「21インタビュー」の記事一覧(15 / 15ページ)

イカ天でバンドを辞めた! 震災で怒った! 元ビークル日高央が新バンドを立ち上げたワケとは

<p> テレビアニメ『BECK』(テレビ東京系)の主題歌を担当し、謎の覆面音楽集団として人気を博したBEAT CRUSADERSの日高央(ヒダカトオル)率いるPUNKバンド・THE STARBEMS(ザ・スターベムズ)の新作『VANISHING CITY』(ヴァニッシング・シティ)が、11月12</p>

中国でも『永遠の0』は感動作になっている──『中国のもっとヤバい正体』孫向文を直撃

<p> 言論・表現の自由が制限される中国において、中国本土から自国を批判するという行為はまさに命がけである。中国共産党の反感を買えば、逮捕されることもありうる。だが、それを漫画という手法で実践した人物がいる。彼の名は孫向文。彼の2冊目の著作となる『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)が出版された。</p>

マテンロウ・アントニー×デニス・植野行雄 「若手」高齢化社会の“ハーフ芸人”という番外地

<p> 総勢100名の若手芸人が本気の勝負を繰り広げるよしもと大運動会、通称“ラフスポ”。パンサーら人気若手芸人がファンから黄色い声援を浴びる中、粛々とレポーターの仕事を務めていたのがこの二人。マテンロウ・アントニーとデニス・植野行雄。ハーフ芸人という独自のポジションを得た彼らから見える、現在の若手芸人事情とは――。大運動会に負けず劣らず、熱い戦いがそこにはあった。</p>

「奥さんさえいれば、友達なんていらない」テレビでは見られない“黒蛭子”の極端すぎる人づきあい観

<p> 最近『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)がきっかけで再ブレーク中の蛭子能収。テレビへの出演歴もだいぶ長いのに、いまだに画面の中で異様な雰囲気を放っていて、なんだかモヤモヤした気持ちにさせられます。</p>

<p> そんな蛭子さんが『ひとりぼっちを笑うな』(KADOKAWA)という本を出版した。要は「友達がいなくたって、別にいいだろ」というような内容で。納得できるようなできないような……とにかくテレビでヘラヘラしている蛭子さんとは一線を画した、邪悪な蛭子さんが見え隠れする一冊なのだ。</p>

友好か忠誠か――『レッド・ファミリー』北朝鮮スパイ一家が問いかける“家族の意味” 

<p> 美しい妻、頼りがいのある夫、優しい祖父、かわいい娘。一見、誰もがうらやむ理想的な仲良し家族なのだが、彼らの正体は家族を演じる4人の北朝鮮スパイだ。互いの行動を監視し合いながら、脱北して韓国へ逃げた裏切り者を抹殺する任務を日々遂行していた。<br />
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「流行ってるなら、とりあえず乗っかる!」“渋谷のカリスマ”あっくんの飽くなきミーハー魂

<p> 現在の「渋谷のカリスマ」と呼ばれているあっくんを知っているだろうか?</p>

<p> ギャル界の一大イベントを取り仕切り、109にあるショップ「SBY」をプロデュース。さらには、自らのCDデビュー曲「SHIBUYA PARTY ROCK NIGHT」はYouTubeで70万回以上再生され、iTunes Storeのダンスチャートで1位を記録。最近では、『妖怪ウォッチ』をパロッた「渋谷ヴィブス体操第一」がネットで話題……とスゴイ人なんですが、たぶん「日刊サイゾー」読者はまったく知らないでしょうね。<br />
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キンコン西野が今度は校長に!「僕、世間からは非常に嫌われるんですけど、実は人たらしなんです」

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撮影=後藤秀二

 お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣が仕掛ける新たなイベント『サーカス! – Smile Academic Crazy Unique School -』が9月21日(土)に開催される。これは、大谷ノブ彦(ダイノジ)、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス代表取締役社長兼CEO)、はあちゅう(ブロガー・作家)、倉本美津留(放送作家)、西寺郷太(ミュージシャン・音楽プロデューサー)といったジャンルレスなメンツが講師となり、勉強の面白さを伝えるイベントだとか。そんなイマイチつかめないこの催しの狙いを、校長を務める西野に訊いた。

――そもそも、このイベントをやろうと思ったのは?

西野亮廣(以下、西野) いや、なんか思いついてこんなんやろうかなぁって話してたら、大人の人が動いてくれたっていう感じですね。

――軽いノリで始めたんですね。

西野 いつもそうですよ。飲み屋で話が始まる感じで。僕、学生の頃は勉強ができなかったんですよ。学年でもビリのほうで。不良とか、不登校だったのなら言い訳もつくけど、学校自体は面白くて、毎日ちゃんと通っていたんです。でも、先生の言ってることが、なんもわからなくて。それで、勉強が嫌で吉本に入ったんですけど、そこでダイノジの大谷さんの音楽の話や、マキタスポーツさんのJポップの話、茂木(健一郎)さんの脳科学の話なんかを聞いてたら面白いと思って、家に帰ってからも調べたりするようになったんですよ。これって、勉強じゃないですか。

――確かに、学校以外で聞く専門的な話って面白いですね。

西野 それで、学生の時に、なんでこれができなかったんだろうって考えて。これって、先生のトーク力の差ちゃうかなって。歴史が好きな芸人なんかは、戦国武将のことを「どんな人なの?」ってこっちが聞くと、「SMAPでいうと~」って例えてくれるんですよ。すごい簡単な言葉で通訳してくる。これを、学校の先生は、やってくれなかったんじゃないかなぁって。黒板のほう向いて「何ページから何ページまで読め」って言われたって、全然面白くないじゃないですか。大事なポイントでは声を張るとか、そういう技術を身につけないまま、先生になってしまっていると思うんです。

――芸人さんのトーク力はすごい、と。

西野 芸人はいくら面白いネタ書けても、トークが立たなきゃ表に出られないんですよ。ちっちゃい小屋のオーディションからずっと、おしゃべりを競争して、そっから誰が面白い、どのネタが面白いのかがようやく始まるけど、しゃべれなきゃネタもできない。学校ではそれをやらなかったので、おしゃべりがおもろいヤツが先生やったらええんちゃうかって。

――講師陣は、どんな内容を話す予定なんですか?

西野 ひとり15~20分くらいの持ち時間で、大谷さんだったら音楽、クラウドワークス・吉田さんだったら今の時代の仕事の仕方、はあちゅうちゃんはブログで稼ぐ方法とかですかね。中田は内容を教えてくれないですけど。

――校長も内容を知らない(笑)。

西野 倉本さんも知らないですね。僕が何を話してくれって言わなくても、面白い話をしてくれるから。

――くくりは「面白い話」ってことだけですか?

西野 ゲラゲラ笑える面白さだけじゃないですよ、もちろん。お客さんが興味を持ってくれるような話であれば、お任せって感じです。

――では、西野校長は何をするんですか?

西野 偉そうにしているだけですね(笑)。先生がしゃべった後に、生徒代表みたいな立場で「あれってどういうこと?」とか、質疑応答みたいなのを設けるので、その聞き役になります。

――お客さんのターゲットは、どういった層を想定してるんですか?

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西野 大人ですね。あと、勉強コンプレックスがある人。クラウドワークス・吉田さんのお話なんかは、クリエイターの方が対象になってくると思うんですよ。僕、去年美大でゲスト講師やったんですよ。そこで、生徒さんが400~500人いたんですけど、作品発表するとしたら、個展したり、制作期間中の生活費だったり、画材買ったりと、お金が必要ですよね。そこで「みんな、そのお金をどうやって調達するの?」って聞いたら、やっぱりアルバイトなんですよ。お金ためて、グループでお金出し合って展示するとか、そんなのばっかり。

――まぁ、王道といいますか、定石ですよね。

西野 「そんなんやるよりも、クラウドファンディングで、個展やりたいって発信して、自分の作品見せれば、個展の宣伝にもなるし、作品の宣伝にもなるし、パトロンにリターンとして絵を描けば練習にもなるし、そっちのがバイトやってるよりよくない?」って聞いたら、全員クラウドファンディングを知らなかったんですよ。びっくりして、先生にも「なんで教えないんですか?」って聞いたら、先生たちもクラウドファンディングを知らない!

――ちょっと意外ですね。発表の場が限られていると。

西野 先生も知らないから、教えようがないんですよ。それで「ここで嫌われても構わないから、耳の痛い話をしてやろう」と思って、「美大の先生が(クラウドファンディングを利用した作品の発表を)実践できてたら、美大の先生になっていない。美大の先生は、絵で飯を食ってく方法を知らないから先生になっているんだ」とまで言いました。まぁ、後でめちゃくちゃ怒られましたけど(笑)。美大はもちろん、いいところですよ、技術は学べるし、お互い切磋琢磨できる。ただ、その後の生き方を教えてくれないんです。

――今回の『サーカス!』は、その生き方も学べる、と。

西野 ここに出てくれる人って、極端な生き方をしてるじゃないですか。そういう人って、社会のレールからちょっとはみ出してるんで、その中でなんとか生きようとして、すごい知恵を身につけているんですよ。友達にホームレスがいるんですけど……。

――ホームレスにまで交友関係を広めている(笑)。

西野 その彼がどうやってお金を調達するかっていうと、浅草寺なんかで煙を浴びるところがあるじゃないですか。その器のところに、五円玉を置くんですって。そしたら後に来た人は「ここにお金置くんだ」と思って、そこが小銭だらけになるんですよ。そこをごそっと頂くと。道徳的に良いか悪いかはさておき、こんなことって思いつかないじゃないですか! やるやらないは別にして、極限状態で絞った知恵や生き方を教えたいんですよ。

――空き缶集めるくらいしか、思いつかないですもんね。

西野 ホームレスは本当にすごい。そういったレールからちょっとはみ出した人から、いろいろ学んでほしいですね。

――講師の方を奇人変人扱いしてますけど、我々から見たら、西野さんもそっちの人に入ってますよ。

西野 だはは(笑)。僕、世間からは非常に嫌われるんですけど、実は人たらしなんですよ。そっちの人たちの懐に入ったり、口説いたりするのがうまいんです。

――それは、どこで身につけた技術なんですか?

西野 僕は大阪の新世界に住んでたんですけど、20~21歳くらいの頃は、本当にお金がなくて。でも毎日酒を飲みたいんで、新世界の居酒屋に片っ端から入って、怖そうな人の横に座って、しゃべって、話を聞いて、仲良くなったら頃合い見計らって「実は僕、今日ほんとにお金がなくて、おごってもらっていいですか?」って毎日やってました。新世界って変な奴ばっかだし、ヤバい奴らもいっぱいいて、そういう人を丸め込むことで、生きていく技術を身につけてきたんです。

――十分、講師としてやっていけますね。でも、ますます西野さんの本職はなんなのか、わかんなくなりますね。

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西野 (笑)。めっちゃ言われるんですよ! 絵本を描いたら「芸人のくせに」って言われる。でも、これは参加人数の違いでしかないなって思っていて。芸人がグルメ番組に出て、コメントしても、「芸人のくせに」とは言われない。なぜなら、ここに参加している人数が多いから、これも芸人の仕事にカテゴライズされてるんですよ。絵本描いている芸人が少ないから、芸人の仕事として認められていない。もし、100人の芸人が絵本を描いていて、グルメがひとりだったら、芸人のくせにって言われるはグルメのほうだと思うんですよね。それで、もし現実にそうなったら、僕はグルメのほうに行くんですよ。自分しかやってないことやりたいと思うから、必然的に「芸人のくせに」ってなることばっかりなんですよね。

――だから周りから「西野がまた~」って言われると思うんですけど、それに対しては何か思うところはありますか?

西野 なんとも思わないですよ。誰かが僕のことをなんか言ってても、それはその人の課題であって、僕がその人に何かする気もないし、時間を割くつもりもないですから。時々、Twitterが炎上して、「Twiiterやめます」っていうタレントさんいるけど、アホちゃうかなって。タイムライン見なかったらいいんやから。わざわざそこにチャンネル合わせて傷ついてる暇があったら、もっと自分のために時間使ったらいいのにって思いますね。

――では、SNS全盛期の時代の生き抜き方の講師として、ぜひ。

西野 教えますけど、嫌われますよ(笑)。でも、毎日は楽しくなりますよ。仲がいいスタッフや芸人を集めて、「次はあれしよう! あれ? 失敗した! じゃあ、次はこっちだ!」って、毎日楽しいですから。『サーカス!』は、そんな楽しさを教えたいですね!
(取材・文=高橋ダイスケ)

●『サーカス! – Smile Academic Crazy Unique School -』
≪日時≫9月21日(日)17:30開場 18:00開校(20:00閉校予定)
≪場所≫品川プリンスホテル クラブeX

≪出演者≫
校長:西野亮廣(キングコング)
講師:大谷ノブ彦(ダイノジ)、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス代表取締役社長兼CEO)、はあちゅう(ブロガー・作家)、倉本美津留
(放送作家)、西寺郷太(ミュージシャン・音楽プロデューサー)

≪チケット料金≫
前売:一般席3,800円 ソファ席4,500円
当日:一般席4,300円 ソファ席5,000円

≪チケット購入≫
チケットよしもと:http://urx.nu/bfkC> 0570-550-100、Yコード【100867】
ローソンチケット:http://urx.nu/bfmi> 0570-084-003、Lコード【39921】
チケットぴあ:http://urx.nu/bfmG> 0570-02-9999、Pコード【439-229】

年間8本ペースで撮り続ける天才監督かく語りき。「ホン読みコンテなし。現場で奇跡の瞬間を収める」

<p> 夜ごとレンタルビデオ店に通う楽しみのひとつに、城定秀夫監督作品を探し出すことがある。日本アカデミー賞に呼ばれるような有名キャストは出てこないが、『デコトラ・ギャル奈美』(08)や『本当にあったエロい話』(09)などレンタルビデオ店の片隅に佇む城定作品には笑いとエロスがいっぱい詰まっている。そして見終わると、思わずホロッとしてしまう。「こんな低予算映画に、まさかグッとくるなんて……」と毎回のように城定作品には驚かされてしまう。ささくれた都市生活者の心をじんわりさせてくれる温かみがあるのだ。</p>

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