「44じゃまおくんのザオリク的マンガ読み」の記事一覧

5日間の出張のはずが……ジャパニーズサラリーマンの悲哀を描く『僕らはみんな生きている』

<p> GWという絶好の海外旅行シーズンを前に、旅行業界に激震が走りました。そう、格安旅行会社「てるみくらぶ」の経営破綻です。特に衝撃なのは、現在海外に渡航中の旅行者が自力で帰ってこなければいけないという、文字通りの片道切符状態。これはさすがに前代未聞でしょう。</p>

<p> ところで、行ったが最後、お国に帰れないワンウェイチケットなマンガといえば『僕らはみんな生きている』。ほんの5日間の海外出張だったはずが、テロに巻き込まれ、マラリアに感染し、パスポートを盗まれ……など、あらゆる災厄が降りかかり、帰国不可能になってしまった悲惨なジャパニーズサラリーマンの物語です。</p>

マツコも愛した、バブル臭ムンムンのセクシーダイナマイト女教師マンガ『イオナ』

<p> 先日『マツコの知らない世界』(TBS系)を見ていたら、普段全然マンガを読まないというマツコ・デラックスが、学生時代に読んでいた数少ないマンガとして『イオナ』を挙げていました。バブル期を象徴するグンバツなバディのイケイケなナオンが登場する女教師マンガ、それが『イオナ』です。あらためて読んでみると、とんでもなくブッ飛んでいたので、本日はこちらをご紹介しましょう。</p>

<p>『イオナ』は「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に1990~93年まで連載されていた、澤井健先生の作品。当時は、スピリッツ誌面上で「ミス・イオナコンテスト」が開催されるほどの人気作でした。</p>

“怪物”と呼ばれた漫画家の軌跡……谷口ジロー版まんが道『冬の動物園』

<p> 2月11日、谷口ジロー先生が逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。一昨年『孤独のグルメ2』発売記念イベントに出演させていただいた際、関係者の方から谷口先生の体調があまりよろしくないという話を聞いておりました。いつかまた元気になって『孤独のグルメ』の新作を描いていただけるものと思っていましたが……。</p>

<p> フランスの芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受章するなど、海外でも評価が高かった谷口先生ですが、近年の代表作としては『孤独のグルメ』『「坊っちゃん」の時代』といった作品が語られることが多いです。実際、僕も『孤独のグルメ』をきっかけとして谷口先生の作品を読むようになったのですが、ハードな作風の『事件屋稼業』『餓狼伝』『神々の山嶺』、あるいは動物をテーマとした『犬を飼う』『シートン』などの作品に思い入れがある人も多いことでしょう。</p>

まるで井之頭五郎の老後……? 谷口ジロー作画の『センセイの鞄』がいい味すぎる!

<p> 自分より、ひと回りもふた回りも年下の恋人ができる。ほとんどの男性にとって、憧れのシチュエーションですよね。「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されている『恋は雨上がりのように』は、17歳の美少女が、さえない45歳のバツイチ子持ちファミレス店長を好きになってしまうという年の差恋愛を描く作品で、僕らのようなアラフォー世代をキュンキュンさせてくれます。</p>

<p> しかし文学の世界には、この『恋は雨上がりのように』をも超越する、ハイレベルな年の差恋愛の世界があります。それが『センセイの鞄』という作品。70歳近いおじいさんと、30代後半独身女性の恋を描く本作。それも、加藤茶クラスの大物芸能人の話などではなく、ごく普通の教師と教え子の関係です。</p>

もしも、国がクイズによって統治されたら……衝撃のディストピアマンガ『国民クイズ』

<p> もしも、あらゆることがクイズによって決まる、クイズ至上主義の世界があったなら、あなたはどうしますか? エンタメ感にあふれ、戦争もない、ほのぼのした世界――。ちょっと住んでみたいと思いませんか?</p>

<p> 今回ご紹介するマンガ『国民クイズ』はまさに、もし日本がクイズで統治される国になってしまったら……という世界を描いた作品。</p>

<p> 舞台は、世界一の経済大国であり、軍事大国になった近未来の日本。民主主義を捨て、国民クイズ体制に移行してイケイケになった日本には、もはやアメリカも中国も、国連すらも逆らうことができないのです。</p>

正体不明の老人がバシバシお悩み解決! 異色のグルメ漫画『デパ地下!』

<p>「デパ地下で 試食しすぎて 出禁かな」(デパ地下川柳)</p>

<p> みなさんは最近、デパ地下に行ってますか? 特に週末になると、デパートのお総菜コーナーってにぎわいますよね。さらに催事場では「北海道うまいもの展」だの「駅弁祭り」だの「ご当地グルメ選手権」だのといった物産展がしょっちゅう開催されて、とんでもない行列ができますし、景気のよくない話が多いデパート業界にあって、いまだにグルメだけは勢いがあるのですが、そこにはデパート担当者の並々ならぬ苦労があるわけで……。</p>

<p> そんなわけで、今回は読むだけでデパ地下ビジネスの秘密がわかる……かもしれないマンガをご紹介したいと思います。その名も『デパ地下!』 。</p>

テレビ業界の闇を描きすぎ!? 女子アナ実態暴露マンガ『女子アナ七瀬』

<p> 天使のようなルックスに、ほとばしる知性。一般男子が憧れても、決して手が届かない……。女子アナといえば、そんな魅惑の存在です。</p>

<p> 華々しい職業の代表格である女子アナですが、決してきれいな部分だけではありません。番組プロデューサーへの枕営業、ライバル女子アナ同士のドロドロした確執、取材先のスポーツ選手とデキちゃったり、パパラッチにパンチラ撮られたり……と、女子アナの生々しい生態をリアルに描いた作品があります。その名も『女子アナ七瀬』というマンガです。</p>

『逃げ恥』だけじゃない! 読めば読むほど煩悩が蓄積する「童貞マンガ」特集

<p> 2016年もいよいよ年の瀬ですが、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)というドラマがとんでもなく話題になりましたね。海野つなみ先生による同名マンガが原作となるこのドラマは、ガッキーこと新垣結衣主演の契約結婚をテーマにした作品です。</p>

<p> 特筆すべきは、星野源演じる津崎平匡が36歳にして童貞。さらに、石田ゆり子演じる土屋百合は50代にして処女という、かつてないほどに高齢童貞&処女がクールな存在として持ち上げられている、まさに“神ってる”作品なのです。</p>

<p> そんなわけで今回は、30代童貞がちょっとカッコイイものとなりつつある、この『逃げ恥』ブームに乗じて、「恋ダンス」はないが「濃い童貞」が出てくる、ガッキーはいないがエロガキならいる、そんな世界を描く珠玉の「童貞マンガ」をご紹介したいと思います。</p>

トランプもビックリ!? 「もし日本に大統領がいたら……」な過激マンガ『日本国大統領 桜坂満太郎』

<p> 11月8日に行われた米国大統領選でまさかのドナルド・トランプ氏が当選し、第45代大統領に就任することになりました。世界中が一斉にズコー! ってなった、歴史的な瞬間でしたね。いずれにせよ、日本にとっては相手がトランプだろうが、花札だろうが、ご機嫌を取っておかなきゃいけないのがつらいところです。</p>

<p> ところで、アメリカに限らず、良くも悪くも世界で話題を巻き起こすヤツらって、やっぱり大統領なんですよ。フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領しかり、韓国の朴槿恵大統領しかりです。実際、飲み会でも「よっ、大統領!」とはよく言いますが、「よっ、首相!」とか「よっ、総理大臣!」とかはあんまり言わないですよね。首相だと、なんか今ひとつパンチが弱いんでしょうか。</p>

見た目も性格もブスなのに、気になって仕方ない!『トモちゃんはすごいブス』

<p>「ジャケ買い」という言葉があります。予備知識なしで、CDのジャケットや本の表紙を見ただけで買ってしまうというアレですが、今回は思わず「タイトル買い」してしまいたくなる作品をご紹介しましょう。</p>

<p> その名も『トモちゃんはすごいブス』。ものすごくストレートに女子を誹謗していますね。こんなタイトルなのに、単行本の表紙が美少女というところもミステリアス。一体どんなドブスが出てくるのか、気になって気になって、悩んだ挙げ句げに、つい手に取ってしまう……そんな作品です。<br />
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