「真田丸」の記事一覧

長澤まさみ『真田丸』の“貞淑キャラ”で下ネタ好きイメージを払拭! 今年、再ブレークへ?

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 昨年放送された堺雅人主演のNHK大河ドラマ『真田丸』全50回の平均は、16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。

「最終回の放送があった先月18日は、裏の日本テレビ系で『FIFAクラブワールドカップジャパン2016決勝』が放送され、平均視聴率26.8%と高視聴率だったことから、『真田丸』がかなり食われたのは間違いない。とはいえ、期間平均16%超えは2011年の『江~姫たちの戦国~』の17.7%以来5年ぶりで、大河再興を印象付けました」(テレビ誌ライター)

「真田丸ロス」に陥っている視聴者も多い中、今回の大河で“タナボタ”となったのが、堺演じる真田幸村の幼なじみ・きりを演じた長澤まさみだという。

「同11日放送のラストでは、豊臣方と家康との最終決戦を前に最後の使命をきりに託す場面で、死を覚悟した幸村がきりを抱き寄せ、抱擁。きりがキスされながら『遅い、せめて10年前に。あの頃が私一番キレイだったんですから!』と、もごもごと文句を言いながらも、きりの長い恋がやっと報われる場面に感動した人が続出しました」(テレビ関係者)

 長澤といえば、これまで数々の浮名を流し、「肉食」「自由奔放」のイメージが強かった。酔うと下ネタに走る姿もたびたび報じられており、ここ数年は話題になるのも“豊満なバスト”ばかり。

「ところが今回きりを好演したことで、“貞淑”なキャラが定着。一気にイメージ回復となりました。すでに、民放各局からオファーが殺到している状況です。とりわけ、フジテレビが熱心に月9ヒロインのオファーをしているといいますが、近年は大コケ続きの枠ですから長澤サイドが受けるかどうか。それよりも、4月以降の日本テレビの水10での主演、もしくはヒロインが有力視されています」(同)

 今年は、長澤の再ブレークが期待できそうだ。

『真田丸』高梨内記役の俳優・中原丈雄「ネクストブレイクおじさん」の意外な素顔

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NHK『真田丸』番組サイトより

「今やネクストブレイクおじさん俳優のひとりといってもいいんじゃないでしょうか。今までも名脇役として活躍してましたが『真田丸』で一般的にも知名度が上がりましたし、三谷さんもお気に入りのようですから、今後ますます露出が増えることは間違いないですね」(NHK関係者)

 現在放送中の大河ドラマ『真田丸』で、堺雅人演じる真田幸村と共に『大坂の陣』を戦っている高梨内記を演じている中原丈雄。

「同じく『真田丸』に出演していた名脇役の小日向文世さんや遠藤憲一さんより年齢はいってるのですが、やはりギャラが2人に比べて安いのか、低予算の映画などではほとんど中原さんが役を持っていくそうです。ギャラは1話30万くらいだと聞いています。あまり役を選ばないので、手広く仕事をしている印象ですね」(映画関係者)

 以前からNHKの朝ドラや大河、水戸黄門シリーズ、人気作品の『ドクターX』(テレビ朝日系)など、さまざまな作品に出ていたが、今回のように目立った印象は残していなかった。

「それが今や『山崎製パン』のCMをやったり、今回の『真田丸』のように前面に出てくるようになってきましたね。中原さんは本田博太郎やでんでんと競合ですが、2人に比べて顔がいいので昔イケメンだったとかそういう役だと、今後は必ず中原さんになりそうですよ。あと、彼は絵も上手ですしバンドもやってたり、地方で講演をするなど話も上手なんです。まだまだ隠された魅力が多い俳優さんだと思うので、今回の大河をきっかけに大ブレイクする可能性はありますよ」(芸能事務所関係者)

 ここにも、三谷効果ということか。

『真田丸』佳境に入った堺雅人、次作は『鎌倉ものがたり』実写映画で主演へ

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「物語は、ついにクライマックスの戦い『大坂の陣』に突入しました。すでにクランクアップして打ち上げも終わっているので、出演者の方々も一視聴者として楽しんでいるようですよ。そんな中、主演の堺雅人さんは早くも次の作品に向けて動きだしたようです」(NHK関係者)

 堺雅人主演のNHK大河ドラマ『真田丸』の第45回『完封』が13日に放送され、平均視聴率は15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

「堺さんはこの作品で、俳優としての評価を一層高めたんじゃないでしょうか。そんな彼が次の作品に選んだのは映画です。今までいろいろな映画賞を取っていますが、やはり日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を狙いにいったんでしょうね。この作品を選んだということは、間違いなくそうだと思いますよ」(映画関係者)

 その堺が次に選んだ作品というのが、あの『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの原作者・西岸良平の『鎌倉ものがたり』実写化作品だという。

「当然、監督は山崎貴さんで、スタッフは『ALWAYS 三丁目の夕日』のメンバーです。相手役には、NHK朝ドラで主演を務めた高畑充希さんがキャスティングされています。同時期にNHKで主演を張っていた同士の共演はまれですし、話題性は十分。撮影は来年の1月から3月までと、かなりの長期間で挑みます。公開は再来年になると思いますが、堺さん自身、映画は3年ぶりになりますし、『真田丸』の次に選んだ作品ですからね。当然、期待も高くなりますよ。これで賞を総ナメするようなことがあれば、しばらくは堺雅人の時代になるでしょうね」(芸能事務所関係者)

 幸村で逃した天下を取ることができるか――。

『真田丸』打ち上げに三谷幸喜欠席でも結束は固い!? スピンオフ制作の動きも

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NHK『真田丸』番組サイトより

「三谷さんの欠席は『新選組!』のときもそうでしたからね。知らない人は驚いたと思いますが、三谷さんを知る人は、特段驚かなかったですよ」(NHK関係者)

 10月31日、大河ドラマ『真田丸』の打ち上げが東京・都内のホテルで行われた。主演の堺雅人をはじめ、大泉洋、小日向文世、鈴木京香、竹内結子ら錚々たる面々が集まっていたが、高視聴率の立役者のひとりである脚本家の三谷幸喜は欠席していた。

「乾杯のあと、プロデューサーが『三谷さんから手紙を預かってきましたので、代読します。“ボルダリングでケガしたため、欠席します”とのことです』そう言った瞬間に、会場は笑いの渦に包まれていました」(芸能事務所関係者)

 それを受けて、大泉洋も挨拶で、

「『あいつは、なんで欠席してるんだ!』って、笑いながら言ってましたね。最後は『次は、主役でお願いします!』と相変わらずの“大泉節”で会場を沸かせてました」(番組スタッフ)

 興奮冷めやらぬ中で行われた二次会では、この日に40歳になる山本耕史のサプライズバースデーパーティーも行われた。

「ケーキは、石田三成の上司役の豊臣秀吉を演じた小日向文世さんが渡していました。山本さんも知らなかったので、かなりビックリしてましたね。山本さんも『来年生まれてくる子どものために、これからも頑張ります!』と、ベロベロに酔っぱらいながらも挨拶してました」(同)

 とにかく“三谷組”経験者の多い現場とあって、かなり仲の良い現場だったという。

「結局、この日は朝の5時くらいまで飲んでいたそうです。撮影の終盤になると順番にクランクアップを迎えるのですが、誰が音頭を取るわけでもなく、自分の撮影がなくて仕事が入ってない人は、ほとんど集まってサプライズで花束を渡したりしてましたね。『新選組!』のときは土方歳三でスピンオフが作られたのですが、今作も似たような動きがありそうです。まだ確定はしていないのですが、物語はたくさん伏線を残して進行しているので、三谷さんはそれをスピンオフで回収するんじゃないかっていわれています」(同)

 大団円までもう少しだが、記録だけでなく記憶にも残る作品になりそうだ。

1話当たり500万円の削減で……『真田丸』ショボすぎる合戦シーンの裏事情とは?

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NHK『真田丸』

「真田の生き残りを賭けた大勝負が始まった」

 有働由美子アナウンサーのこんなナレーションに期待が膨らんだNHK大河ドラマ『真田丸』第36話で描かれた関ヶ原の戦いが、「ショボすぎる」と波紋を広げている。

 番組終盤には、再び有働アナの「9月15日、石田三成率いる8万の軍勢は関ヶ原に陣を張った」「対する徳川家康軍は9万。天下分け目の大戦が今、始まろうとしている」とのナレーションが入り、視聴者は固唾(かたず)をのんだ。

 いよいよ合戦が始まるのかと思いきや、次のシーンは第二次上田合戦で徳川軍を退けた真田軍の祝宴シーンに移り、そこへ佐助(藤井隆)が現れ、真田昌幸(草刈正雄)や信繁(堺雅人)らに関ヶ原の戦いの結果を報告し、放送は終了。関ヶ原は? 第二次上田合戦は? と視聴者の目が点になった。

「2シーン合わせて50秒ほど。合戦シーンは皆無でしたから、さすがにひどかったですね。採算度外視ですごいシーンを見せるのがNHKの強みだったはずですが、エキストラをケチりすぎているのでは? 第一次上田合戦も村同士の小競り合いにしか見えなかったので、嫌な予感はしていました」(テレビ誌ライター)

「大谷刑部様はお討ち死に」と伝えられた、大谷刑部を演じた片岡愛之助も「ロケを楽しみにしていたのですが、台本を受け取ってこれで終わり? とビックリしました。衝撃的でしたね」と話すほど。

 あまりにショボすぎる『真田丸』の裏事情を、NHK関係者がこう明かす。

「2005年の大河『義経』では約32億円あった制作費も、06年以降は削られ、現在は30億円ほど。10年前に比べると1話当たり500万円ほど削減されていますが、その予算のほとんはが衣装やセットに消えます。さすがに、クライマックスの『大坂の陣』では合戦シーンをやらないわけにはいかないので、それまでの合戦は小規模、もしくはカットするしかなかった。現在は8Kシステムで撮影しているため、ハイビジョン撮影以前のように、昔撮影された合戦映像を使い回すこともできない。新たに撮影しなければなりませんから」

「勝負」のタイトルにしては肩透かし感の否めなかった『真田丸』。ひょっとして、「大坂の陣」も合戦シーンなしだったりして!?

『真田丸』絶好調も、三谷幸喜が「二度と起用しない」と“絶縁宣言”した大物俳優とは?

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「間もなく物語は佳境に差し掛かりますが、視聴率も右肩上がりになるのではないかと期待されています。これもひとえに、三谷さんの脚本の出来が素晴らしかったということでしょう」(NHK関係者)

 現在放送中の大河ドラマ『真田丸』の評判が、うなぎ上りだ。視聴率もさることながら、登場人物の描き方が秀逸だともっぱらだ。

「もともと三谷さんは当て書きが得意ですから、役者さんたちの特色がよく表れているのではないでしょうか。また、『三谷組』と呼ばれる気心の知れた役者さんたちを多く配置することで、三谷さんのイメージを具現化しやすくしている面もありそうですね」(テレビ局関係者)

 基本的に三谷は、一度起用して気に入った役者は何度も起用する。

「そんな中で、三谷さんが『あいつは二度と起用しない!』と“絶縁宣言”した大御所俳優がいるんです。それが、鹿賀丈史さんなんです」(芸能事務所関係者)

 鹿賀といえば、1993年に放送された三谷脚本のドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)に出演し、翌年には人気作品『古畑任三郎』(同)に『振り返れば~』の医師役で登場し、犯人に扮した。

「そんな2人が仲たがいすることになったのが、2002年の舞台『You Are The Top~今宵の君~』なんです。表向きは、鹿賀さんの体調不良が原因で降板、ということになっていますが、実はセリフをほとんど覚えていなかったそうなんです。それで三谷さんも激怒して『もう二度と使わない!』と言っているとか。そんなこともあってか、鹿賀さんは最近、ギャラを下げるなどして、ほかの仕事を確保しているそうですよ」(舞台関係者)

 鹿賀は、9月30日に放送される松下奈緒主演『湊かなえ×TBS ドラマ特別企画 往復書簡~十五年後の補習』で、ドラマオリジナルキャラクターの刑事役を演じるというが――。

「TBSによると、以前に比べて相当ギャラは下げたみたいですよ。本来なら、『真田丸』に出ていてもおかしくない俳優さんなんですけどね」(同)

 そろそろ、三谷作品で見たいものだが――。

“当て書きの達人”三谷幸喜が、ひそかに込めた『真田丸』での“高畑淳子イジリ”とは――

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 好調のNHK大河ドラマ『真田丸』が、業界関係者の間で再び脚光を浴びている。

 同ドラマには、強姦致傷事件で逮捕された高畑裕太容疑者の母・高畑淳子が真田信繁(堺雅人)の母親・薫(山手殿)役で出演。裕太容疑者をめぐっては、実の父親が、テレビ朝日系『相棒』シリーズにも出演していたシブ系俳優・大谷亮介だったことが公表されたばかりだった。

 事件によって出生の秘密がバレてしまったわけだが、実は『真田丸』では、高畑演じる薫の出自をめぐり、似たような展開になっているのだ。

 当初、京の公家・菊亭晴季の娘という出自で真田家に嫁いだとされる薫だが、実はそれは自分に箔をつけるためのウソで、本当の父親はまったくの別人だった。単なる偶然? これが一般の脚本家だったら、そうなるだろう。だが、今作の脚本はひとクセもふたクセもある三谷幸喜によるもの。

「三谷さんは、実際の俳優のキャラクターに役柄を当てはめる“当て書き”のプロ。例えば、世間ではお調子者キャラで通っている大泉洋さんを、気配りしすぎて心労の絶えない信繁の兄・信之役に起用した。実は素の大泉さんも気配りの人で、ストイックなことで有名。そう考えると、高畑さんの設定は三谷流の“出自イジリ”なのかもしれません。事実、高畑さんの息子(裕太容疑者)の父親が2番目の夫でないことは、演劇業界では知られた話でしたからね」(テレビ関係者)

 業界向けの“遊び心”を入れるのが三谷流だが、今回は事件のせいで、それらすべてが皮肉に変わってしまったようだ。

高畑裕太容疑者逮捕で向井理主演の大作映画“お蔵”危機! 真野恵里菜主演『青の帰り道』も幻に

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「高畑裕太 (@yutatakahata)・Instagram」より

 強姦致傷容疑で逮捕された人気俳優の高畑裕太容疑者。収録済みの複数のバラエティ番組は放送内容を差し替え、『24時間テレビ』(日本テレビ系)内のスペシャルドラマや、レギュラーを務めていた連ドラは再撮に。NHK大河ドラマ『真田丸』で予定されていた高畑淳子との親子共演も消滅し、各局に大混乱を招いている。

 そんな不穏な余波は、映画界にも。最も甚大な被害を被っているのが、来年6月公開予定の深川栄洋監督の戦争・時代モノ『何日君再来(仮)』。向井理や尾野真千子らが出演する大作で、今春に撮り終えている。

「撮影は、主演クラス揃いの豪華キャスト陣に加え、エキストラも大勢参加。裕太容疑者がチョイ役であれば、CGで“いなかったこと”にできますが、よりによって重要な役柄。監督や共演者のスケジュール調整は至難のわざで、撮り直すにも、一体いつになることやら。公開延期で済めばいいが、最悪、お蔵入りの可能性も。当然、海外の映画祭にも出品予定だったでしょうから、その損害は計り知れない」(制作会社関係者)

 公開を今秋に控える広瀬アリス主演映画『L-エル-』にも、裕太容疑者は6番手で出演。配給の東宝は「対応を協議中」としており、公開延期も否めない状況だ。

 また、逮捕時に撮影していた真野恵里菜主演『青の帰り道』は、事件により撮影が中止に。8月中旬には、ライブハウスや葬儀場などで撮影が行われていたようだが、スタッフチームはすでに解散しており、「予算の都合上、お蔵入りしそう」(同)だという。

「裕太容疑者が出演していたCMの違約金なども合わせると、彼に降りかかる賠償額は億単位とも。淳子は現在、都心の一等地に家族で住むための新居を建築中のようですから、そこを売却して充てる可能性も」(芸能記者)

 淳子サイドは、謝罪会見を開いた理由を「各方面に大きなご迷惑をおかけしたため」と説明したが、その“迷惑”は想像以上のスケールだったようだ。

黒木華が“大女優病”でオファー激減中!? 第2の宮崎あおいに……

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『黒木華写真集 映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」より』(リトル・モア)

 女優の黒木華が、またぞろ“大女優病”にかかり、出演オファーが激減しているという。

 最近では主演ドラマ『重版出来!』(TBS系)が大コケ、先日発売した写真集も、初週の売り上げがまさかの389部と、赤っ恥をかいている。

「『重版出来!』は、もともと能年玲奈に決まっていたものが、移籍のゴタゴタでご破算になり、有村架純にも断られてお鉢が回ってきた。写真集に至っては、購入した人の8割が関係者だったと、もっぱらです。しかし、それでも本人はいまや大女優然としていて、肌の露出どころか、スカートの丈は膝上NG。脚本にキスシーンやベッドシーンがあれば、一発でアウトです」(テレビ関係者)

 今年出演したNHK大河ドラマ『真田丸』でも、共演者の長澤まさみにライバル心をむき出し。その高飛車な態度は、現場スタッフが困惑するほどだったという。

「撮影現場に呼び込む際にも、どちらを先にするか、どちらの控室を入り口近くに置くか、お弁当に呼ぶ順番はどちらからにするか、その都度ピリピリさせられていたといいます。長澤が優先されようものなら、露骨に不機嫌になっていたとか。作中で黒木が予定より早く死ぬことになったのも、長澤サイドの圧力だったとウワサが立ったほどです」(芸能記者)

“大女優病”といえば、宮崎あおいが08年に大河ドラマ『篤姫』がヒットして以降、NHKと映画にしか出なくなったことがあった。

「V6岡田准一との不貞疑惑で、一時期失速したものの、その後、朝ドラ『あさが来た』で再ブレークし、株を上げた。しかし、1本300万円の破格のギャラを提示されても、民放ドラマにはかたくなに出ようとしません。いま業界では、黒木が『第2の宮崎』になるのではと、危惧する声が上がっています」(前出・テレビ関係者)

 写真集発売時にはさんざん「需要がない」と叩かれただけに、黒木には「濡れ場」も辞さない大胆な方向転換が求められそうだ。

『真田丸』脚本の三谷幸喜、大スランプで得意の「法廷もの」「犯人探し」頼みに?

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『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)とNHK大河ドラマ『真田丸』が、熾烈な視聴率争いを繰り広げている。

「小日向文世が豊臣秀吉役を好演していることで、現在は『真田丸』が優勢です。しかし『イッテQ』は日テレの看板番組だけに、後塵を拝し続けるわけにはいかない。過去に“命の危険がある”として断念したイモトアヤコのエベレスト登頂計画を復活させる案も出るなど、再逆転に躍起となっています」(テレビ関係者)

 一方の『真田丸』は視聴率16~18%台と安定した数字を残しているが、この勢いのまま『イッテQ』に差をつけ、20%に乗せたいところ。ところが、ここにきて、脚本を務める三谷幸喜が“スランプ”に陥っているという。

「脚本の筆が進まず、いつもギリギリになって上がる状況が続いています。そのため、自分の“得意技”頼みとなり、過去の三谷作品で見たことがあるような話ばかりが目立ちます」(テレビ関係者)

 三谷がこれまで得意としてきた脚本といえば、「裁判」と「犯人探し」だ。実際、最近の『真田丸』にも、この要素がふんだんに盛り込まれている。

 第22回では、北条氏政(高嶋政伸)の上洛の条件である沼田城をめぐって、真田信繁(堺雅人)が秀吉の前で北条方や徳川方と議論する「沼田裁定」を、法廷劇としてエンタテインメントに仕立てている。

 また第20回では、茶々が懐妊した直後に「本当に秀吉の子なのか?」と揶揄する落書きが書かれ、犯人探しを信繁がすることに。落書きが壁の高いところに書かれていたため、はじごを使ったと推測した信繁は、事件当日にケガをして早めに帰った尾藤道休を怪しいとにらみ……という話だった。

「堺雅人も『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)で法廷物のイメージが強いですが、三谷はそれより前に映画『ステキな金縛り』や舞台『12人の優しい日本人』など、数々の法廷・裁判映画の名作を生み出してきました。三谷ファンが多い若い世代は、また法廷ものかと気づくのでしょうが、大河ドラマの視聴者は50~70代がメインで三谷の過去作品を見ていない人が多いため、逆に新鮮に感じるようです」(同)

 ハイレベルな戦いで、日曜の夜を盛り上げてもらいたいものだ。

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