大きく報じさせる意図がわからない。木村以外の4人が、幼稚な感情的理由でSMAP解散を引き起こした……という図式を強く印象づけるため? 今さらそんなことをする理由があるだろうか。

 <木村も誘われたけれど、家族で過ごすからと断った説><木村だけが誘われず、木村は家族と共に紅白を見ていた説>など、報道もファンの認識も分かれているが、とにもかくにも木村が慰労会の席にいなかったことだけは間違いない。長年苦楽を共にした仲間との関係に、本当に亀裂が入ってしまったのか。彼らから完全に遮断されてしまっているのか、はたまた自分からもう二度とほかのメンバーと行動を共にすることはないと決意したのか――。木村の心情はわからないが、そんな木村の主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)が、いよいよ1月15日からスタートする。

 数々の主演ドラマで、組織や権力に逆らってでも正義を通し仲間を守るタイプのヒーローキャラを演じ、高視聴率を獲得してきた木村拓哉。今回も例に漏れず、凄腕の外科医を演じるようであるが、黙っていても出演者次第で視聴者がついてくる時代ではないため、TBSも番宣に余念がない。新しいドラマのスタート時期ともなると、各ドラマの出演者たちは番組宣伝のために同じ局内の様々な番組に出演して、宣伝を行わなければならない。1月9日に、あの『東京フレンドパーク』が一夜限りの特番復活をし、間もなく始まる冬ドラマの主要メンバーたちが勢ぞろい、体を張ったゲームで得点を競いあった。当然、木村拓哉もそこに参加、『A LIFE』チームのメンバーは木村、竹内結子(36)、松山ケンイチ(31)、木村文乃(29)であった。

 昨年9月、首のあたりに老いの兆しが見えるような一枚の写真があっという間にネット上で拡散され激ヤセを囁かれた木村であったが、『フレンドパーク』で溌剌とゲームに興じる姿はこれまでと変わらず若々しいイメージだった。医者、しかも外科医役ということで、髪を短く切り手術着を着用しているため首元もガッツリと見えていたが、そこにあの拡散写真のような老齢感はない。木村独特の誰に対しても少し斜に構えたような喋り方や俺様的態度も健在で、要所要所での決め顔や決めポーズも忘れない。見た目にはつっこみどころのない、SMAP解散前と変わらぬいつもの、いつも通りすぎるぐらいの<キムタク>だった。

 しかし一点、やらかしてしまった。番組終盤に行われた<ハイパーホッケー>での木村の態度に、web上では視聴者からのブーイングが吹き荒れている。

 同コーナーにはお笑いコンビ・ホンジャマカのふたりが酉年にちなみ鳥の扮装で登場。このふたりが(対戦相手が女子ふたりの場合は、コンビのどちらかが)ゲストチーム相手にエアホッケーで得点を競うというお馴染みのゲームだ。『A LIFE』チームはまず竹内・文乃ペアが対戦し、苦戦したところで満を持して木村・松山ペアに交替。このゲームに勝つと、それまでトップを走っていた俳優の阿部サダヲ率いる『下剋上受験』チームを逆転して優勝することができ、さらには最後のダーツにチャレンジできる権利を獲得するという、番組内のクライマックスシーンであった。

 さっそうとラケットを持って登場した木村は、当然のように松山の立ち位置を指示した(キーパー扱い)。そして関口宏支配人が投じる最初のパスをいったん手元で止めてから強烈なスマッシュを打ち込み、ゴールを決めて点を取る、という手法を繰り返し、得点を重ねたのである。このやり方にネットでは非難ごうごう。

「ハイパーホッケーでは、暗黙の了解で、支配人からの最初の1球目はみんなとめないで打つのに、なんでキムタク止めて打ってんだ? ふざけてる。これやったらみんな勝つでしょ」
「これはキムタク、しょっぱすぎ」
「もうちょっと松山ケンイチに場を譲ってあげても良かったと思う」

 筆者も視聴していたのだが、たしかに松山ケンイチの存在感がこのゲームではほぼゼロ。自分ひとりで試合しているように振る舞う木村の態度は見ていて気分のよいものではなかった。「キムタクの協調性のなさが全面に出たハイパーホッケーだった」との意見には激しく同意したいところである。

 今後の俳優人生の命運を賭けたといっても過言ではない主演ドラマの番宣で出たはずが、逆に残念なイメージを視聴者に与えてしまった木村拓哉。TBS内でもっとも高視聴率獲得の可能性が高い日曜劇場、しかもキムタク主演というスペシャル枠の『A LIFE』が逆転優勝ということで、「出来レース」を疑う声も多い。あるネットユーザーの意見に「もう阿部サダヲが優勝でいいよ」というものがあったが、筆者も同意見である。どのゲームも全力で頑張り、きっちり笑いも取ってサダヲはホントによく頑張った。いち視聴者として筆者の心の中では、MVPは間違いなくサダヲなのである。

 放送直後にブーイングの嵐が吹き荒れようとは知る由もない木村は、番組終了間際にはとても満足げでやり切った感ある笑顔を浮かべていたが、テレビ画面のこちら側にいる者としては虚しさを感じた回であった。『A LIFE~愛しき人~』制作チームにとって、これが吉と出るか凶と出るか。1月15日、初回の評判が楽しみである。

(エリザベス松本)

ケンドーコバヤシ×紗倉まな・気持ち悪さの共鳴対談!「まなちゃんが男に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマン」

 トップAV女優として第一線を走りつつ、映画にラジオ、執筆活動と、多方面にて才能を遺憾なく発揮している紗倉まな。“AV女優”という男性をターゲットにした職業でありながら、女性ファンも多いという稀有な存在です。一体、紗倉まなの何か多くの女性を魅了するのでしょうか。

 その答えを探るべく、紗倉まなの素顔を紐解いたスタイルブック『MANA』(小社刊)。紗倉まなの私服&下着スナップ&ヘアメイク解説や、ファンの間で話題を呼んだ直筆絵画、芸人・ケンドーコバヤシとの「僕たちのめんどくささを確かめ合う」対談や、プロインタビュアー吉田豪が“紗倉まな”の本質に迫るロングインタビューなど盛りだくさんの構成に、カメラマン・米原康正&佐野方美が本書のために録り下ろした全47ページにも及ぶグラビアなど……まだ知られていない、新しい紗倉まなの魅力が詰まった一冊です。

 その中から、ラジオ番組で長く共演し、旧知の仲である芸人・ケンドーコバヤシとの対談をほんの少しだけ、ご紹介します。紗倉まなから見たケンコバさんは「頼れる大先輩兄貴」ですが、ケンコバさんから見た紗倉まなは「えらくめんどくさい女」だったそうで……。

ケンコバ 会うの、2週間ぶりくらい?

紗倉 すごい会う頻度が高くなってきましたね。

ケンコバ まだ会いたくなかったんだけどね、俺は。

紗倉 えっ、なんでですか!?

ケンコバ 個人的な問題。

紗倉 ???

ケンコバ このあいだ、仕事の都合でヒゲ剃ったって言ったやん? 3日前くらいか、その仕事が終わって、やっと今ヒゲを伸ばし始めてるんやけど、まだやっぱちょっと、自分では人前に出るコンディションじゃないというか。

紗倉 (笑)そうか、気にされてましたもんね。

ケンコバ 気にしてる。ちゃんとヒゲ生えてから会いたいのよ。

紗倉 よっほどヒゲに対しての思い入れが強いんですね。

ケンコバ いや、思い入れないねん、別に。ポリシーもないし思い入れもないんやけど、ただ単にヒゲない顔がホンマに「カリ無しペニス顔」なのよ。

紗倉 カリのない亀頭って! めっちゃ名言。

ケンコバ ほんまそういう顔してるやろ?

紗倉 いや~、でも、無くても幼い感じで可愛いですけどね。

ケンコバ そんなことない。俺、世の中で唯一って言われてるのよ、「ヒゲある方が幼くなる男」。ヒゲ生やした方が可愛い顔になるという、変わった人なのよ。

紗倉 ヒゲがチャームポイントみたいな。

ケンコバ 可愛く思われたいっていうのが、どうしてもあるから。

紗倉 カッコいいより可愛いって言われたいんですもんね、コバさんは。私も実はヒゲ生えるんですけど。

ケンコバ まなちゃんのヒゲなんて、産毛でしょ? 午前中の太陽光線浴びたら金色に光るやつでしょ?

紗倉 ふふふふふ、光るかな?

ケンコバ 俺は午前中の女子の顔見るの好きやったけどね、学生時代。午前中ってまだ太陽に角度あるやんか、横打ちの太陽。だから女の子の顔が金色に光っているのよ。それを見て俺はいつも笑ってたね。

紗倉 そこ見てる人、多分コバさんくらいしかいない(笑)。

ケンコバ そう、「何で笑ってんの?」ってみんな。通信簿には「いつも笑っている子でいいですね」って書いてもらってたよ。

紗倉 何でも笑いを見出せるのは、コバさんの素晴らしいところ。コバさんの青春時代ってなんか濃そうですよね。私なんか特に何も気にせず生きてきたから、コバさんと話してると「そんなところ気にしてる人いるんだー」ってビックリしますもん、毎回。

ケンコバ 確かに、人より気にしぃかもしれんね。まなちゃんは最近、気になる人とかおらんの? 公私関係なく。

紗倉 最近、マネージャーをすごい見ちゃうんですけど。この業界のマネージャーさんてすぐ辞める人多いじゃないですか。3日とか1週間で辞める人もいて……それを試すのがすごく好きで。

ケンコバ 試す!?

紗倉 いつ辞めるんだろう、と思って・・・…。

ケンコバ 今でしょ、って?

紗倉 うふふ。それで、最近入ってきた新しいマネージャーがいるんですけど、すっごい変な人で、その人に対しては興味深々でめっちゃ見てます。

ケンコバ 辞めると睨んでんの?

紗倉 辞めると睨んじゃってる。

ケンコバ いつごろやろうな、っていうのを予測立てながら観察してるっていうことやね。わかるわかる、好き好き、俺もそういうの。

紗倉 この人、どこで嫌がるのかなとか、何を考えてるのかなとか。昨日、移動車に乗ってた時に、私が後部座席左側で、助手席にそのマネージャー、もう長く一緒にいるマネージャーが運転してたんですけど、すごい、助手席の椅子がめっちゃ後ろに下がってたんで、「もし良かったら、少し前にいっていただけるとありがたいです」ってお願いしたんです。「わかりました」って椅子が前にいった後、また思いっきりガンって後ろに戻ってきたんですよ。それで、うわぁーやばーいと思って、ちょっとどうしようみたいな、そういう発見を楽しんでます。

ケンコバ イスのあれは、わかるけどね。ロックする場所がわからんというか、うまいことロックできないんよ。前に戻してロックかけたつもりで背もたれに寄りかかると、ロックできてないからまた後ろにガンッて戻るっていう……まあ気まずいやつやね。俺もね、気になる人おって、近所のおばちゃんなんやけど。自主的に近所の掃除をしてるのよ。掃除するってすごいいいことだけど、汚れてもないのにホウキとちり取り持って立ってて、汚れを待ってるみたいな。そのおばちゃんが、道を通る中学生とかにめちゃくちゃイライラしてんねん、見てたらわかるのよ。

紗倉 怖くないですか?

ケンコバ その人が爆発するのを待ってんの。導火線の音はいつも聞こえているから。でも得てして、爆発の瞬間ってのは見られへんねんな。見れたらいいなぁーと思ってるんやけど。

ケンコバ「まなちゃんの第一印象は、高円寺のバンドマン」

――2人の出会いは3年前。ケンコバさんのラジオ番組に、まなちゃんがゲスト出演して「気持ち悪い妄想話」を語ったことにある。

ケンコバ この人はほんまに・・・・ある意味不器用というか。すごく共感できる女の子だなって思った。たとえ敵を増やすことになっても、嫌われることがあっても、何か言いたいことを言っちゃう人なんやろうなぁ、みたいな。他の女優さんたちと大きく違うのは、そこ。まなちゃんには、自分をよく見せることを恥ずかしいと思ってる、荒削りのミュージシャンみたいな印象がある。この子はこのままだったら、大きな損をするかもしれないと心配した覚えはありますね。ちょっと危うい子やなって。

紗倉 私そんなに危うかったですか?

ケンコバ そうよ。これが男の子に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマンやったんやろうなと思うね。

紗倉 えええ。バンドの担当パートは?

ケンコバ ボーカルで拡声器持って歌うような。

紗倉 待ってください、それ完全にセカオワと被りました。

ケンコバ いやいや結構昔からおるのよ、パンクバンドとかで拡声器振り回すようなの。僕だって本当に、そういう節ありましたからね。調和を嫌うというか、今は調和しか愛さないですけど。

紗倉 だいぶ変わりましたね(笑)。すごい、ラブ&ピース。その尖ってたコバさんを見てみたいなって思う。

ケンコバ 見てみたい? 見ない方がいいと思うよ、ほんまに尖ってたから。目つきも悪かったし。

紗倉 丸くなったキッカケは?

ケンコバ まぁ、仕事がゼロになったからかなぁ。

紗倉 え!? そんな事あったんですか? 信じられないです。尖りすぎたせいで?

ケンコバ 色んな要素はもちろんね、ありましたけど、まぁ、一番は尖ってたからやね。

紗倉 それはどれくらい前の話なんですか?

ケンコバ 20年近く前かな。

紗倉 コバさんが20代の頃ってことですか?

ケンコバ そうそう、20代の時の自分を今見たらもう、怒りしか覚えないね。だから、そんな俺がまなちゃんに共感を覚えてるっていう(笑)。まなちゃんは、20代で仕事失う芸人と似てるってことやね。

紗倉 やばい、やばい、これはちょっとだいぶ改善しないと。

ケンコバ ラジオのレギュラーを一緒にやるようになってからさ、まなちゃんが「チンカス舐め取る」話をして、スタジオがドン引きしたの覚えてる?

紗倉 ああ~覚えてます。私が「溜まったチンカスが好きだ」って話をして。そういうの全然大丈夫な場だと思ってたんですけど、空気が一気に冷たくなったので、あ、失敗したなって。その後リスナーの人からも「あれまじで気持ち悪かったよ」ってすっごい言われて、「わ~過ちー!」って。そういう私にコバさんは……共感?

ケンコバ 共感というか、まなちゃんはものすごくチンカスのことを援護してる節があるけど、あんなもんただの老廃物やからね。老廃物を好きっていうなんて、ダニとかと一緒やから。

紗倉 えーやだー。

ケンコバ でもさ、まなちゃんはガス抜きを見つけて良かったと思ってる。物を書く仕事が増えてるやろ。だいぶガス抜いてんちゃうかなと思って、あれ。

紗倉 そうですね、やっぱり闇深い時とか、何も発散しないと……

ケンコバ そう、ダウンな日はね、ペン持って机に向かってほしいわ、もう。

 この後2人は、恋愛、セックス、結婚、離婚とテーマが深くなるに連れ、面倒臭さを包み隠すことなく赤裸々に打ち明けていきます。お互いを「サイコパス」と呼び合う2人が目指す終着点とは……。ぜひ『MANA』にてお楽しみください。

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男の生殖―男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わない。/ジュンペイさんvol.3

家族観インタビューCASE2・ジュンペイさんの第3話です。初回は、「男と女が惹かれあい、告白して付き合って愛し合う」現象がさも自明のこととされ、規範として強制されている社会への違和感について。第2話では、そのヘテロ社会(強制異性愛社会)を破壊し、男性の存在を脅かす装置になり得る無性生殖を、ジュンペイさんが「良いことだ」と前向きに捉えている理由を話してきました。最終話となる本稿では、「産まない」性である男性が、生殖をどう捉えているのか考えます。

「Family? CASE2 セックスをしなくても生殖はできる。レズビアンカップルに精子提供を試みるジュンペイさん」~最終章~(取材日:2013年10月)

▼前編/「“異性”を好きになって当然だ、お前はどの“異性”が好きなのだ」と当然のように問う社会のおかしさ
▼中編/「性愛の結果」ではない生殖は、強制異性愛社会からの解放だ

性の三角形(セックス・ジェンダー・セクシュアリティ)からの解放のその先

――セックスと生殖が切り離されるのを目の当たりにすることで、ジュンペイさんの中でヘテロのセックスが今までの社会的な意味を失う、という話をここまでしてきました。社会的な意味を失い、友愛としてのそれが可能になるかもしれない。言い換えると、それこそが“解放”であり、そうなることで、性愛やセックスに対してさらに別の意味合いが出てくるかもしれないというのがジュンペイさんの見立てでしょうか。

J うん。そうだね。今はあまり元気がなくて、なんか受動的で、性的なことに欲望を燃やせないっていうか、楽しめてないなって思う。それが精子提供という行為によって「生殖」に自分が関われるかもしれないとなった今、少し前向きな感覚になってきたような気がする。だけど、これで解決するような気がするっていうのも確信ではなくて、なんとなくの感覚というか、なんとなく突き動かされてやってるだけだから、そんなに上手く説明とかもできなくて、あとあとになって辻褄が合うとか説明ができればいいなって思ってやってる。でもさぁ、ヒラマツさんは元々あまり恋愛体質じゃないみたいだけど、「生殖」じゃなくて「恋愛」(好きな人を愛すること/愛されること)を生きるモチベーションにする人だっているわけじゃん。恋愛に欲望を燃やしたり生きる意味を見出したりしてる人を、ヒラマツさんはどう見てるの?

――どう見てるって……なんか上からな感じですね(笑)。別に対象が違うだけだな、って思ってます。「愛されたい」とかはよく分からないけれど、「守りたい他者」みたいな存在が生に覇気を与えるというのは非常に意味が分かる。ただ、私は恋人やパートナーがその「大切な、守りたい、寄り添う他者」に当てはまるような経験は今のところなくて、その対象となるのは子供って存在しかイメージできなかったというか。それもさっき話したみたいに、“大きな意味での次世代”の中に、特に自分に責任感や活力をもたらす存在としての“子供”がいたらいいなぁっていう考え。私にとって恋人やパートナーみたいな存在は、生きる原動力としては説得力に欠けるんですよね、今のところ。そもそも、そういう特定の相手を作ろうって気もあまりないわけですし。友人たちがカップルになっていくのを、いつもただ見てるだけって感じ。自分はそっち側に行くことってないんだろうなぁって。自分が「誰かとつがいになりたい」と思えないことに、寂しさみたいな感情はあるんだけど、羨ましいとは思わないんです。

まあ、今現在の私の恋愛観が、自分にとっての完成形ってこともないんだろうと思っているので、むしろ、ようやく自分が欲しかった生活(子供)を手に入れたから、これから私の恋愛観というのは作られるのかもしれない。そういう意味で、ジュンペイさんの言っていたことにはすごく共感します。生殖を叶えたから、やっと落ち着いて性愛に向き合えるっていうか。私の場合、まだ性愛についてはそんなに積極的に考えるつもりはないけど、そういう可能性は感じていなくもないです。

“生殖”に対峙する男性の立場の弱さ。産物として立ちはだかる“責任”

J 僕は初めてヒラマツさんと話したとき、「同じようなこと考えてる人いた! しかも、もうすでに実現しかけてるし!」って思ったんだよね(笑)。でも、「パートナーは欲しくない、子供だけ産みたい」という欲望を叶えることのハードルは、女性のほうが低くて実現しやすい。僕が男として生きてきて感じるのは、やっぱり男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わないのがヘテロ社会の文化であり仕組みだということ。それだと、僕が触発されるような女の人が妊娠出産をする気になってくれない限り、僕にとって生殖が遠い存在のままなんだよね。それに、鬱になってから、誘うのがしんどいと思うようになった。誘うってすごいエネルギーが要る。

――そうですよね。私も妊娠してから、生殖に向き合う立場としての男の人ってすごく可哀想だなと思ってしまう場面がありました。というのも、私の場合、タイミングは不意だったにしても、結果として念願の子供ができたわけで、でもこの子の生物学上の父親にとってはすべてが不意でしかない。だから彼はすごい罪悪感に打ちひしがれていて、「全部僕の責任だ」って言ってたの。でも、絶対そんなわけないじゃないですか? 全部なわけない。普通に考えて私にも絶対に責任がある。ただ、私はこの子を産んで育てることで責任を果たすという風に考えることもできるけど、彼は結婚もできなくて、お金が出せなかったら責任をどうすることもできないって感じているんだと思う。それで、「責任の話をするなら、二人ともに責任があるのだから、全部だなんて言わないで」ってことと、「そもそも責任うんぬんはさて置いて、現実的にあなたにできることやあなたがしたいことをすればいい。それは何なのかを考えてほしい」という2つのことを私は彼に話しているつもりなんだけど、なかなか伝わっていない感覚があるんです。今は「全部自分が悪いんだ」フィルターがかかってしまっているのかな。だから、とにかくなるべく責めないように、「あなたは悪くないよ」オーラを出して話してるつもりなんですけど、まぁそこまでするのもよく考えたらおかしいですね(笑)。けど、そうしないことには話が進まないから。で、どんなに「あなたは悪くないよ」オーラで接しても、それでも彼の「僕のせいだ」フィルターは無くならない。それくらい、男の人にとっては、生殖というシーンでの女の人に対する引け目が大きいのかなぁって思った。その一方で、はなから責任を一切負おうとしない男性もいるんだろうけど。

J 今の異性愛社会で男性が抱いている主流な幻想や責任感では、男性にとっての生殖への献身の内実というのは、夫として妻や子供を経済的に支えることや、一家の大黒柱として仕事に差し障りのない範囲で育児を手伝う、ということになっているんだよね。妊娠に至るセックスだけで生殖への関わりが終わり、とはならなくて、むしろセックスが生殖への献身の始まりとしてイメージされてる。だからヒラマツさんの子供の父親の人は、経済的にも家族制度的にもその負債を返済できそうになくて、罪責感にさいなまれているのかもね。

生殖・出産・育児に対する社会保障が、やはり手薄なのでは?

J 今回の僕が精子提供したカップルの場合は、僕は基本的には精子提供だけ、という関わりになっている。そのカップルは経済力があるから。でも、先ほどの「夫が大黒柱」という観念に基づいて社会が設計されていて、産後の女性が労働力として軽んじられたり、女性が経済的に自立しにくいという土台があるから、シングルマザーの貧困なんかの問題が絶えないよね。離婚や未婚や精子提供によるシングルマザーは、社会全体でしっかり支えるべきだと思う。ましてや、子供を増やしたいなら、そこに税金ももっと投入していいと思う。シングルファザーの事例については詳しくないけれど、そもそも見聞きする機会が少ないのは、やはり労働に関するこのジェンダー差が大きく関わっていると思う。もしかしたら、それが更には、祖母(シングルファザーの母親)の助けを手厚く借りやすいというところまで、関係しているかもしれないね。男女の平均賃金格差とかも、同じく問題なんだけどね……。

――うーん。精子提供の場合は、何かしら経済的な目途が立っていないと踏み切れないような気はするけど。でもほんとにその通りで、基本的には、孕んだ人がその意思で「産める」「産みたい」と決断可能な保障があってしかるべきだと私も思います。私は幸い、産前産後は実家に少しの間世話になることができるけど、それがなかったら仕事とか選べないし、「なんとか生きるだけ」みたいなギリギリの生活で精一杯というのが現実だっただろうと。それすら、「できる」と言い切れない感じだよね、やる前の私には。

でも、よく考えたら、「産んでもなんとかなる!」「子供と一緒に、最低限人間らしい生活を送れることは保証されてる」と思えたら、産むことに専念できるっていうか、かなりあらゆるプレッシャーやストレスから解放されるし、そういう社会こそが「産みやすい」社会だよね。しかし、現実は、私のような「子供は産みたい。でも子供の父親と結婚や同居をしたいとは思わない」みたいなヤツには、国や社会は厳しい。既に言われたこともあるけど、この先も間違いなく「そういうことは稼いでから言え」ってなる。けど、私自身も、今の世の中ではそれが当然というか、限界というか……(苦笑)だと思うし、世話になっている両親へもショックを与えたことや、自慢の娘になりきれなかった後ろめたさみたいな、申し訳ない思いがあるから、恥ずかしいこととは思わないけどシングルであることは大手を振っては言えない。私がシングルになりたくてなったのは私の“わがまま”ということにする以外の選択肢がない。

ただ、それでも私に稼ぎがちゃんとある状況でこういう事態になっていたら、理解はされなくても文句を言われることはないですよね。本当はそれが理想だったなぁ。でも、順序が逆転しても何でも、子供を授かった人が「産んでも育てられる」と思える制度や保障が無いのは、よく考えたら絶対おかしい。あと、少し状況は違うけど、夫婦じゃないと里親になれないのとかも変だよね。新たな子供の誕生を阻むどころか、既に生まれている子供の成長や生活さえ阻んでいる印象を持ってしまう。なんでそこに「まずは結婚」「家族の形成は夫婦が前提」みたいなオカシなハードルを設けるのか……。人身売買防止とか、色んな問題が絡んでいるのは察するけど、でも逆に夫婦だったらそういう非人道的なことしにくいと思われてるってのも、理解不能だわぁ。あー、怖い。何が少子化対策だよ……。「まずは結婚」「結婚してから、子供」「結婚せずに(or離婚して)子供育てて、お金に困るのは自業自得」って。少なくともこの国には、子供を増やす気なんて1ミリもないね(笑)。

J 「そういうことは稼いでから言え」と言う人がいるって話だけど、妊娠・出産・子育ては社会のために働いているのに等しいという議論もあるよね。妊娠・出産・子育ては、人類社会の根本を支える営みなので、それに相応しい敬意と対価を社会は支払うべきだと思うね。

タワマンパーティにリベンジするも、あわや強姦!! 餌は「等身大フィギュア見た?」

みなさんこんにちは、みほたんです。いやぁ、2017年がスタートしましたね。お正月は気になる男の子からのあけおめメール・LINEなんて一通も来なくて、来るのは全く嬉しくないあけおめザオラルメッセージのみ。女友達ですら、クリスマスに一緒に合コンしたメンバーからしか来ませんでしたよ……! 「今年こそ幸せになりましょうね」とみんなで誓いを立てました。

さて、新年早々友人に誘われて六本木のタワーマンションで行われるパーティに参加してきました。タワマンパーティは二度目ですが、前回のお部屋を上回る豪華さで、カラオケはあるわDJブースはあるわ……お店みたいな部屋でした! ご飯もケータリングではなくカウンターに座ってキッチンから出てくる料理をいただきました。カウンター内には鉄板があって、メインは目の前で焼かれたお肉でしたからね……! 炎あがってましたよ……!

同行した友人からは、マンションに着く前に「ほぼ全員が独身で、みんな30代~40代で結婚相手探してるから頑張ってね!」と言われ、「うお~! このタワマンに住むぞ~!」とか意気込んできました。が、実際始まってみると、男性陣は出会った瞬間にハグ、ことあるごとに肩に手を回してきたりと基本的な距離が近すぎるし、まともそうな人はひとりもいませんでした。名前もプロフィールも何回言っても覚えてもらえないし、まともな人がいないというより、まともに見てくれる人がいなかったんでしょうね。

始まって数時間経ち、各自でカラオケしたりカウンターやキッチンでお喋りしたりとバラバラになって楽しみ始めた頃、ひとりの男性が「あっちの部屋に等身大のフィギュアあるの見た?」と話しかけてきました。手をひかれてリビングから離れて他の部屋に行くと、ホテル並みの洗面台の横に私と同じ背丈の美少女フィギュアが鎮座していました。せっかくなので記念撮影などしていると、誘ってきた男性が飛びついてきました。はいはい。まぁここまでは想定内。

しかし、いくらリビング並みに広いとはいえ、あくまで洗面所。鍵が付いてるわけですよ。閉められる鍵! まさぐられる乳! そして「可愛いよ~あきちゃん~可愛いよ~」と相変わらず名前を間違えたままAV男優ばりに囁いてくる! うおおおおお!! 嫌じゃあー!!! こんなところで姫始めしてられっか!! と「え、無理です、無理無理!!」と抵抗すると、「そっかー、じゃあ先に部屋戻っといて」と特にごねられることなく解放されました。

そのあっさりさも遊び慣れている感……。この後、友達とこそこそと部屋を抜け出して、深夜の六本木の街に繰り出しましたが、特に収穫なし。虚しい夜となりました。いや私、なんか六本木来るたび虚しい思いしてる!!

◎さらに複雑な気持ちになった“神頼み”

そんな感じで年明けから幸先悪く、そもそも2016年も元彼の言動に振り回されたり、好きな人にLINEブロックされたり、推してるバンドマンとは全然繋がれなかったり……いや、もうここには書けないようなことも色々あったんですけど! お正月からテンションだだ下がりになっている私に心優しい友人が素敵な情報を教えてくれました。

「東京大神宮は縁結びに行ったら本当にご利益あるよ!」

いやいや、これまで京都の地主神社も島根の出雲大社も行ったことあるし、そんな話山ほどあるじゃないですか……。と疑っていたのですが、友人いわく「恋人と大喧嘩した翌日に『新しい人に切り替えよう』と御守りを買いに行って携帯に付けた瞬間、謝罪の連絡が来て仲直りしたっていう嘘みたいな話だけど本当なんだって!」と。そもそも恋人おる人の話やんけ……。と思ったのですが、他にも「女4人で東京大神宮に参拝に行ったら、それまでみんな男運が全然なかったのに全員彼氏ができた!」なんて話も聞いたので、これだけ身の回りに実例があるなら行ってみて損はない! とりあえずやっとけ神頼み! というわけで行ってきました。

東京大神宮は、東京でも伊勢神宮にお参りが出来るように、と明治13年に創設された「遥拝殿」です。もともとは日比谷にあり「日比谷大神宮」と呼ばれていた神社ですが、戦後から「東京大神宮」と名前を変えて現在に至るそうです。

伊勢神宮といえば内宮の天照皇大神と外宮の豊受大神ですが、東京大神宮にはさらに造化の三神と呼ばれる天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神が祀られていて、この造化の三神が「結び」に強い働きがあるとされていることと、一般向けの神前結婚式を最初に行った神社であることから、縁結びにご利益のある神社といえばココ! と言われているそうです。

仕事始めのサラリーマンのおじさまたちもちらほらいましたが、やはり圧倒的に女子が多い! 特に御守りの列は女子女子女子。鈴蘭の御守りが可愛いことで有名で、中には10個くらいまとめ買いしていく女の子も!! たまに男性が並んでいてもお土産用らしく「どれを買えば……」と悩んでいる姿も見受けられました。

御守りの他にも、神様に手紙を書く「願い文」や、2つ1組の木札に名前を書いてひとつは納めてひとつは御守りとして持ち帰る「結び札」などがあり、一言で表わすと「女子が喜びそうなポイントが盛りだくさん!」でした。

参拝して御守りを無事ゲットして、少し怖い気もするけどおみくじを……! これまた縁結びのおみくじも可愛らしく、花の絵と香り付きです! 小吉という微妙な結果でしたが「想っている相手に会える」という嬉しい内容だったので良しです。

さらに、縁結びのおみくじだけでは物足りず、恋のお相手となる人の血液型や方角が書かれているという「恋みくじ」も引いたのですが、結果は末吉……! いやいや、まぁ確かに今は残念だから……まぁ後に良くなるならいいよね……? ね? 信じていいよね?

しかし気になるのは、渡される時に助勤巫女さんの手からするんっと私のおみくじが床に落ちていったのを目撃してしまったこと……。もちろん新しいものを渡してくれましたが、何だかあの手からこぼれ落ちる感じが自分の行く末を見ているかのようで……!

パッとしない結果でしたが、運命は自分の手で切り開くものでございます(結局)。今年も頑張りますので、応援よろしくお願いします!

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