「下町ロケット」の記事一覧

「ガウディ計画編」は再生を描いた──『下町ロケット』が掲げた“TBS品質”の矜持

<p> 放送開始前から大きな期待を集めていたドラマ『下町ロケット』(TBS系)だが、12月20日に放送された最終回の視聴率は全10話の中で最も高い22.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。作品の内容も回を追うごとに密度を増し、多くの視聴者を満足させた。ここでは、第6話から第10話までの「ガウディ計画編」を振り返ってみたい。</p>

<p> ドラマ『下町ロケット』は、第1話から第5話までは池井戸潤の小説『下町ロケット』を、第6話から第10話までは同『下町ロケット2 ガウディ計画』を原作としている。全10話のドラマ作品で2冊の小説を原作としているというのも珍しいが、それゆえに毎回密度の濃い内容となった。原作のテーマを換骨奪胎し、絶妙の形で見せていくやり方には、この作品をテレビドラマとして視聴者に届けたいという制作者のプライドを感じずにはいられない。佃製作所が「ロケット品質」を掲げるのなら、この作品は「TBS品質」を掲げたテレビドラマだといえるだろう。</p>

『下町ロケット』は原作から何を足し、何を引いたか……スピード感を得た“21世紀の『水戸黄門』”像

<p> 2015年10月クールの連続ドラマの中で最も注目を浴びている作品といえば、やはり『下町ロケット』(TBS系)になるだろう。原作はご存じ、池井戸潤。『半沢直樹』(同)の大ヒットは記憶に新しいが、ここ最近の地上波だけでも『七つの会議』(NHK総合)、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)、『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)、『民王』(テレビ朝日系)と、ドラマ化が続く。現在の日本のテレビドラマ界は、池井戸なしでは成立し得ないのではないか、と思えるほどだ。</p>

今クールもっともアツいドラマ『下町ロケット』!! ネットでは土屋太鳳の肉感的ボディにも熱視線

※イメージ画像:TBS系ドラマ『下町ロケット』特設サイト内ギャラリーより  初回平均視聴率16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進した連続ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。第2話で17.8%、第3話は18.6%と回を追うごとに数字を伸ばし、ネット上でも大きな…

『下町ロケット』『遺産争族』に高視聴率の期待感 好調な出足の秋ドラマ初回総まとめ

<p> 秋ドラマ(10月期)の初回がすべて放送終了した。</p>

<p> 夏ドラマ(7月期)は軒並み低調で、完全な“夏枯れ”状態。全話平均視聴率が10%を超えたのは、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系/杏主演)、『デスノート』(日本テレビ系/窪田正孝主演)、『恋仲』(フジテレビ系/福士蒼汰主演)の3作だけという悲惨な結果に終わった。しかし、秋ドラマはおおむね好調な出足だ。そこで、本項ではランキング形式で初回を振り返りたい。</p>

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